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2025年8月18日 (月)

よさこい節

ゼアミdeワールド475回目の放送、日曜夜10時にありました。20日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。よさこい節の古い音源はYouTubeにもありました。間の取り方が最近の歌い方とは違うなと思います。郡上八幡と相川音頭、おわら節は水曜以降に。

ドイツ・シリーズの途中ですが、盆と正月は日本に帰ろうという事で、大体いつも日本の音楽を取り上げております。今回は3回目です。

まず高知の代表的なお座敷唄「よさこい節」の古い録音から始めます。アメリカのSmithsonian Folkwaysから1961年にアナログ盤で出ていた音源ですので、かなり古い録音だと思います。最近の録音は少ないので、これは貴重だと思います。

<Traditional Folk Songs of Japan ~Yosakoi Bushi 3分31秒>

次に、岐阜県中部、郡上八幡の盆踊り歌の中で最も有名な川崎の古調の歴史的録音と、それよりは後の坪井三郎による歌唱を続けておかけします。古調の方は、寺田敬蔵の1956~72年現地録音で、土取利行と桃山晴衣の選曲、解説です。土取さんは87年に郡上八幡に活動の拠点として茅葺きの芸能堂「立光学舍」と「立光学舎レーベル」を奥さんの桃山さんと共同で設立しています。

<2-9 郡上のうた 古調川崎 桝田耕三 2分20秒>
<2-8 決定版日本の民謡 郡上節(かわさき) 坪井三郎 3分19秒>

2000年前後だったと思いますが、私が新内節をやっていた頃に、家元の公演でおわら節とのジョイントをすることがありまして、神奈川の富山県人会の皆さんの演奏を間近で見たこともあります。その後も新内と民謡のジョイントがありまして、佐渡島の佐渡おけさと並ぶ二大民謡の一つ相川音頭との共演もありました。「義経弓流し」のくだりでしたが、能楽の影響を感じさせる凛とした節回しと踊りで、また大変に興味深かったです。前々回に江差追分をかけた初代浜田喜一の歌でおかけします。

<決定版 日本の民謡 [Disc 2] 初代浜田喜一 / 相川音頭 3分47秒>

9月の初めに開催されるおわらの音源もかけておきます。越中おわら節とは、富山県八尾町の「風の盆」と言われる9月1日~3日間の盆踊りで歌われる盆踊唄で、三味線に加えて胡弓が奏されますが、その音色は哀調があり涼しい秋風を思わせます。元禄十五年(1702年)の盂蘭盆に初めて三味線、太鼓、胡弓に合わせて町内を練り歩いて以来、町の行事として定着し、二百十日の毎年9月1日~3日間踊るようになったと伝わっています。通常のお盆より半月遅く開催され、期間中は夜通し踊られるそうです。二百十日は台風襲来の特異日とされるので、風鎮めの祭の意味合いもあるようです。編み笠を被った女踊りの艶やかで洗練された身のこなし、宵闇の中で聞く胡弓の音色のブレンドは、格別風情があると思います。おわら節は富山の民謡ですが、高橋治さんの小説「風の盆恋歌」などを通して、民謡を越えた人気もある曲だと思います。前にかけたダイソーの音源のため、演奏者は不明です。

<越中おわら節 2分3秒>

前々回に予告していました善養寺恵介さんの虚無僧尺八をかけるには時間が少なくなりましたが、一曲だけ途中までおかけします。善養寺さんが人間国宝に認定されたという最近のニュースは、以前委託でCDを直接預かっていたこともありましたので、大変嬉しく思いました。虚無僧尺八は弱音の部分と「間」が多い音楽ですので、機材が無音と判断して放送事故にならないか心配でした。「虚空ー虚無僧尺八」と言う盤から、根笹派錦風流「松風」をおかけします。「鹿の遠音」とか「鶴の巣籠」の方が有名ですが、「間」が多くて心配なので外しました。この曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。善養寺さんの師匠の琴古流尺八の名人・山口五郎によって演奏された本曲「巣鶴鈴慕」(「鶴の巣籠り」の別名)は、日本の楽曲としては唯一ボイジャーのゴールデンレコードに収録され、ボイジャー探査機に搭載されているそうです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<善養寺恵介 / 虚空 ~根笹派錦風流「松風」 6分57秒>

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