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2024年12月 4日 (水)

Moravská lidová poesie v písních

ヤナーチェクのモラヴィア民謡集の原題はMoravská lidová poesie v písních、英訳はMoravian Folk Poetry in Songsです。iTunes上では英訳しか表示されず、解説を家に忘れてきてしまったので、番組でかけた曲がどれか今は照合出来ませんが、バックの演奏もいい感じの動画がありましたので、一本貼っておきます。(以下放送原稿を再度)

モラヴィア音楽の特徴と、それをヤナーチェクがどういう風に取り入れたかについての、ウィキペディアの記事を引用します。

現在のチェコは大きく分けて、スメタナやドヴォルザークの生まれた西部のボヘミアとヤナーチェクの生まれた東部のモラヴィアという歴史的地域から成り立っているが、両者の間には文化においても違いがある。ボヘミアが「いつも多分に西ヨーロッパの一部」で「いっそう都会風で豊か」なのに対し、モラヴィアは「スラヴ系特有の東洋との同一性を保持」し、「本質的に農村」と評される。音楽についてもボヘミアの音楽が「単純な和声と規則的なリズムのパターンと調的構造」「厳格で規則正しい拍子」を有するのに対し、モラヴィア、とりわけワラキア、ラシュスコなどスロバキアに近い東部の音楽は規則性がなく、自由な旋律によって構成される。また、ボヘミアの音楽には長調のものが多く、モラヴィアの音楽には短調のものが多い。ボヘミアの音楽は舞踊に適するがモラヴィアの音楽は適さないとされる。
ヤナーチェクは民謡を研究する中で、モラヴィア、とりわけ東部の民謡が「話し言葉(の抑揚)」から生まれると考え、オペラ『イェヌーファ』作曲中の1897年以降、「人間の心の動きの表れである話し言葉の抑揚を、言葉の意味と関連させて楽譜に写し取った」旋律(「旋律曲線」または「発話旋律」)を収集し、作曲の際の参考とするようになった。ヤナーチェクは発話旋律について「魂を覗き見るための窓」、「人間のある瞬間の忠実な音楽的描写であり、人間の心とその全存在のある一瞬の写真である」、「生なるもの'のすべてを映し出す鏡」「発話旋律の中にのみ、チェコ語による劇的な旋律の真の範例が多く見出される」と述べている。

以上のことを鑑みますと、長調でリズムがはっきりした曲が多い先程のスプラフォンの音源は、ボヘミア寄りの音楽にも聞こえましたが、3曲目のDočkaj, miláのみ、長調のチャールダーシュ風のように思いました。この後おかけする英Unicornから出ていたヤナーチェクのモラヴィア民謡(Moravian Folksongs)の原題は、Moravská lidová poesie v písníchで、その英訳がMoravian Folk Poetry in Songsになっています。1892-1901年の間に書かれた独唱とピアノのための歌曲集で、53の民謡から編曲されていますが、この盤には42曲入っています。
もともと私が短調好きなのもありますので、短調の曲を中心にピックアップしまして、上記の「発話旋律」の特徴が表れているように聞こえる曲を8曲選んでみました。歌唱はZdena Kloubová、ピアノ伴奏はRadoslav Kvapilです。ゼアミブログの方では、個別に探ってみる予定です。

Leoš Janáček: Moravská lidová poesie v písních - Jubilejní koncert Jiřího Janouška

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