トランシルヴァニアの村々の位置関係
この一週間ほど特に気になっていたのは、カロタセグの正確な場所と、セーク、マジャールパラトカ、マジャールソヴァートの位置関係でした。クルージュ・ナポカの西側のカロタセグは、この地の名フィドラー、フォドル・シャーンドルを23日の番組で取り上げますので来週に回しまして、今日は他の3つの村の位置にこだわります。それぞれルーマニア語では、セークはSic(シク)、マジャールパラトカはPalatca(パラトカ)、マジャールソヴァートはSuatu(スワトゥ)と表記されています。いずれもクルージュ・ナポカ(ハンガリー語ではコロジュヴァール)の東に位置し、同心円状に並んでいるのでクルージュからの距離は大体20~25キロ、それぞれの村同士の距離は10~15キロでした。クルージュ県の行政区分で見ると、それぞれほとんど隣接しています。北からセーク、マジャールパラトカ、マジャールソヴァートの順ですが、セークとマジャールパラトカの間だけ他の村が挟まっていました。
卑近な例で言いますと、マジャールソヴァートを今治とすれば、マジャールパラトカは朝倉、セークは壬生川か丹原くらいの距離かと思います。それ程近くの場所と言う事です。驚くべきは、それぞれの村に歌や音楽などにおいて、それぞれ固有の伝承がある(あった?)ことでしょう。今治の辺りでも、昔は町ごとに固有の語彙や言い回しがあって、通じないこともあったことを思い出します。今治周辺でも昔は民謡の類が村々で違っていたのかも知れません。
今日の動画は、番組で最後にかけたSzasztancs (ムレシュ地方北部の農村音楽)から、6曲目のForduló, Csárdás, Korcsos És Cigánycsárdás. Four dance cycleです。ムレシュ地方北部と言うのは、ビストリツァの東、マラムレシュの南方に位置する場所です。上記3村からは北東方向に離れていて、カルパチア山脈寄りです。位置が分かると、少し寒い場所の音楽のようにも聞こえます。
<6 Forduló, Csárdás, Korcsos És Cigánycsárdás. Four dance cycle 11分41秒>
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