アニム・ズミロット
ザハヴァ・ズィーヴァルトのSub Rosa盤のラストに入っているシャバト(安息日)のヘブライ語の歌「アニム・ズミロット」ですが、いくつか旋律を知っていますが、これはこの盤だけで聞くメロディでした。彼女の両親がモロッコ系のセファルディとポーランド系のアシュケナジームなので、そのどちらかの旋律でしょうか。他に聞いた旋律は、CDではドイツのCalig(カーリヒ)から出ていた「シャローム イスラエルの歌」と言う盤に入っていたシュリ・ナタンの歌唱だけだったかも知れません。YouTubeにありましたので、そちらを一本目に、二本目はザハヴァ・ズィーヴァルトの歌唱です。この盤を締め括るに相応しい名旋律です。
ズミロットと言う言葉は「賛歌」のような意味ですが、これはクレズマーの後半のズマー(あるいはゼメル)と同語根で、3語根のZMR(ザイン、メム、レーシュ)が両方の単語に入っています。ズミロットの最後のTをSの音に替えるのは、イディッシュ語の特徴でしょう。
アニム・ズミロットですが、広尾のシナゴーグを知人とシャバトに訪問した際、93年前後に聞いたかも知れません。その時は、アドン・オラムなど、シャバトの名曲をたまたま日本に来られているユダヤ人の歌唱で聞き、何度も聞き惚れました。30年経っても忘れられない、素晴らしいバリトンヴォイスを何度か聞きました。ヤー・リボンなど、知っている曲は一緒に歌いました。
Shuly Nathan - An'im Zmirot (Israeli Song)
<21 Amim Zemiros 1分45秒>
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