イシュテネム(我が神よ)で始まる女性独唱3曲
イシュテネムと言うハンガリー語は「我が神よ」の意味でしたが、この語が入る歌を今週の番組でたまたま2曲選んでいました。スヴォラク・カティとマルタ・セバスチャンの歌唱と、3本目はヘルツク・アーグネシュの映像です。スヴォラク・カティの歌のように、他の2曲もセーケイ人の民謡かどうかは不明ですが、どこか似て聞こえます。スヴォラク・カティの歌唱に出てくる映像が「ランプの明かりで刺繍をする女性を男性が見守っていると思しきジャケットが大変印象的で、そこにファビアン・エヴァの独唱が合わさってトランシルヴァニアのフォークロアな雰囲気を表現していたと思います。」と解説を入れた仏Adda系列のfonti musicaliのErdelye Nepzeneのジャケットです。(以下放送原稿を再度)
マルタ・セバスチャンに次ぐほど有名な、スロヴァキアのハンガリー系女性民謡歌手スヴォラーク・カティがフルヤの伴奏で歌っている12曲目は、トランシルヴァニア東部のハンガリー系少数民族セーケイ人の民謡です。セーケイ人の起源は諸説あり、アッティラが率いたフン族の子孫というのが広く知られていたりしました。またブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」において、ドラキュラ伯爵はトランシルバニアのセーケイ人とされています。実際は、ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュ公は、トランシルヴァニアの南隣のワラキア公国の君主で、ルーマニア人でありセーケイ人ではなかったようです。
<Ó lstenem, mit csinaljak 4分12秒>
Szvorák Katalin - Ó Istenem, mit csináljak... (1989)
続いて、ムジカーシュとの活動で大変に有名なマルタ・セバスチャンの歌唱をここで入れておきます。チーク地方の歌の独唱です。彼女の名前はハンガリー語に忠実に言えば、シェベシュティエーン・マールタとなります。
<Istenem, túl a vizem 2分41秒>
Herczku Ági - Istenem, Istenem
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