マジャールソヴァートとセーク
マジャールソヴァートとセークは、どちらもルーマニアのトランシルヴァニア地方にあるクルジュ県の県都、クルジュ=ナポカ(ハンガリー語ではコロジュヴァール)に近いハンガリー人の多い町でした。地図で見る限り、かなり近いようです。「エチェル村の結婚式」の「セークの音楽」の解説にあった通り、セークは最も古く伝統的なハンガリー音楽が残る場所として知られていました。マジャールソヴァートは、サローキ・アーギの歌っていた5音音階の追分のような民謡のコブシを聞く限り、更に古そうなイメージもあります。
前に地元の老婦人から歌を教わっていると思しき映像を上げたことがありましたが、あの時の映像がマジャールソヴァートかセークでのものだったのかも知れません。現代の歌い手の歌唱と違って、音程や音階の不明瞭な感じがあって(ただし下手と言うのとは全く違います)、そこが味わい深さの秘密でしょうか。サローキ・アーギは、お婆ちゃんの歌を聞きながら、お菓子?を頬張っていました(笑)
今日の一本目は、1962年のマジャールソヴァートでの映像です。2本目もかなり古そうな伝統音楽と舞踊の1時間を越える映像です。この町、ルーマニア語ではコムナ・スワトゥと呼ばれるようです。
Magyarszovát 1962
Magyarszovát
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