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2024年12月 6日 (金)

赤いリンゴ

ヤナーチェクのモラヴィア民謡集から今回選んだ8曲の中で、この「赤いリンゴ」は、一番鮮烈な印象がありました。スラヴらしいメロディも簡潔な愛の詩の表現も、モラヴィアらしいと言うか、スラヴらしさ満開の一曲だと思います。連想するのは、ロシアのカチューシャや日本の「リンゴの歌」です。カチューシャの冒頭にもリンゴが出て来ます。ヤナーチェクのこの曲の原題はCervena jabucka ですから、チェルヴェナー・ヤブーチカと音読できるかと思います。ロシア語なら「赤いリンゴ」だけ訳すとкрасное яблоко(クラースノエ・ヤーブラカ)ですが、チェコ語のヤブーチカと言うのは「小さい」と言うニュアンスが入っているので、形容詞も変化しているようです。ロシア語でも「小さい」ニュアンスが入ると、名詞の語尾に「チカ」がよく付きます。CDの解説にあった英訳からの和訳を添えておきます。

Moravian Folk Poetry in Songs - Little Red Apples

私たちの窓の前には
素敵な土地
その上には、とても素敵な小さな庭

その小さな庭には
きれいなリンゴの木、その上には赤いリンゴ
赤いリンゴが地面を転がっている
私の愛は世界中をさまよっている
赤いリンゴは転がるのをやめた
私の愛はさまようことを止めた

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