ハイフェッツのヘブライ・メロディ
ハイフェッツが弾くアクロンのヘブライ・メロディはYouTubeが沢山ありまして、番組でかけた巨大なメノラー(7本の燭台)のジャケットのものもありましたが、ハイフェッツがおそらく一番若い頃のオーケストラ伴奏のもので上げておきます。The Heifetz Collection - Vol. 1 (1917 - 1924); The Complete Acoustic Recordingsからです。この音源は他にも名演が目白押しです。
ヘブライ・メロディは、ピアノ伴奏も幾つか聞くと違うように思うので、録音時期の異なる音源があるのではと思われます。この曲はヴァイオリン譜は持っていますが、後半の速い部分がどういう指使いとボウイングなのかが大変気になりますので、他の演奏家の動画も2本目に入れておきました。ここで弾いているガイ・ブラウンシュタインは1971年イスラエル、テルアヴィヴ生まれ、2000年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター就任、2013年にソロ活動に専念するためにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を退団とありました。(以下放送原稿を再度)
次は往年のユダヤ系の大ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツが得意にしていたアクロンのヘブライ・メロディと言う曲をおかけします。この曲はアクロンが子供の頃にワルシャワのシナゴーグで聞いた旋律を元に作曲されていて、後半はユダヤ旋法の非常に速く細かい音型のカデンツァに移っていきます。イツァーク・パールマンも「In the Fiddler`s House」のビデオでこの曲を弾いていました。
今日は何故か埋め込みできないので、リンクを貼っておきます。
Hebrew Melody, Op. 33 (1990 Remastered)
https://youtu.be/punq2JPhhIw?si=3Ts0b2jrX2qmuob3
Joseph Achron - Hebrew Melody
https://youtu.be/CGAYyFTHQsM?si=gjOxCJdtFfjo1_CK
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