1曲目は交響曲第7番の第3楽章です。リリアーナ・カヴァーニ監督の映画「愛の嵐」に引用されていましたが、室内楽編曲だったので気が付いている人は余りいないかも知れません。この映画で他に出てきた有名な曲にWenn Ich Mir Was Wünschen Dürfte(「望みは何と訊かれたら」)がありまして、この歌は1930年代にマルレーネ・デートリヒが初めて歌いましたが、70年代になってシャーロット・ランプリングが「愛の嵐」の中の衝撃的なシーンで再び歌い演じました。この歌を聴いてすぐに連想してしまうのが、チャイコフスキーのスラヴ行進曲で、かなり似ていると思います。マーラーの交響曲第7番の第3楽章とも雰囲気が似ているようにも思いますが、この2曲は非常にあの映画にぴったりでした。最初に聞いたのはホーレンシュタインのCDでしたが、今日おかけする音源は、7番以外も全てラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の演奏です。
他にマーラー作品で民族音楽を引用した有名な例としては、交響曲第1番「巨人」の第3楽章があります。この主題は童謡「フレール・ジャック」として知られるフランスの民謡(オーストリアでは「ブルーダー・マルティン」として、また、一般的に英語名 "Are you sleeping?" でも知られている、とウィキペディアに解説があります。この旋律が短調に変わって出て来ますが、中高生頃に初めて聞いた時に大変びっくりしたのをよく覚えています。この2曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<交響曲 第3番 ニ短調(第1部) 第1楽章: Kräftig. Entscheiden 30秒余り>
<交響曲 第1番 ニ長調 《巨人》 第3楽章: Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen 10分37秒>
この後は、この盤の最初に戻りまして、1950年に結成されたフラディシュチャンと言うモラヴィア民謡グループの演奏が数曲続きます。最初の「Okolo Hradit’a(フラディシュチャの若者)」は大変に美しい曲で、ズザナ・ラプチーコヴァーが寂し気でリリカルな歌唱を聞かせます。次の「Dúbravěnko Zelená(緑の樫の森)」はヴァイオリンをフィーチャーした曲で、後半はチャールダーシュ風に展開します。3曲目の「Měl Sem Štěstí(ラッキー・ガイ)」は、ズザナ・ラプチーコヴァーの「モラヴィアン・ラヴ・ソング」に入っている曲で、1曲目とは打って変わって民謡をジャズ風に歌っています。
<1 Hradišt‘An & Zuzuna Lapčíková / Okolo Hradit’a(フラディシュチャの若者) 3分23秒>
Okolo Hradišťa - Zuzana Lapčíková, Hradišťan/ obrázky František Pavlica
Okolo Hradišt'a
<2 Hradíšťan / Dúbravěnko Zelená(緑の樫の森) 2分46秒>
<3 Zuzana Lapčíková & Jiří Pavlica / Měl Sem Štěstí(ラッキー・ガイ) 4分2秒>
この後は、この盤の最初に戻りまして、1950年に結成されたフラディシュチャンと言うモラヴィア民謡グループの演奏が数曲続きます。最初の「Okolo Hradit’a(フラディシュチャの若者)」は大変に美しい曲で、ズザナ・ラプチーコヴァーが寂し気でリリカルな歌唱を聞かせます。次の「Dúbravěnko Zelená(緑の樫の森)」はヴァイオリンをフィーチャーした曲で、後半はチャールダーシュ風に展開します。3曲目の「Měl Sem Štěstí(ラッキー・ガイ)」は、ズザナ・ラプチーコヴァーの「モラヴィアン・ラヴ・ソング」に入っている曲で、1曲目とは打って変わって民謡をジャズ風に歌っています。これらの曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<1 Hradišt‘An & Zuzuna Lapčíková / Okolo Hradit’a(フラディシュチャの若者) 3分23秒>
<2 Hradíšťan / Dúbravěnko Zelená(緑の樫の森) 2分46秒>
<3 Zuzana Lapčíková & Jiří Pavlica / Měl Sem Štěstí(ラッキー・ガイ) 4分2秒>
モラヴィアの首都ブルノの民族楽団をバックに歌っている曲が3曲ありまして、2曲おかけしますが、いずれもチャールダーシュ風で個人的には一番好きなタイプです。音源のデータにはIva Bittová, The Brno Radio Folk Instruments Ensemble & Miroslav Lopučekとあります。指揮者だと思いますが、2曲目はBohumil Smejkalに変わっています。
イヴァ・ビトヴァのClassicから、明日は民族楽団バックの曲を上げたいので、今日はSpeech MelodiesとQuator pour Coraにしました。どちらも生映像が見当たらないのが残念でした。ここで歌われるSpeech Melodiesですが、不思議なことにチェコと言うよりノルウェーのサーミのヨーイクを思い出しました。(以下放送原稿を再度)
ヤナーチェクの時に出てきた最重要な用語、発話旋律(スピーチ・メロディ)と題する民謡が3曲ありまして、少女合唱と共演しています。V tom brezovském poliと言う曲をおかけしておきます。チェコ語翻訳にかけると「あの白樺畑で」と出て来ました。
<14 Speech Melodies: V tom brezovském poli 1分45秒>
98年の「Classic」の方では、イヴァ・ビトヴァ自作の歌入り弦楽四重奏曲、モラヴィアの民謡やヤナーチェクの歌曲等を歌っていて盛沢山な内容です。前半では弦楽四重奏をバックにヴァイオリン弾き語りを披露しています。シュカンパSQ、レルキー少女合唱等との演奏です。まずは弦楽四重奏と一緒に演奏しているQuator pour Cora(角笛?)からSkočná(飛び跳ねる)とDanceの2曲を続けておかけします。
<13 Janácek: Dance of the Vampires ~Dance of the Vampires 7分47秒>
<7 Janácek: Dance of the Vampires ~Our Evenings 2分55秒>
98年の「Classic」の方では、イヴァ・ビトヴァ自作の歌入り弦楽四重奏曲、モラヴィアの民謡やヤナーチェクの歌曲等を歌っていて盛沢山な内容です。前半では弦楽四重奏をバックにヴァイオリン弾き語りを披露しています。シュカンパSQ、レルキー少女合唱等との演奏です。まずは弦楽四重奏と一緒に演奏しているQuator pour Cora(角笛?)からSkočná(飛び跳ねる)とDanceの2曲を続けておかけします。
<2 Quator pour Cora: Skočná 3分46秒>
<3 Quator pour Cora: Dance 2分44秒>
ヤナーチェクの時に出てきた最重要な用語、発話旋律(スピーチ・メロディ)と題する民謡が3曲ありまして、少女合唱と共演しています。V tom brezovském poliと言う曲をおかけしておきます。チェコ語翻訳にかけると「あの白樺畑で」と出て来ました。
<14 Speech Melodies: V tom brezovském poli 1分45秒>
モラヴィアの首都ブルノの民族楽団をバックに歌っている曲が3曲ありまして、2曲おかけしますが、いずれもチャールダーシュ風で個人的には一番好きなタイプです。音源のデータにはIva Bittová, The Brno Radio Folk Instruments Ensemble & Miroslav Lopučekとあります。指揮者だと思いますが、2曲目はBohumil Smejkalに変わっています。
<9 Ej ně do nás 2分5秒>
<10 Hladaj ty mi krajčíra 2分23秒>
チェコ西部ボヘミア地方の音楽の3回目です。チェコSupraphonから出ていたMUSICA BOHEMICAのCzech Folk Songs(チェコの民謡集)と言う2枚組からピックアップしていましたが、前回かけられなかった曲から始めたいと思います。他に6曲選んでいましたが、2曲だけおかけすることにします。最初はNarrative Songs(物語歌)のカテゴリーから、The Fiddlers Wandered(フィドラー達は彷徨った)、2曲目は葬送歌のカテゴリーからLull Your Lamentation(嘆きを鎮める)と言う曲です。どちらも大変美しく印象的な歌です。
<2-22 Czech Folk Songs: The Fiddlers Wandered /Narrative Songs/ (VI., Page 27) 6分16秒>
<2-29 Czech Folk Songs: Lull Your Lamentation /Funeral Songs/ (VI., Page 187) 3分>
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