« キシニョフの思い出とコルネットのミュートプレイ | トップページ | エイブ・シュヴァルツのロシアン・シェール »

2024年5月10日 (金)

Yikhes: Frühe Klezmer-Aufnahmen von 1907-1939

33年前の記憶を辿ると、最初に聞いたのがアリオンのクレズマー・オーケストラで、その次がこのYikhesだったように思います。その後は確かグローバル・ヴィレッジの歴史的録音のカセットで、そのカセット音源とこのYikhesで、ヴィンテージ・クレズマーのイメージの原型が出来た後で、ラウンダー盤を聞いたように思います。アメリカのリヴァイヴァル・クレズマーを聞いたのは、その後です。元々懐かし気な音楽な上に、二重三重に懐かしい音源です。曲ごとのYouTubeはどうやらなさそうですので、1本に全て入っているものを上げておきます。番組で完全にかけられなかった曲も全て入っています。(以下放送原稿を再度)

Yikhes: Frühe Klezmer-Aufnahmen von 1907-1939

00:00 1. Naftule Brandwein - Rumänische Doina
03:05 2. Max Yenkovitz; Goldberg - Yoshke Furt Avek (Yoshke fährt weg)
06:29 3. Naftule Brandwein - Vi Tsvey Iz Naftule Der Driter (Wo zwei sind, ist Naftule immer der Dritte)
09:46 4. Josef Solinski - Rumänische Fantasien
13:10 5. Naftule Brandwein - Naftule Shpilt Far Dem Rebn
16:02 6. Max Leibowitz - Yiddish Hora - A Heymish Freylekhs
19:29 7. Staatliches Ensemble Jüdischer Volksmusiker - Jüdischer Tanz
22:08 8. Rumynskii Orkestra Bel’fa - Yikhes (Stammbaum)
25:05 9. Naftule Brandwein - Heyser Bulgar
28:15 10. Dave Tarras - A Rumenisher Nign (Eine rumänische Melodie)
31:24 11. Leon Ahl - Doina
34:28 12. Joseph Moskowitz - Buhusher Khusid
37:26 13. Mishka Ziganoff - Galitsyaner Khusid
40:40 14. Abe Schwartz - Nationale Hora, Teil 1
44:31 15. Radermans und Beckermans Orchester - An Eyropeyishe Kolomeyke
47:24 16. Naftule Brandwein - Der Ziser Bulgar (Der süße Bulgar)
50:36 17. Rumynskii Orkestra Bel’fa - Simkhas Toyre
53:10 18. Naftule Brandwein - Naftule, Shpil Es Nokh Amol

次は独TrikontのYikhesに移ります。このシリーズはYikhesが1枚目で、1907-1939年の古いクレズマーの録音ですから、時期は一番古いものでした。
シリーズ2枚目のDoyresは、1979-1994年のクレズマーの録音で、長生きした現代クレズマーの父デイヴ・タラスの晩年の録音が含まれていました。彼は晩年にアンディ・スタットマンも教えました。
3枚目Shteygersには、1991-1994年の新しいクレズマー音楽が収録されていて、KCB(クレズマー・コンサーヴァトリー・バンド)やクレズマティクス等の、現代クレズマーの代表的なグループの他に、エリオット・シャープやB.マルサリスのように他ジャンルが専門の人も出て来ました。
Yikhes以外は売り切れていまして、手元に資料が残っていませんでした。この3枚のシリーズが出たのは、前回のラウンダー盤が出た93年より早く、91年でした。解説はドイツ語のみだったので、ラウンダー盤が出てからは影が薄くなった感もありました。

最初にこの盤を聞いた91年頃から耳に残って仕方なかった7曲目のJewish Danceからおかけします。演奏はState Ensemble Of Jewish Folk Musiciansとありまして、この匿名のようなグループ名が興味をそそります。クラリネット名人のナフテュール・ブランドヴァインやデイヴ・タラスの音源もありますが、重複するように思いますので、やはり個人別の時にかけることにします。

<7 Jewish Dance 2分39秒>

8曲目がアルバムタイトル曲のYikhes(家系図?)です。演奏はBelf's Rumanian Orch. (Rumynskii Orkestra - Belfs Rumänisches Orch.)とありますから、この曲ではルーマニアからの移民の演奏と分かります。

<8 Yikhes 2分57秒>

それでは最後に、11曲目のヴァイオリンとツィンブルのDoinaと、2曲目のアコーディオンとツィンブルのYoshke Fort Avekを時間まで聞きながら今回はお別れです。11曲目がLeon Ahlのヴァイオリン(ツィンブル奏者は不明)、2曲目がMax Yenkovitz (acc), Goldberg (tsimbl)の演奏ですが、特に11曲目前半のドイナの部分のヴァイオリンの技に驚きました。

<11 Doina 3分5秒>
<2 Yoshke Fort Avek 3分23秒>

|

« キシニョフの思い出とコルネットのミュートプレイ | トップページ | エイブ・シュヴァルツのロシアン・シェール »

クレズマー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« キシニョフの思い出とコルネットのミュートプレイ | トップページ | エイブ・シュヴァルツのロシアン・シェール »