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2023年11月20日 (月)

A Jumpin' Night In the Garden of Eden

ゼアミdeワールド386回目の放送、日曜夜10時にありました。22日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。クレズマー・コンサーヴァトリー・バンドの残り6枚から一日一曲。今日は5枚目のA Jumpin' Night In the Garden of Edenから。

東欧系ユダヤ音楽の26回目になります。前回はクレズマー・コンサーヴァトリー・バンドの1枚目から4枚目まで、Yiddishe Renaissance、Klez!、A Touch of Klez!、Oy Chanukah!から抜粋しました。今回は5枚目から10枚目の中からピックアップしたいと思います。東欧系ユダヤ音楽シリーズの先はまだまだ長いので、それぞれから各1曲ずつにしました。
クレズマー・コンサーヴァトリー・バンド(略してKCB)は、ボストンを拠点とするグループで、1980年にニューイングランド音楽院のハンクス・ネツキーによって結成されました。元々1回のコンサートのために結成されましたが、現在までに11枚のアルバムをリリースしています。この内の2枚は、イツァーク・パールマンとの共演作です。ハンクス・ネツキーは伝統的なクレズマー音楽家の孫であり甥です。 彼はニューイングランド音楽院のサード・ストリーム部門からミュージシャンの多くを採用しましたが、その大半はジャズやフォークのバックグラウンドを持っていたとのことです。代々のメンバーの中には、クラリネットのドン・バイロンや、後にクレズマティクスに参加するトランペットのフランク・ロンドンのようなビッグネームも見えます。

1988年リリース、5枚目のA Jumpin' Night In the Garden of Edenからは、Shlof, Mayn Kind / Zibn Firtsik (Medley)と言う曲をおかけします。この曲は1920年代にエイブ・シュヴァルツが初めて録音した有名なロシア系ユダヤの曲です。最初のララバイは、ショレム・アレイヘムの子守歌としてよく使われたそうです。後半のZibn Firtsik(ズィブン・フィルツィク)と言うのは7時40分の意味のようですが、よく聞くクレズマー曲の一つです。

<4 Shlof, Mayn Kind / Zibn Firtsik (Medley) 3分38秒>

1991年リリース、6枚目のOld World Beatからは、A Yor Nokh Mayn Khaseneと言う曲をおかけします。久しぶりに聞き直して、ひっかかりのある曲を選びましたが、この曲は誰か他の演奏で聞き覚えがありまして、それが思い出せないのですが、大変懐かしく聞こえた一曲でした。

<7 A Yor Nokh Mayn Khasene 4分58秒>

1993年リリース、7枚目のLive!からは、Firn Di Mekhutonim Aheym (Live)を選びました。色々な人の演奏で聞く名旋律で、クレズマーらしいもの悲しい美しさ満点の曲です。往年の名クラリネット奏者、ナフテュール・ブランドヴァインの演奏の採譜がKlezmer Fiddlerと言うBoosey &Hawkesからの楽譜に載っていて、Leading the In-laws Homeと言うタイトルも付いています。ブランドヴァイン作曲なのかも知れませんが、確認は取れていません。

<10 Firn Di Mekhutonim Aheym (Live) 4分25秒>

1997年リリース、8枚目のDancing in the Aislesからは、Miserlou(ミシルルー)と言う曲を選びました。英語圏ではミザルーと一般に呼ばれていると思いますが、CDの解説によるとドゥルーズ派アラブの旋律で、1920年代からユダヤの結婚式でもポピュラーになったとありました。曲名はアラビア語で「エジプト」の意味のミスルから来ていて、歌詞内容から「エジプト娘」と取るのが自然なようです。旧オスマン帝国内にいたギリシア人、トルコ人、アラブ人、ユダヤ人の、いずれの間でも知られるようになったエキゾチックな曲です。

<8 Miserlou 4分19秒>

2000年リリース、9枚目のDance Me To the End of Loveからは、Der Gasn Nignを選びました。英訳ではStreet Melodyとして知られています。この曲はクレズマティクスの紅一点ヴァイオリニスト、アリシア・スヴァイガルズを思い出しましたが、他にもパールマンなどの名演がありました。KCB初期からのクラリネット奏者イレーネ・スタールの演奏のようです。

<16 Der Gasn Nign 2分52秒>

2003年リリース、10枚目のA Taste of ParadiseからはMayn Ershte Valsを選びました。クレズマティクスの1枚目Shvaygn = Toytのオープニングを飾っていた曲です。この曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<5 Mayn Ershte Vals 4分45秒>

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