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2023年7月19日 (水)

悲しき天使

「悲しき天使」ですが、私はメリー・ホプキンより前に、確か80年頃にシャンソン歌手ダニエル・ヴィダルのLPで聞きました。この曲だけでなく、ウクライナ絡みの詩も素晴らしい「天使のらくがき」とか、フランス・ギャルのヒット曲「恋のためいき(ポリシネル)」とか、オリジナルより良いのではと思う程、どれも非常に素晴らしかったです。その「悲しき天使」をクレズマーで聞くのは、ベツニ・ナンモ・クレズマーだけだったように思います。原曲のДорогой длинноюは、「ジプシー・ロマンス」についてのロシア語の本にも確か解説が載っていました。今回も2014年のライブ映像と、2本目は「ワルツ」全編です。非常に有名なイディッシュ・ソング、パピロシュン(煙草)から始まります。BNKの3枚ともに言えますが、クレズマーの重要曲は演奏時間が長いので、番組ではかけられず、今回は「悲しき天使」や「魔法使いサリー」などキャッチーな曲にしました。またオリジナルのデイヴ・タラスやナフテュール・ブランドヴァインなどの音源を取り上げる際にかけるかも知れません。(以下放送原稿を再度)

それでは最後に、「ワルツ」から「悲しき天使」を時間まで聞きながら今回はお別れです。「悲しき天使」は、イギリスのメリー・ホプキンが歌って60年代に大ヒットしましたが、原曲はクレズマーまたはジプシー音楽のスタイルで20世紀初頭に作られたロシア歌謡です。

<悲しき天使 8分23秒>
Betsuni Nanmo Klezmer "Those Were The Days" Vocal:Koichi Makigami & Tokyo Nammy ”悲しき天使”

Waltz (full album) - Betsuni Nanmo Klezmer & Kazutoki Umezu (1996)

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