尺八伴奏の民謡
ゼアミdeワールド473回目の放送、日曜夜10時にありました。6日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日は初代浜田喜一 / 江差追分だけにしておきます。
ドイツ・シリーズの途中ですが、盆と正月は日本に帰ろうという事で、いつも日本の音楽を取り上げておりますので、今年も2,3回かけたいと思います。今回はお盆の民謡と尺八だけの伴奏の民謡をおかけします。
今年は弘前のねぷたが来なかったので、寂しかったと思ったのは私だけでしょうか。あの笛と太鼓の祭囃子は、理屈抜きでストレートに心に訴えるものがあります。盆踊りの民謡は日本中に沢山ありまして、これまでかけたのは、徳島の阿波踊り、越中おわら風の盆、郡上八幡の盆踊り、青森のねぶたと弘前のねぷた等でした。今回の音源は25年くらい前にダイソーで手に入れた民謡シリーズの一枚で、演奏者名の記載がありませんが、中にはかなり貴重な録音があるように思います。短くまとめられた録音が多いので、2曲続けておかけします。徳島の阿波踊りと、福島の会津磐梯山です。
<阿波踊り 1分41秒>
<会津磐梯山 3分34秒>
尺八だけの伴奏の民謡に移りますが、何故尺八かと言いますと、実は最近尺八を始めたからでした。大分前から虚無僧尺八や民謡の尺八は好きなジャンルでしたが、最近すみねさんと言うポップ尺八奏者のよさこい節やダンチョネ節などの演奏を聞いてぐっと来るものがありまして、昔のマイブームを思い出した次第です。先日、善養寺恵介さんが人間国宝に認定されたというニュースも、以前委託でCDを直接預かっていたこともありましたので、大変嬉しく思いました。
尺八伴奏の民謡で今回選んだのは、江差追分、南部牛追い唄、津軽山唄の3曲です。まず「民謡の王者」とも言われる程難しい北海道の江差追分ですが、名人中の名人と謳われた初代浜田喜一さんの古い録音をおかけします。モンゴルのオルティンドーとの類似もよく指摘されました。
<SP盤復刻 日本民謡の名人をたずねて(上) 初代浜田喜一 / 江差追分 6分14秒>
江差追分(前唄・本歌・後歌) 浜田喜一(初代)
次に岩手の南部牛追い唄ですが、この曲も尺八以外の伴奏は考えられない程、歌の節に寄り添って演奏されます。南部牛追い唄はレクイエム(鎮魂歌)に、大漁唄い込み(あるいは斎太郎節)は復興への応援歌に聞こえて仕方ないという事で、東北の大震災の後、5年くらい、毎年3月11日にゼアミブログにアップしていました。牛追いの歌ですが、哀感溢れる節回しは大変美しく感動的で味わい深いと思います。この曲など岩手の民謡で有名な畠山孝一の極めつけの名唱です。
<決定版 ふるさとの民謡 岩手編 畠山孝一 / 南部牛追唄 2分53秒>
最後に青森の民謡「津軽山唄」ですが、往年の民謡の大御所、成田雲竹の貴重音源でおかけします。尺八伴奏は、何と津軽三味線の巨匠の高橋竹山ですが、尺八の名人でもあったことがこの録音でよく分かります。間に雲竹さんの津軽弁の解説が入ります。昭和30~44年頃のRAB青森放送のラジオ番組「民謡教室」の音源です。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。次回はジャストお盆ですので、阿波踊りやねぶたかねぷたの長尺の実況録音をおかけして、その次の回で最初お盆関連の他の民謡をかけてから、善養寺恵介さんの虚無僧尺八を予定しております。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<成田雲竹・高橋竹山による~民謡うたがたり(1) 津軽山唄 唄① 3分37秒>
<成田雲竹・高橋竹山による~民謡うたがたり(1) 津軽山唄 解説① 2分41秒>
<成田雲竹・高橋竹山による~民謡うたがたり(1) 津軽山唄 唄② 2分16秒>
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