In the Klezmood
ゼアミdeワールド406回目の放送、日曜夜10時にありました。17日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日はIn the Klezmoodの2曲を。
東欧系ユダヤ音楽の44回目になります。ヨーロッパのクレズマーも6回目になりますが、今回で現代のクレズマーは終えたいと思います。クレズマーの音源は、本当に星の数ほどありますが、今回は手持ち資料の中から数枚おかけします。次回から数回はクレズマーの歴史的録音を予定しております。
まず最初は、オーストリア在住のYさんから頂いたIn the Klezmoodと言う盤で、おそらく日本ではなかなか手に入らない盤ではないかと思います。パイプオルガンなど弾かれる鍵盤奏者のYさんのお薦め盤でした。ピアノ弾き語りのRoman Grinbergを中心に結成されたグループによる演奏で、ピアノと歌、クラリネット、ベース、パーカッションの4人編成です。本格的なイディッシュ語の歌唱も聞かせています。この盤からギオラ・ファイドマンの演奏で有名になったNoch Mer Freylechと、割と珍しいピアノによるドイナの演奏の2曲を続けておかけします。
<4 In the Klezmood ~Noch Mer Freylech 3分46秒>
<6 In the Klezmood ~Doina 3分25秒>
次に南ドイツで94年に結成されたクレズマー・グループ、フルイェト(Huljet)のMeschuggeと言う盤からです。前作の独Heartmoon Recordsからのthe goj groupではトラッドを大事にしながら、現代的感性を盛り込むスタイルでしたが、こちらではウードやダラブッカなど中東の楽器も入れて更に新しい試みを色々展開しています。この盤から、イディッシュ・ソングの大変有名な曲、Bay Mir Bistu Sheynをおかけします。この曲はアカペラ重唱です。
<10 Meschugge - Huljet! - That New Kind Of Klezmer Bay Mir Bistu Sheyn 2分6秒>
次はKlezmer Music: A Marriage of Heaven & Earthと言うEllipsis artsからの96年のコンピレーション盤から、Deborah Strauss and Jeff WarschauerのWedding Suiteと言う曲をおかけします。前にデボラ・シュトラウスは今どうしているのでしょうか、と言う事をゼアミブログで書いたり、400回目の放送でThe Chicago Klezmer EnsembleのSweet Home Bukovinaをかけた際に言いましたが、同じクレズマー・コンサーヴァトリー・バンドに在籍したことのあるジェフ・ワルシャワと夫婦になられていたことは、最近知りました。400回目でかけたMazltovは、同じくこのコンピレーションに入っていました。デボラ・シュトラウスはIn the Fiddler`s Houseの95年に出たVHSの映像で、ブレイヴ・オールド・ワールドのメンバーとクラクフ・ゲットー跡地でドイナを演奏しているシーンがありまして、それが強く印象に残っていたヴァイオリニストです。
<7 Deborah Strauss and Jeff Warschauer / Wedding Suite 6分26秒>
次はイディッシュ・ソングになりますが、Ensemble Draj / Kinderjornと言う2006年の盤です。 独Laika Recordsから出ていて、女性ヴォーカルにチェロ、アコーディオンのみというユニークな編成です。ゲットーで生まれた物悲しいイディッシュ・ソングですが、室内楽サウンドで静かに演じられると、ECM風のクールな趣きにも聞こえます。この盤から、他の演奏でも何度かかけたイディッシュ名曲のOifn Pripetschikをおかけします。その後時間が余ればPapir Is Doch Wajssまでおかけします。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<4 Ensemble Draj / Kinderjorn ~Oifn Pripetschik 4分5秒>
<9 Ensemble Draj / Kinderjorn ~Papir Is Doch Wajss 2分39秒>
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