Tanya Anisimovaのスーフィー・ソウル
昨日バッハのシャコンヌとロカテッリのチェロ・ソナタを上げたTanya Anisimovaの音源を調べてみましたら、Sufi Soulと言う2006年の盤がありました。ジャケットにもイスラム教徒らしい衣装で写っていて、これを見てまた驚きました。超絶技巧で驚き、チェチェン生まれで驚き、イスラム教徒かも知れないという事で、3度驚きました。チェチェンでスーフィズム(イスラム神秘主義)が盛んなのは有名ですが、この人はクラシックのチェリストなので、チェチェンでは少数派のロシア人かと思ったら、チェチェン人だったのかも知れません。ロシア人だから、94年にチェチェン紛争が始まった時に亡命したのだと思っていましたが、違ったのでしょうか。この3度の驚きで、ますます関心が強まりました。
彼女のその他の音源には、ストリーミングで表示されている年があっていればですが、2003年にチェロでの無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータ、2004年に無伴奏チェロ組曲が、それぞれ全曲で出ています。無伴奏ヴァイオリンの編曲の方では、原調で弾いているようですが、一部音をオクターブ下げて弾いている箇所がありました。当時はクラシックからすっかり離れていたので、聞き逃してしまっていました。今日は取り合えずスーフィー・ソウルから2曲上げておきます。2曲目は「アドナイ」と言うヘブライ語かも知れないタイトルで、これで4度目の驚きです(笑)
Sufi Suite For Cello Solo, After Rumi
Adonai For Cello and String Orchestra
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