Jiddischer TanzとOsse Schalom
フランソワ・リリエンフェルトについては、これ以上YouTubeには手掛かりがないので、今週かけた曲を他の人の演奏ですが、2曲上げておきます。主に母音唱法で歌われるハシディック・ニグンの中で、最もよく知られている旋律の一つ、イディッシュ・タンツ(A Jiddischer Tanz イディッシュの踊り、あるいはユダヤ人の踊り)ですが、ルスティヒ・ザイン(イディッシュ語Lustik zein?、英語be cheerful)と言う名称でも知られている名旋律です。クレズマー譜にも載っていたり有名なはずですが、意外にリヴァイヴァル・クレズマーのグループなどの演奏で聞いた記憶が、そう言えばほとんどないです。似た綴りのLustig zeinで検索すると、出てくるのはドイツの歌ばかりでした。クラリネット独奏で唯一ありましたので、上げておきました。
ヌリート・ヒルシュが書いたヘブライ語の名曲「オーセー・シャローム」については、シャンソン歌手として有名なエンリコ・マシアスの歌唱がありました。そう言えば、この人はアルジェリア生まれのセファルディ(スペイン系ユダヤ)の家系でした。彼の父はアンダルシア古典音楽のグループのバイオリン奏者だったそうです。立てて構えるスタイルだと思います。オーセー・シャロームは「平安を作り給うた方」と訳せます。
Gabriela Kaufmann | Jiddischer Tanz | Improvisation für Klarinette solo
Enrico Macias - Ose chalom
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