« バハラフからバカラックへ | トップページ | AlfieとClose To You »

2023年9月13日 (水)

I Say a Little Prayer

大体予想がついていたことですが、やはりジョン・ゾーンのラディカル・ジューイッシュ・カルチャーのGreat Jewish Music: Burt Bacharachの音源はYouTubeには上がっていないようですので、バート・バカラックの音源のみを上げることになりそうです。ジョン・ゾーンの解説にありますが、ジョージ・ガーシュウィンに始まり、アーヴィング・バーリン、リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世、クルト・ワイル、レナード・バーンスタイン、ステファン・ソンドハイムから、最近のボブ・ディラン、ルー・リードまで、アメリカのポピュラー音楽はユダヤ系の作曲家抜きには語れず、バート・バカラックはその中の最重要人物の一人です。今日の1本目は、番組でかけた自作自演音源で、2本目はアレサ・フランクリンの往年の歌唱です。1本目の音源、私はLPで持っています。以下、ジョン・ゾーンの解説の部分訳です。

予期せぬ展開や転調を伴う高度なハーモニーとコードの変化、珍しい変化をする拍子記号やリズミカルなひねりが、多くの場合小節数で不均等に行われます。 しかし、彼はそれをすべて自然に聞こえるようにしてくれるので、頭から離れなくなったり、口笛を吹くのをやめられなくなったりします。 (以下放送原稿を再度)

ラディカル・ジューイッシュ・カルチャー盤に移る前に、一曲だけバカラック自身の楽団の演奏で、I Say a Little Prayer(小さな願い)をおかけしておきます。ディオンヌ・ワーウィックやアレサ・フランクリンの歌唱で有名ですが、ブラックミュージックのイメージは最近まで余りなくて、このしゃれた曲調から多分バカラック作品で個人的に一番好きな曲です。変な喩えですが、放課後の誰もいない校庭を長年勝手に連想していました(笑) 脱力感のあるトランペット(あるいはフリューゲルホーン?)の音が最高です。

<8 Burt Bacharach / Reach Out ~I Say a Little Prayer 2分27秒>

Aretha Franklin - Say A Little Prayer 1974

|

« バハラフからバカラックへ | トップページ | AlfieとClose To You »

ユダヤ」カテゴリの記事

アメリカ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« バハラフからバカラックへ | トップページ | AlfieとClose To You »