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2024年2月19日 (月)

Yale Strom&Hot Pstromi

ゼアミdeワールド398回目の放送、日曜夜10時にありました。21日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日はAbsolutely Klezmer, Vol. 2から番組でかけた3曲です。http://www.baribari789.com/ なら、どこででもお聞き頂けます。

東欧系ユダヤ音楽の36回目になります。そろそろヨーロッパの新旧のクレズマーへと言いながら、今回もアメリカのクレズマー音楽家です。私が最初にイェール・ストロームの音源を聞いたのは、93年にGlobal Villageから出たYale Strom&Hot Pstromi : with a little Horseradish on the sideと言う盤でした。ゲストでアンディ・スタットマン、マーク・ドレッサーなどが参加していますが、最初はジャケットに写っている老フィドラーがイェール・ストロームと勘違いしていました。彼はクレズマー・ヴァイオリニストだけでなく、作曲家、映画製作者、作家、写真家、劇作家でもあるそうで、クレズマー音楽家としての活動開始は1981年のようです。
チャウシェスク時代のルーマニアから、何とロシア連邦の極東のハバロフスクに近いユダヤ自治州のビロビジャンまで歩いて集めたレパートリーが含まれるという事で、久々に聞き返してみました。1928年にスターリンの社会主義民族政策により、アムール川沿岸の中ソ国境地帯に設置されたユダヤ民族区には、西ウクライナから西ベラルーシにまたがるルテニアやガリツィア、ベッサラビアなどにあったユダヤ人コミュニティから多数のユダヤ人が移住しているので、古いイディッシュ民謡などが残っているのではと思います。ですので今回は知っている曲は外して、聞き慣れない曲を中心に選んでみました。

イェール・ストロームの盤は、その後イギリスのARCから2枚、The Devil`s Brides - Klezmer & Yiddish SongsとBorsht with Bread, Brothersがありましたが、現在手元にはデータのみになっていました。Transcontinental Musicと言うレーベルからもAbsolutely Klezmerと題する2枚の音源がありましたが、こちらは現物を見たことがないので解説は参照できませんが、ストリーミングで何曲か聞き慣れない曲の中から、めぼしい曲を3曲拾ってみました。曲名はそれぞれ、花嫁の嘆き、ルーマニアのホラとヴォレフ、戒律の踊り、と訳せるように思います。ホラだけでなくVolekhと言うのも踊りの種類でしょうか?

<Baveynen Di Kale 2 (The Bride's Lament) 4分40秒>

<Rumenishe Hora un Volekh 6分40秒>

<Mitsve Tants 4分10秒>

以上3曲は2007年リリースの2枚目のAbsolutely Klezmer, Vol. 2からですが、一枚目のThe Absolutely Complete Introduction to Klezmerが前年の2006年に出ていて、こちらからはRopshitser Nignと言う曲をおかけしておきます。

<Ropshitser Nign 2分9秒>

ARC盤ではもっと広く東欧音楽全般からユダヤの音楽を捉えているという印象ですが、今回はThe Devil's Brides - Klezmer & Yiddish Songsから、前に他の演奏をかけたことのあるLustig Zayn?をおかけしておきます。典型的なハシディック・ニグンとして知られる名旋律です。

<Lustig Zayn? 3分43秒>

最後に93年のGlobal Village盤からは、なるべく全曲近く入る曲で、かつユニークな曲として、ブダペストからベオグラードに向かう列車の中で書いたというMeridianと言う曲をおかけします。この曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<Meridian 4分42秒>

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