Kapelyeでのマイケル・アルパート
Kapelye Presents Levine and His Flying Machineと一昨日のチキンと、どちらを先に聞いたか記憶が定かではありませんが、1993年頃でした。当時はTara Publicationsから出ていたヘンリー・サポズニク編集の楽譜&解説のCompleat Klezmerの楽譜を見ながら、ヴァイオリンで音を取ったりもしていた時期です。戦前のクレズマー音源も続々と出揃っていた頃でした。やっぱり後で知って一番驚いたのは、カペリエでは紳士然とした装いでマイケル・アルパートが参加していたことで、後のブレイヴ・オールド・ワールドの時とは全く違った大人しい印象を持ちました。その位ブレイヴ・オールド・ワールド(BOW)での演奏(歌とヴァイオリン)は凄かったです。ブレイヴ・オールド・ワールドは、KCB(クレズマー・コンサーヴァトリー・バンド)の後で取り上げます。(以下放送原稿を再度)
1992年リリースの2枚目のKapelye Presents Levine and His Flying Machineからは、やはり1910年代のSP録音が残っている3拍子のモルダヴィアン・ホラと、マイケル・アルパートのカペリエ時代の独唱を聞けるDi Khasene Iz Geven in Der Kazarmeの2曲をおかけします。マイケル・アルパートの歌は、ブレイヴ・オールド・ワールドでのはじけた歌い方と比べると、別人かと思うほど行儀がいい感じに聞こえ、それが却って面白く聞ける一曲です。
<9 Moldavian Hora 3分5秒>
<10 Di Khasene Iz Geven in Der Kazarme 2分38秒>
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