« 2024年2月 | トップページ | 2024年4月 »

2024年3月

2024年3月29日 (金)

Denis Cuniot plays Nano Peylet

夕焼け空のジャケットが印象的な、Denis Cuniot plays Nano Peylet Dédicaces: 40 years of Klezmer and friendship(クレズマーと友情の40年に捧ぐ)と題するドゥニ・キュニオのピアノ・ソロの2023年の新作には、やはりナノ・ペイレのクラリネットは出て来ませんが、ライナーノーツにはしっかりツーショットがありました。クラリネットの音はなくとも、どこからともなく聞こえて来るような音楽になっていると思います。ライナーノーツは以下の禅問答のようなコメントで締め括られていました。クレズマーに限らず、どこの国の伝統的な音楽家も必ず通る道だと思います。
What had traditional music been before it became traditional?
How can we make something new out of something old?
Is traditional music condemned to be old?
Could we not compose old music right away?
Can we make new with old, new with new, but also old with new?
このライナーノーツでは、95年直前位と思っていたペイレ・キュニオのデュオ作のリリースは89年と92年と意外に前で、逆に「ニグンの愛」は2000年でした。(以下放送原稿を再度)

ドゥニ・キュニオのピアノ・ソロ盤は、もう一枚出ていまして、こちらはリリースを把握してなかったのですが、ストリーミングで聞けました。去年、2023年に出たようです。タイトルはDenis Cuniot plays Nano Peylet (Dédicaces: 40 years of Klezmer and friendship)とあります。
3枚の内、一番深い音楽を展開していると思いました。この盤から、ツプフガイゲンハンゼルの歌唱が鮮烈だった2曲、LOMIR ZIKH IBERBETENとVARIATIONS SUR GRINE KUZINEの2曲を選びました。Di Grine Kusineはタイトル通り鮮烈な変奏曲になっています。

<Denis Cuniot / LOMIR ZIKH IBERBETEN 2分39秒>

<Denis Cuniot / VARIATIONS SUR GRINE KUZINE 4分40秒>

| | コメント (0)

2024年3月28日 (木)

Denis Cuniot - Musique klezmer

ドゥニ・キュニオがピアノ・ソロのクレズマーについて話してから、演奏している映像がありました。19分過ぎからが演奏です。こういうのが一番見たかった映像でした。これを一本目に上げておきます。Confidentiel Klezmerが出た翌年位の映像だと思います。Firen di mehutomin aheymも、一節出て来ます。(以下放送原稿を再度)

Denis Cuniot - Musique klezmer

昨日のConfidentiel Klezmerが2006年リリースでしたが、次のPerpetuel Klezmerもピアノ・ソロで、この盤は2013年に出ています。この盤には前回デュオ・ペイレ・キュニオでかけたナフテュール・ブランドヴァインの名曲Firen di mehutomin aheymと、ギオラ・ファイドマンの名演で前におかけしたHappy nigunもピアノ・ソロがありますので、この2曲をおかけします。

<Denis Cuniot / Firen di mekhutonim aheym 4分49秒>

<Denis Cuniot / Happy nigun 3分4秒>

| | コメント (0)

2024年3月27日 (水)

ドゥニ・キュニオのピアノ・ソロ

クレズマーと言えば、花形楽器はヴァイオリンかクラリネットなので、ピアノ・ソロと言うのは聞く前は、ぱっとしないのではと思ったりもしたものですが、ドゥニ・キュニオの演奏は大変素晴らしく、3枚とも愛聴盤です。2本目はMusique klezmer d'hier et de demainのMazlです。(以下放送原稿を再度)

ドゥニ・キュニオのピアノ・ソロに移ります。彼は2000年にクラリネット奏者のヨムと出会い、デュオ作品The Golem on The Moonを発表後、ヨムをプロデューサーに迎えて製作したのがConfidentiel Klezmerです。この盤からは、前回2枚目のMusique klezmer d'hier et de demain(昨日と明日のクレズマー音楽)からおかけした、哀愁味溢れる旋律が大変に美しいMazlのピアノ・ソロ版がありますので、こちらをおかけしておきます。

<Denis Cuniot / Maz'l 2分8秒>

Mazl

| | コメント (0)

2024年3月25日 (月)

デュオ・ペイレ・キュニオ ニグンの愛

ゼアミdeワールド403回目の放送、日曜夜10時にありました。27日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。

東欧系ユダヤ音楽の41回目になります。今回もフランスのデュオ・ペイレ・キュニオ(Duo Peylet-Cuniot)の音源から始めます。ブダからの3枚目「ニグンの愛」で始めて、その後はドゥニ・キュニオのピアノ・ソロ3枚から抜粋します。ブラッチのリーダーのブルーノ・ジラール(Vn)とドゥニ・キュニオ(Pf)のデュオ・アルバムは、東欧系ユダヤの最後に再びイディッシュの歌を取り上げる予定ですので、その時に入れようと思います。
デュオ・ペイレ・キュニオのブダからの3枚目「ニグンの愛」も大変素晴らしいクレズマー・デュオで、私は3枚の内、この盤がベストだと思います。リリースはまだ90年代だったと思います。「迸るハシディック魂」と言う風に大プッシュして、当時のゼアミのベストセラーの一つでした。1953年生まれのドゥニ・キュニオはフランス・クレズマー・シーンの先鋒として知られる人ですが、若い頃はアルバート・アイラーやアーチー・シェップなどの先鋭的なジャズに心酔していたようです。その後、自身のルーツであるユダヤ音楽やクレズマーに段々目を向けるようになったようです。
この盤もそうですが、ピアノ・ソロ3作の方も素晴らしい演奏が多く、選曲に大変迷いました。何度もかけていると、どんどん東欧系ユダヤのシリーズが長くなってしまいますので、今回一回でこれらの4枚からセレクトして終えるつもりです。
ブダからの3枚目「ニグンの愛」から3曲選びましたが、いずれも甲乙つけがたく、1曲目のWedding Waltzは、飛び切りの悲しくも美しい曲です。3曲選んでみるとクレズマーらしい勢いのある曲ではなく、そういう曲ばかり選んでいました。次のDer Alef-Beyzは、オイフン・プリペチクの旋律で演奏され、Zog nicht kein Mollは、戦時中の名高い「パルチザンの歌」で、ホロコースト生存者の賛歌としても知られます。いずれもイディッシュ・ソングの名曲です。

<Duo Peylet-Cuniot / Wedding Waltz 4分40秒>

<Duo Peylet-Cuniot / Der Alef-Beyz 3分17秒>

<Duo Peylet-Cuniot / Zog nicht kein Moll 2分14秒>

ドゥニ・キュニオのピアノ・ソロに移ります。彼は2000年にクラリネット奏者のヨムと出会い、デュオ作品The Golem on The Moonを発表後、ヨムをプロデューサーに迎えて製作したのがConfidentiel Klezmerです。この盤からは、前回2枚目のMusique klezmer d'hier et de demain(昨日と明日のクレズマー音楽)からおかけした、哀愁味溢れる旋律が大変に美しいMazlのピアノ・ソロ版がありますので、こちらをおかけしておきます。

<Denis Cuniot / Maz'l 2分8秒>

Confidentiel Klezmerが2006年リリースでしたが、次のPerpetuel Klezmerもピアノ・ソロで、この盤は2013年に出ています。この盤には前回デュオ・ペイレ・キュニオでかけたナフテュール・ブランドヴァインの名曲Firen di mehutomin aheymと、ギオラ・ファイドマンの名演で前におかけしたHappy nigunもピアノ・ソロがありますので、この2曲をおかけします。

<Denis Cuniot / Firen di mekhutonim aheym 4分49秒>
<Denis Cuniot / Happy nigun 3分4秒>

ドゥニ・キュニオのピアノ・ソロ盤は、もう一枚出ていまして、こちらはリリースを把握してなかったのですが、ストリーミングで聞けました。去年、2023年に出たようです。タイトルはDenis Cuniot plays Nano Peylet (Dédicaces: 40 years of Klezmer and friendship)とあります。
3枚の内、一番深い音楽を展開していると思いました。この盤から、ツプフガイゲンハンゼルの歌唱が鮮烈だった2曲、LOMIR ZIKH IBERBETENとVARIATIONS SUR GRINE KUZINEの2曲を選びました。Di Grine Kusineはタイトル通り鮮烈な変奏曲になっています。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<Denis Cuniot / LOMIR ZIKH IBERBETEN 2分39秒>
<Denis Cuniot / VARIATIONS SUR GRINE KUZINE 4分40秒>

| | コメント (0)

2024年3月22日 (金)

BratschのNane Tsora

この辺りでブラッチの映像を上げておきます。1本目は貴重な生映像だと思います。ナネ・ツォラは伝統的なジプシーの若い女性の嘆き歌で、彼女は結婚式に着るのにふさわしい服がないと、こぼしているようです。この歌は特にフランスで人気があるようですが、おそらくこのブラッチの歌唱によってでしょう。2本目の91年のWorld Network盤のジャケットにメンバー5人が写っています。Dan Gharibian: guitar, bouzouki, vocals、Bruno Girard: violin, vocals、Théo Girard: double bass、Nano Peylet: clarinet、François Castiello: accordion, vocalsですが、ヴァイオリンとベースは兄弟でしょうか。しかし皆若い!(笑) Dan Gharibianは名前からアルメニア系ではないかと推測出来ますが、彼がブラッチの中心と考えて良いのでしょう。ドゥニ・キュニオはユダヤ系ですが、ナノ・ペイレは違うようなので、ブラッチのメンバーにはユダヤ系はいないのかも知れません。このグループのメンバーはUn Drame Musical Instantané(即興音楽劇)にも参加していたようなので、その辺のフレンチ・ジャズの前衛を聞いていた人たちは、ブラッチを90年頃からいち早く耳にしていたと思います。

Bratsch "Nane Tsora "

Bratsch (France) - Nane Tsora

| | コメント (0)

2024年3月21日 (木)

Giora mon amourのライブ映像

クレズマー・クラリネット名人ギオラ・ファイドマンへのオマージュ曲、Giora mon amourは、デュオ・ペイレ・キュニオのBudaからの1枚目「クレズモリームの音楽」に入っていますが、前にギオラ・ファイドマンを取り上げた時にかけているので、今週の放送分からは外しました。この曲の2015年のライブ映像がありましたので、今日はこちらを上げておきます。メンバーはNano Peylet, Pascal Boumendil, Alain Speiser et Romain Speiserとあります。Bratschのメンバーはいないようです。ナノ・ペイレがまだ40代の頃に発表したこの曲を、おそらく2015年当時は60代で演奏しているという事になります。3分30秒頃からは、マヌーシュ・スウィング風に変化しています。

"Giora mon amour" suivi de "Fiesta" par Nano Peylet & Friends

| | コメント (0)

2024年3月20日 (水)

Musique klezmer d'hier et de demain

デュオ・ペイレ・キュニオ(Duo Peylet-Cuniot)1枚目の「クレズモリームの音楽」と、ほぼ同時に出た2枚目Musique klezmer d'hier et de demain(昨日と明日のクレズマー音楽)からは、やはりギオラ・ファイドマンの名演で前におかけしたハッピー・ニグンと、哀愁味溢れる旋律が大変に美しいMazl、往年の名クラリネット奏者デイヴ・タラスへのオマージュ曲「タラスのフレイレフ」、ツプフガイゲンハンゼルの歌唱が鮮烈だったDi Grine Kusineまで4曲を取り上げました。久々に聞いて、Mazlと言う曲が特に沁みましたので、番組とは逆に、この曲を一曲目にしました。
この盤の青を基調にしたクラリネットとピアノの二人のジャケットが、クレズマーブーム全盛の95年頃は目立っていました。クラリネットの先から、アラジンの魔法のランプのように、ヘブライ文字のラメッドの文字が出ているこのジャケットは秀逸でした。当時40代だったナノ・ペイレとドゥニ・キュニオも、70代に入っているようです。

<8 Mazl 5分>

<2 Happy nigun 3分6秒>

<9 Tarras' freilach 4分30秒>

<10 Di grine kusine 4分59秒>

| | コメント (0)

2024年3月18日 (月)

Duo Peylet-Cuniot

ゼアミdeワールド402回目の放送、日曜夜10時にありました。20日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日は1枚目の「クレズモリームの音楽」の2曲です。

東欧系ユダヤ音楽の40回目になります。今回もフランスのグループですが、1972年に結成された東欧音楽専門の老舗グループ、ブラッチの中心メンバーであるクラリネット奏者のナノ・ペイレが、ブラッチ周辺メンバーの一人、ピアノのドゥニ・キュニオと組んだデュオ・ペイレ・キュニオ(Duo Peylet-Cuniot)の音源をおかけしたいと思います。デュオ・ペイレ・キュニオ名義で3枚、ドゥニ・キュニオのピアノ・ソロが3枚、ナノ・ペイレ(Cl)が、ブルーノ・ジラール(Vn)、フランソワ・カスティエージョ(Accordeon)、ダン・ガリビアン(G,Buzuki)、ピエール・ジャケ(b)、ドゥニ・キュニオ(Pf)、アンヌ・ガルスノー(Vo)ら、ブラッチ周辺メンバー達とセッションしたアルバムDuos Nomadesと言う盤もありました。更にはブラッチのリーダー、ブルーノ・ジラール(Vn)とドゥニ・キュニオ(Pf)のデュオ・アルバムもあります。レーベルは仏Budaが多いですが、他のレーベルもあります。
今回はデュオ・ペイレ・キュニオの最初の2枚を取り上げます。まずは1枚目の「クレズモリームの音楽」ですが、こちらでは前にギオラ・ファイドマンの時にかけたギオラ・ファイドマンへのオマージュ曲Giora, mon amourが入っていますが、前にかけているので、1曲目のMedley (Improvisation, Odessa Bulgar, Firen di mehutomin aheym)から、冒頭の即興を外してオデッサ・バルガーとFiren di mehutomin aheymをおかけした後で、シャバトのしみじみとした名旋律ヤー・リボンもありますので、続けておかけします。

<1 Medley (Improvisation, Odessa Bulgar, Firen di mehutomin aheym) 1分25秒~6分11秒 4分43秒>

<8 Yah ribon 2分44秒>

ほぼ同時に出た二枚目Musique klezmer d'hier et de demain(昨日と明日のクレズマー音楽)からは、やはりギオラ・ファイドマンの名演で前におかけしたハッピー・ニグンと、哀愁味溢れる旋律が大変に美しいMazl、往年の名クラリネット奏者デイヴ・タラスへのオマージュ曲「タラスのフレイレフ」、ツプフガイゲンハンゼルの歌唱が鮮烈だったDi Grine Kusineまで4曲続けておかけします。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<2 Happy nigun 3分6秒>
<8 Mazl 5分>
<9 Tarras' freilach 4分30秒>
<10 Di grine kusine 4分59秒>

| | コメント (0)

2024年3月15日 (金)

ヴァイオリニストThierry Marinelli Odessa BulgarishとOdessa Bulgar

クレズマー・オーケストラで、すっきり素晴らしい演奏を聞かせていたヴァイオリニストThierry Marinelliが、前から気になっていました。この苗字ですからイタリア系では。クラシックのヴァイオリニストとして幾つか動画がありましたが、YouTubeは一本、モーツァルトのピアノ・トリオがありましたので、こちらを貼っておきます。クレズマー・オーケストラの3枚目が出た後は、クレズマーはやっていないのではと思います。

Mozart Trio KV 502, Thierry Marinelli, Violin, Rudy Froyen, Cello, Franco Di Nitto, Piano (LIVE)

昨日のOdessa BulgarishとOdessa Bulgarの件ですが、クレズマー・オーケストラのShpil es nokh a mol Vol.3の1曲目のOdessa Bulgarishの旋律が、Henry SapoznikのThe Compleat Klezmerでは、そのままOdessa Bulgarishになっていて、一方Boosey & Hawkesから出ていたKlezmer FiddlerではOdessa Bulgarとなっていました。一方Shpil es nokh a mol Vol.3の19曲目の別メロディのOdessa Bulgarも、よく聞く旋律ですが、上記2冊には載っていませんでした。2曲に共通するのは8分音符3つのアウフタクトの音が入ることでしょう。
今日の動画は、最近見つけた面白いユニットの演奏です。エレキが入るところがユニークです。2分頃からOdessa Bulgarが出て来ますが、これもクレズマー・オーケストラの演奏ではOdessa Bulgarishの旋律です。

Limonchiki Odessa Bulgar / "The Klezmer Tunes"

| | コメント (0)

2024年3月14日 (木)

Odessa BulgarとOdessa Bulgarish ドゥルーズの聖歌

今日のタイトルの謎を探る予定でしたが、17日の文化祭の準備やら何やらで間に合いませんでした。また後日。Odessa BulgarとOdessa Bulgarishは、持っているクレズマー譜何冊かと照合してみます。(以下放送原稿を再度)

10年ぶりの3枚目Shpil es nokh a mol Vol.3は、2002年リリースでした。やはりミクスチャしてない正統派クレズマー音楽と言って良いと思いますが、トロイカのようなロシアものが出てくるのは前作と同じで、クリミア、イエメン、ドゥルーズなどの明らかにクレズマー以外の珍しい曲もあります。この盤でまず目に留まるのが、1曲目のOdessa Bulgarishと、ラスト19曲目のOdessa Bulgarです。バルガー(ブルガール)とブルガーリシュは、本来同じ舞曲だと思いますが、この2曲は別の曲です。この2曲を続けた後、ドゥルーズ絡みとされているMelopee druze(ドゥルーズの聖歌)をおかけしますが、この曲は昔イスラエルのフォーク・デュオ、ドゥダイームがよく歌っていた古めかしいヘブライ風な旋律のShdematiと言う曲としてLP等では紹介されていました。元はドゥルーズ派の旋律なのでしょうか? ドゥルーズと言うのは、レバノンを中心に、シリア・イスラエル・ヨルダンなどに存在するイスラム教の共同体で、シーア派の一派イスマーイール派から分派した一派です。

<19 Odessa Bulgar 2分34秒>

<1 Odessa Bulgarish 4分13秒>

<12 Melopee druze 3分34秒>

| | コメント (0)

2024年3月13日 (水)

クレズマー・オーケストラのShprayz Ikh MirとHora et sirba

フランスのクレズマー・オーケストラ(Orchestre Klezmer)の2枚目のShpil es nokh a mol Vol.2は1992年リリースでした。この盤では前にクレズマティクスの4枚目Possessedにも入っていたShprayz Ikh Mirがありますのでこの曲と、ルーマニアのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスを聞いているのかと錯覚しそうな14曲目のHora et sirba (feat. Orchestre Klezmer)の2曲を選びました。Orchestre Klezmerで検索すると、この2枚目の動画が上の方に出て来ますが、この2曲は割と下の方です。
クレズマティクスのCDの解説にAdaptation of a Gypsy Songとあったように、ジプシー音楽の特徴が見られるShprayz Ikh Mirは、特に忘れられない旋律ですが、クレズマティクスの4枚目が出たのが1997年。クレズマー・オーケストラの方が5年早いです。イントロの弦楽器はギターだと思いますが、ブズーキのような音色を出しています。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスを思い出させる14曲目は、ヨーロッパ各地でタラフのライブやCramWorld盤が話題になっていた92年頃ですから、影響があるのかも知れません。このグループのヴァイオリンは一人のはずですが、数人いるように聞こえます。(現物は1枚目以外は売り切れてないので、確認は出来ておりません)

<6 Sprayz ikh mir (feat. Orchestre Klezmer) 4分35秒>

<14 Hora et sirba (feat. Orchestre Klezmer) 3分23秒>

| | コメント (0)

2024年3月11日 (月)

Orchestre KlezmerのShpil es nokh a mol

ゼアミdeワールド401回目の放送、日曜夜10時にありました。13日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日はVol.1の2曲です。

東欧系ユダヤ音楽の39回目になります。いよいよ今回からヨーロッパのクレズマーに移ります。1回目はフランスのクレズマー・オーケストラ(Orchestre Klezmer)と言うグループです。フランスのArionから3枚出ていまして、1枚目のShpil es nokh a mol Vol.1を聞いたのは、1990年だったと思います。このフランスのクレズマー・ユニットが出てきた頃は、まだリヴァイヴァル・クレズマー・ブームが日本で注目され始めた頃で、小編成楽隊のサウンドが新鮮でした。ヴァイオリン、クラリネット、アコーディオン、チューバによる、ミクスチャしてない正統派クレズマー音楽と言っていいと思います。この盤は、エイブ・シュヴァルツ楽団の往年の演奏で有名なLebedikで溌溂と始まります。この曲ともう一曲、典型的なクレズマーのレパートリーとして有名な14曲目のロシアン・シェールの2曲を続けておかけします。

<1 Lebedik 2分19秒>

<14 Russian sher 2分51秒>

2枚目のShpil es nokh a mol Vol.2は1992年リリースでした。この盤では前にクレズマティクスの4枚目Possessedにも入っていたShprayz Ikh Mirがありますのでこの曲と、ルーマニアのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスを聞いているのかと錯覚しそうな14曲目のHora et sirba (feat. Orchestre Klezmer)の2曲を選びました。続けておかけします。

<6 Sprayz ikh mir (feat. Orchestre Klezmer) 4分35秒>
<14 Hora et sirba (feat. Orchestre Klezmer) 3分23秒>

10年ぶりの3枚目Shpil es nokh a mol Vol.3は、2002年リリースでした。やはりミクスチャしてない正統派クレズマー音楽と言って良いと思いますが、トロイカのようなロシアものが出てくるのは前作と同じで、クリミア、イエメン、ドゥルーズなどの明らかにクレズマー以外の珍しい曲もあります。この盤でまず目に留まるのが、1曲目のOdessa Bulgarishと、ラスト19曲目のOdessa Bulgarです。バルガー(ブルガール)とブルガーリシュは、本来同じ舞曲だと思いますが、この2曲は別の曲です。この2曲を続けた後、ドゥルーズ絡みとされているMelopee druze(ドゥルーズの聖歌)をおかけしますが、この曲は昔イスラエルのフォーク・デュオ、ドゥダイームがよく歌っていた古めかしいヘブライ風な旋律のShdematiと言う曲としてLP等では紹介されていました。元はドゥルーズ派の旋律なのでしょうか? ドゥルーズと言うのは、レバノンを中心に、シリア・イスラエル・ヨルダンなどに存在するイスラム教の共同体で、シーア派の一派イスマーイール派から分派した一派です。以上3曲の謎については、ゼアミブログでまた触れたいと思います。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<19 Odessa Bulgar 2分34秒>
<1 Odessa Bulgarish 4分13秒>
<12 Melopee druze 3分34秒>

| | コメント (0)

2024年3月 8日 (金)

Alicia Svigalsのヴァイオリン

Alicia Svigalsは、「アリシア」と言う名前やお顔立ちからセファルディ(スペイン系ユダヤ)かもと、ずっと思っていましたが、どうなのでしょうか。クレズマティクスのヴァイオリニストのイメージが日本では強いと思いますが、2001年で退団しているようですから、既に23年も経ちます。最近の写真では、すっかり白髪でした。失われかけていたクレズマーヴァイオリンの伝統のスタイルとテクニックを、年長のクレズマーヴァイオリニストLeon Schwartzに師事することなどで復活させ、イツァーク・パールマンを含む世界中の何百人もの生徒にクレズマーを教えて来たそうです。
クレズマティクスの活動以外に、クロノス・カルテット、劇作家のトニー・クシュナーとイブ・エンスラー、詩人のアレン・ギンズバーグ、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントとジミー・ペイジ、デビー・フリードマン、ジョン・ゾーン、ハヴァ・アルベルシュテインらと仕事をしてきたそうです。彼女の演奏スタイルについては「古いフィドルスタイル、クラリネットのテクニック、そしてギリシャ・トルコ風の音色を組み合わせたものである」と自己分析しているようですが、確かにケメンチェの音色に似ているとも言えるように思います。
クロノス・カルテットからは作曲を依頼されているほか、テレビシリーズ「Lの世界」の録音も担当、1918 年のポーラ ・ネグリのサイレント映画『イエロー チケット』のオリジナル音楽で2013 年ユダヤ文化財団のニュー ユダヤ文化ネットワーク委員会を受賞、アブラハム・フリードやリパ・シュメルツァーなどのハシディズム派アーティストのレコーディングに参加、「第二世代」作家セイン・ローゼンバウムと協力し彼の小説『ゴッサムのゴーレム』の一部はスヴィガルズに基づいているとか、ハーブ・アルパートが2008年に録音したイディッシュ語の演劇歌「ベルズ」にフィーチャーされている等々、クレズマティクスの枠に収まらなくなったということかも知れません。名前の表記はスヴィガルズが近いのではと思いますが、英語式ならスヴァイガルズだろうという事で、ずっとそう書いて来ました。(以下放送原稿を再度)

もう一枚の女性ヴァイオリニストが出ている盤ですが、アリシア・スヴァイガルズのFidlと言うTraditional Crossroads盤です。クレズマティクスの紅一点ヴァイオリニストの初ソロ作でしたが、彼女は2000年代に入ってからクレズマティクスを脱退したようです。この盤については音楽之友社から99年に出た「ユーロルーツポップサーフィン」にレビューを書いていましたので、その拙稿の一部を読み上げます。
カントールの「泣き」の裏声を模すように、弓を早く動かしてフラジオ(?)の甲高い倍音を混ぜる奏法は独特で、めくるめくようなフレージングと相まって、ニューヨークのストリートの喧噪も思い起こさせるような、ユダヤを超えて同時代性も強く感じる演奏だった。この盤では彼女のオリジナル曲を含む伝統曲を演奏している。19世紀に盛んに使われたツィンブル(ツィンバロム系打弦楽器)を得意とするジョシュア・ホロヴィッツや、同じクレズマティクスのメンバー、ロリン・スクラムベルク他の好サポートを得て、特にオリジナル曲では情感たっぷりに歌い上げていて素晴らしい。
アリシア・スヴァイガルズは、何とイツァーク・パールマンにもクレズマーのフィドリングを教えたそうです。これからおかけする曲は他の人の演奏でもよく聞く曲ですが、久々に聞き返して、彼女の表現力と音色の素晴らしさに改めて驚かされました。選んだ4曲全ては番組には入らないと思いますが、ゼアミブログの方では取り上げたいと思います。

<2 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Baym Rebns Sude 4分7秒>

<6 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Dem Trisker Rebns Khosid 3分4秒>

<7 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Kale-Kale Mazl Tov 6分57秒>

<11 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Ternovker Sher 3分51秒>

| | コメント (0)

2024年3月 7日 (木)

Deborah Straussは今?

In the Fiddler`s Houseで見たのは、29年前、この映像の収録は30年前でしょう。あのフレッシュなドイナを聞かせたデボラ・シュトラウスは、今どうしているのでしょうか。現在の Chicago Klezmer Ensembleのサイトには名前がないので、Sweet Home Bukovinaの頃の一時的なメンバーだったのでは。調べてみると、Yiddish Summer Weimarのサイトなどに、以下の詳細なプロフィールがありました! そう言えば、ジェフ・ワルシャワと演奏していることは、どこかで見かけたことがありました。1本目が番組でかけた曲、2本目はアルバム全曲です。

デボラ・シュトラウスは、国際的に高く評価されているクレズマーのヴァイオリニスト兼教育者であり、30年以上にわたってクレズマーおよびイディッシュ音楽シーンで活躍しています。 彼女はシュトラウス/ヴァルシャウアー・デュオのメンバーであり、クレズマー・コンサーヴァトリー・バンドの長年のメンバーであり、グラミー賞を受賞したクレズマティクスと共演したこともあります。 彼女は数多くのレコーディングに出演しており、エミー賞を受賞した映画『イツァーク・パールマン: フィドラーズ・ハウス』や、映画『セオドア・ビケル: ショーロム・アレイヘムの靴』にもにも出演しました。 デボラは、クラクフ、イディッシュ・サマー・ワイマール、クレズカナダのユダヤ文化フェスティバルで演奏し、教えてきました。 彼女は受賞歴のある児童教育者でもあり、イディッシュ・ダンスのリーダーとしても高く評価されています。

デボラはRutgers大学でヴァイオリンを、シカゴ大学で民族音楽学を学びました。彼女は、伝統的なユダヤ人の家庭で育ったことと、ヘブライ語やイディッシュ語を含むユダヤ学の広範な正式な教育を受けて、ユダヤ文化について深い知識を持っています。

デボラは、イディッシュ・ニューヨークの器楽音楽プログラムの共同ディレクターであり、2017年にウィーンのユニバーサル・エディションから出版された『ヴァイオリンとアコーディオンのためのクレズマー二重奏集』の著者であるアラン・ベルンとともに共同ディレクターを務めています。(以下放送原稿を再度)

アメリカのクレズマーで、やはり忘れかけていた盤がありまして、女性ヴァイオリニストが出ている盤2枚です。1枚はThe Chicago Klezmer Ensembleの98年リリースのSweet Home Bukovinaです。ブレイヴ・オールド・ワールドのクラリネット奏者クルト・ビョルリンク中心に独Oriente Muzikから1987-89年の初期録音も出ているグループですが、このSweet Home Bukovinaでは、デボラ・シュトラウスがヴァイオリンで参加しています。プロフィールによると現在も活動しているこのバンドの大半がユダヤ人ではないそうですが、彼女はどうでしょうか。デボラ・シュトラウスはIn the Fiddler`s Houseの95年に出たVHSの映像で、ブレイヴ・オールド・ワールドのメンバーとクラクフ・ゲットー跡地でドイナを演奏しているシーンがありまして、それが強く印象に残っていて、その後出た盤という事で大変注目していました。この盤から何かのコンピレーションにも入っていたMazltovをおかけしておきます。マズルトーヴと言うのは、「おめでとう」の意味のヘブライ語です。エキゾチックなフリーリズムのドイナとは違って、エレガントな演奏です。

<3 The Chicago Klezmer Ensemble / Sweet Home Bukovina ~Mazltov 4分26秒>

The Chicago Klezmer Ensemble - Sweet Home Bukovina (Full Album)

| | コメント (0)

2024年3月 6日 (水)

Schindler's List

スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」を見たのは1994年。映画館で見ましたが、リアルな悲劇のシーンを目の当たりにし、途中から涙が止まらなかったのはよく覚えています。音楽ではマタイ受難曲の実演や、お能の隅田川を見た時も、どうやって表に出ようかと困るほどでした(笑) いずれにも共通するのは、人の「死」。余りの重さに、その後30年この映画を見ることはなかったのですが、久々に見てみようかと思います。パールマンの演奏が素晴らし過ぎて、ヴァイオリンで弾いてみようかと思う事もない曲です。
この映画が流行っている94年6月に、FM東京のトランスワールド・ミュージックウェイズに呼んで頂き、「ユダヤの音楽」と言う題で1994年6月4日に放送されました。ちょうど映画「シンドラーのリスト」が話題になっていた頃、としてゼアミ店主プロフィール(http://zeami.world.coocan.jp/tensyu.html)にも入れてあります。この番組では、東欧系ユダヤ(アシュケナジーム)だけでなく、セファルディ(スペイン系ユダヤ)とミズラヒーム(東方系ユダヤ)の音楽まで、色々取り上げました。
1本目はライブ映像、2本目が番組でかけたサントラ音源です。

John Williams, Itzhak Perlman - Schindler's List

Theme From Schindler's List

| | コメント (0)

2024年3月 4日 (月)

パールマン・プレイズ・ユダヤ・メロディ

ゼアミdeワールド400回目の放送、日曜夜10時にありました。6日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日はじっくりA Yiddishe Mammeを。思えば、パールマン・プレイズ・ユダヤ・メロディを聞いた1986年頃は、まだ「クレズマー(クレッツマー)」と言う言葉を聞く前でした。2本目はアルバム全曲です。

東欧系ユダヤ音楽の38回目になります。前回クラシックの名ヴァイオリニストのイツァーク・パールマンが、リヴァイヴァル・クレズマーの代表的グループと共演したIn the Fiddler`s Houseを取り上げましたので、パールマンが1986年に録音していた「パールマン・プレイズ・ユダヤ・メロディ」からもかけておきたいと思います。演奏はヴァイオリンがイツァーク・パールマン, Dov Seltzer指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団です。パールマンはスティーヴン・スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」でもヴァイオリンを担当していたことは有名です。「ユダヤの母 A Yiddishe Mamme」に続いて、「シンドラーのリスト」のテーマ曲の2曲を続けておかけします。

<1 パールマン・プレイズ・ユダヤ・メロディ ~A Yiddishe Mamme 6分51秒>

Itzhak Perlman: Popular Jewish Melodies, A Yiddishe Mame,

<1 「シンドラーのリスト」オリジナル・サウンドトラック ~Theme from Schindler's List ジョン・ウィリアムズ, イツァーク・パールマン & ボストン交響楽団 4分16秒>

アメリカのクレズマーで、やはり忘れかけていた盤がありまして、女性ヴァイオリニストが出ている盤2枚です。1枚はThe Chicago Klezmer Ensembleの98年リリースのSweet Home Bukovinaです。ブレイヴ・オールド・ワールドのクラリネット奏者クルト・ビョルリンク中心に独Oriente Muzikから1987-89年の初期録音も出ているグループですが、このSweet Home Bukovinaでは、デボラ・シュトラウスがヴァイオリンで参加しています。プロフィールによると現在も活動しているこのバンドの大半がユダヤ人ではないそうですが、彼女はどうでしょうか。デボラ・シュトラウスはIn the Fiddler`s Houseの95年に出たVHSの映像で、ブレイヴ・オールド・ワールドのメンバーとクラクフ・ゲットー跡地でドイナを演奏しているシーンがありまして、それが強く印象に残っていて、その後出た盤という事で大変注目していました。この盤から何かのコンピレーションにも入っていたMazltovをおかけしておきます。マズルトーヴと言うのは、「おめでとう」の意味のヘブライ語です。エキゾチックなフリーリズムのドイナとは違って、エレガントな演奏です。

<3 The Chicago Klezmer Ensemble / Sweet Home Bukovina ~Mazltov 4分26秒>

もう一枚の女性ヴァイオリニストが出ている盤ですが、アリシア・スヴァイガルズのFidlと言うTraditional Crossroads盤です。クレズマティクスの紅一点ヴァイオリニストの初ソロ作でしたが、彼女は2000年代に入ってからクレズマティクスを脱退したようです。この盤については音楽之友社から1999年に出た「ユーロルーツポップサーフィン」にレビューを書いていましたので、その拙稿の一部を読み上げます。
カントールの「泣き」の裏声を模すように、弓を早く動かしてフラジオ(?)の甲高い倍音を混ぜる奏法は独特で、めくるめくようなフレージングと相まって、ニューヨークのストリートの喧噪も思い起こさせるような、ユダヤを超えて同時代性も強く感じる演奏だった。この盤では彼女のオリジナル曲を含む伝統曲を演奏している。19世紀に盛んに使われたツィンブル(ツィンバロム系打弦楽器)を得意とするジョシュア・ホロヴィッツや、同じクレズマティクスのメンバー、ロリン・スクラムベルク他の好サポートを得て、特にオリジナル曲では情感たっぷりに歌い上げていて素晴らしい。
アリシア・スヴァイガルズは、何とイツァーク・パールマンにもクレズマーのフィドリングを教えたそうです。これからおかけする曲は他の人の演奏でもよく聞く曲ですが、久々に聞き返して、彼女の表現力と音色の素晴らしさに改めて驚かされました。選んだ4曲全ては番組には入らないと思いますが、ゼアミブログの方では取り上げたいと思います。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<2 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Baym Rebns Sude 4分7秒>
<6 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Dem Trisker Rebns Khosid 3分4秒>
<7 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Kale-Kale Mazl Tov 6分57秒>
<11 Alicia Svigals / Fidl - Klezmer Violin ~Ternovker Sher 3分51秒>

| | コメント (0)

2024年3月 1日 (金)

In the Fiddler`s Houseのビデオ全編

In the Fiddler`s Houseについて書くのは今日がラストですので、スペイン語字幕版ですがビデオ全編がありましたので上げておきます。番組の最後にかけて途中までになったクレズマティクスとのFisherlidが、43分過ぎから出て来ます。バッハのパルティータ3番プレリュードのリズム型を入れた部分は49分42秒頃の一瞬です。フレーズを模索する内に出てしまったのだろうと思います(笑) お馴染みのアレ・ブリダーは51分頃から。クレズマー・コンサーヴァトリー・バンド中心に、全グループが舞台に上がっての感動のフィナーレです。

Itzhak Perlman: In the Fiddler's House (A Journey To The Heart Of Klezmer) // Sub Español

| | コメント (0)

« 2024年2月 | トップページ | 2024年4月 »