コンポステラのプリパ他
度々書いていますが、80年代前半は大学のオーケストラでヴァイオリンを弾きながらも、ニューウェーヴ~インディーズにどっぷりで、まだ民族音楽に戻る前でした。その頃よくライブに通ったのは、インディーズではPhew、須山公美子、原マスミ、ローザ・ルクセンブルク(どんとのいたバンド)、たま辺りでした。じゃがたらは有名なのでフールズメイトなどで名前は知っていたものの、聞いた事はなかったのですが、動画を見ていたらA-Musikと共演している映像がありました。ここでは篠田昌已他のメンバーでクレズモリムと名乗っています。A-MusikはPhewとも共演していて、ブートレグカセットを今も持っています。90年に池袋の専門店に勤務するようになってコンポステラを知りまして、パフ・アップ盤は随分よく聞いたものです。特にプリパが好きだったので、YouTubeがあって良かったです。イディッシュ・ブルースはライブ映像だけありました。しあわせなユダヤ人は見当たらずでした。3本目はA-Musikとクレズモリムです。(以下放送原稿を再度)
じゃがたら等のメンバーだった篠田昌已率いるコンポステラの音源からも、クレズマー関連の曲を2曲おかけしておきます。クレズモリームから影響を受けたそうです。90年リリースのコンポステラのpuff up盤が出た頃は、まだ「クレッツマー」と呼ばれていました。コンポステラやベツニ・ナンモ・クレズマーのプロデューサーのNさんが、90年前半に勤務していた池袋の店によく来られていたので、私もクレッツマーからクレズマーへの改名に立ち会いましたし、当時は合同で雑誌ラティーナなどに寄稿しました。コンポステラのチンドンを取り入れたスタイルが当時は斬新でした。「プリパ」など、クレズマー曲以外にも素晴らしい曲が目白押しです。「しあわせなユダヤ人」と「イディッシュ・ブルース」の2曲を聞きながら今回はお別れです。もし入れば「プリパ」まで入れます。この曲は、古いアイルランドの民謡説がありますが、南北戦争時代のアメリカで「ジョニーが凱旋する時」(When Johnny comes marching home)として改作して歌われ、その後は韓国の民主化運動の中でも歌われた旋律だったそうです。
<12 コンボステラ / プリパ 3分35秒>
<2 コンボステラ / しあわせなユダヤ人 5分35秒>
<3 コンボステラ / イディッシュ・ブルース 2分38秒>
"YIDDISH BLUES /イーディッシ・ブルース" 〜 篠田昌已ユニット at MANDA-LA2, September 25, 1988
A ‐ Musik / クレズモリム 1988/12/16 東大駒場
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