スロヴァキアのチャールダーシュ
番組でかけたチャールダーシュ系の2曲を演奏していたグループについては、生映像はおそらく見当たらないと思いますので、イネディ音源のみ貼っておきます。演奏風景は、先週上げたHaraficaなどに近いと思いますが、3弦の伴奏ヴァイオリン(あるいはヴィオラ)のコントラの音は、イネディの方ではよく聞こえます。(以下放送原稿を再度)
それではチャールダーシュ系の音楽に移ります。前回に言いましたが、ハンガリー語で「酒場」という意味のチャールダに由来する「チャールダーシュ」と言う舞踊の名前が生まれたのは、ユダヤ系作曲家ロージャヴェルジ・マールクの作った楽曲にありまして、彼はスロヴァキアに近い北ハンガリーの生まれなのもあってでしょうか、現在もスロヴァキアではチャールダーシュの演奏が盛んです。
フランスのInedit盤からチャールダーシュ系の音源を2曲おかけします。1曲目のCiganske Piesne(ジプシーの歌)は、比較的都会のジプシー音楽に近い感じですが、他はハンガリー農村の泥臭いチャールダーシュにそっくりに聞こえます。あるいはトランシルヴァニアのハンガリー音楽にも似ています。8曲ある中から、1曲目と11曲目「高原の音楽」を続けておかけします。
<1 Ciganske Piesne 3分46秒>
<11 Musique des plateaux: Oci, oci, cierne 3分3秒>
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