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2025年6月 6日 (金)

エルマン・トーン

甘美なヴァイオリンの美音に「エルマン・トーン」と言う形容が付いていた往年の名人ミッシャ・エルマン(1891~1967)は、戦前には亡くなっていた昨日アップした2人の巨匠と比べると、同じく19世紀生まれでも1967年までご存命だったので、色々と状態の良い録音が残っています。番組でかけたヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調の2楽章のライヴ映像がありました。この緩徐楽章のロマンス楽章は変ロ長調で、8分の12拍子のたゆたうような旋律が大変美しいです。
今週ブログで取り上げたヴァイオリニストでは、メニューイン、パールマン(番組のみですが)、カール・フレッシュ、ミッシャ・エルマンはユダヤ系です。ウクライナ出身のミッシャ・エルマンの祖父はクレズマーのフィドル奏者だったそうです。同じくユダヤ系のヤッシャ・ハイフェッツと世代が近く、この「ヴァイオリンの帝王」の影に隠れがちではあったようですが、地味に精力的に活動し、その甘美なストラディヴァリウスの「エルマン・トーン」で親しまれました。

MISCHA ELMAN, violin. H. Wieniawski - Romance (Violin Concerto No.2, 2d movement)


<Violin Concerto No. 2 in D Minor, Op. 22: II. Romance. Andante non troppo 4分53秒>
<Violin Concerto No. 2 in D Minor, Op. 22: III. Allegro con fuoco - Allegro moderato, à la zingara 7分4秒>

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