バリー・シスターズとアンドリュー・シスターズ
「ユダヤ版ザ・ピーナッツ」と形容して30年以上になるでしょうか。久々に聞き返して聞き入ってしまいました。バリー・シスターズだけでなく、彼女らの先輩格で1930年代から1960年代に活躍したアンドリュー・シスターズも類似のスタイルで聞かせる女性デュエットでしたが、アンドリューはイディッシュ語だけでなく英語でも歌ったので、より広く人気を博したようです。しかしジャズの技法的にはバリー・シスターズの方が上だと思います。バイ・ミール・ビスト・ドゥ・シェーンを聞く限りでは、アンドリューは30年代頃のジャズ・ヴォーカルのスタイルに留まっているようにも思います。2,3本目にAbi Gezuntより有名なバイ・ミール・ビスト・ドゥ・シェーン(素敵なあなた)の両者の歌唱を貼っておきます。(以下放送原稿を再度)
次は、女性二人組のイディッシュの歌手バリー・シスターズのSingと言う盤から、前にクレズマー・コンサーヴァトリー・バンドでかけたAbi Gezuntをおかけします。イディッシュ版ザ・ピーナッツのようだと昔から形容してきました。
<8 The Barry Sisters / Sing ~Abi Gezunt 2分37秒>
Barry Sisters- Bei mir bisti sheyn
Andrews Sisters Bei mir bist du schön 1937 mp3
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