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2025年5月15日 (木)

太田胃散のCMで有名な7番

ゼアミ29周年の今日は、この曲になりました。太田胃散のCMで有名なショパンの前奏曲7番で、コルトーの演奏です。この短く穏やかな曲を聞くと、70年代の古き良き昭和の頃を思い出すのは私だけでしょうか。ここに写っているのは、左からチェロのパブロ・カザルス、ヴァイオリンのジャック・ティボー、ピアノのアルフレッド・コルトーで、このカザルス・トリオでも沢山の名演を残しました。カザルスと言えば、大昔の名人のイメージがありますが、彼は1876年生まれで、コルトーが1877年、ティボーは1880年ですから、3人は同世代です。カザルスは1973年まで生きて96歳で亡くなりました。ティボーは、ジネット・ヌヴーが亡くなった4年後の1953年に、同じく飛行機事故で亡くなり、愛器のストラディヴァリウスも失われています。コルトーは1962年に亡くなっていますが、若い頃ワーグナーの作品に傾倒しワーグナーの『神々の黄昏』をフランス初演、ナチスの前で演奏したことなどの責を問われ、戦後はフランス国内での演奏の機会を完全に奪われるなど不遇だったそうです。
コルトーはショパンの弟子に教わったそうですから、ショパン自身の孫弟子と言う事になります。コルトーの門下生には、ディヌ・リパッティ、クララ・ハスキルなど、往年の名人が名を連ねています。コルトーが絶賛したディヌ・リパッティがコンクールで優勝できなかったので審査員を降りるという行動で擁護、と言うエピソードは、80年代のアルゲリッチとポゴレリッチを思い出しました。

Alfred Cortot plays Chopin Prelude Op. 28 N. 7

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