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2025年1月16日 (木)

幻の常なき世とて経政の

経正(つねまさ)は、喜多流では「経政」と書きます。番組でかけた観世流では見当たりませんが、ちょうど喜多流の映像が2つありました。1本目の厳島神社の御神能の3分30秒頃からが「幻の常なき世とて経正の」の部分の地謡です。2本目は全曲です。能舞台で地謡で謡ってみたかったです。(以下放送原稿を再度)

次に、観世流謡曲で「経正(つねまさ)」の一部「幻乃常なき身とて経正の~」をおかけしますが、この地謡の部分は95年に喜多流謡曲を習った際に、暗記して銕仙会での発表会に出て独吟した部分です。大変思い出深い一節で、30年経った今でも暗記しています。一の谷の合戦で討ち死にした平家の若き武将、経正は生前琵琶の名手でもあったので、愛用していた琵琶・青山(せいざん)を供えて僧・行慶が弔っていると、経正の亡霊が現れ、礼を述べ、花鳥風月を愛で詩歌管弦に親しんだ在りし日を懐かしむという感動的なシーンです。平経正は、平清盛の甥にあたり、能「敦盛」の主人公、平敦盛の兄でもあります。喜多流では「幻の常なき身とて経正の」の部分は、身とて、ではなく、世とて、でした。

厳島神社 御神能「経政」厳島神社

能 [経正] 平清盛の甥 平家物語『経正都落』の後日譚 喜多流 大島能楽堂 現代語訳字幕付き 日本語版

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