無伴奏チェロ組曲の6番と3番
無伴奏チェロ組曲の6番は、音域の広い5弦チェロのために書かれているので、通常の4弦のチェロではかなりハイポジションとサムポジション(左手親指を使う奏法)の連続になるため、相当に演奏困難な曲です。プレリュードからその傾向は顕著で、穏やかで天上的なアルマンドですらかなり左手が厳しい曲です。サラバンドは個人的に未踏峰(笑)ですが、同時に鳴らすのが不可能な音があると聞いたように思います。その点、3番はプレリュード中間部で左手親指が登場して、広い音程の幅を華やかに動く場面がありますが、これ位はまだまだ序の口です(笑) その後のアルマンドは放送で言いました通り、どこか遊戯っぽいノリがあり、80年代前半の学生の頃にカザルスで聞いた時は「象のダンス」のように聞こえました(笑) チェロを手に持って最初にまさぐった曲がこのアルマンドでした。ロストロポーヴィチの1955年の演奏で、6番と3番の全曲を上げておきます。アルマンドはそれぞれの2曲目です。90年代にあのCMで1番プレリュードが有名になる前は、無伴奏チェロ組曲から一曲だけと言えば大体3番でした。
Bach: Cello Suite No. 6, Rostropovich (1955) バッハ 無伴奏チェロ組曲第6番 ロストロポーヴィチ
Bach: Cello Suite No. 3, Rostropovich (1955) バッハ 無伴奏チェロ組曲第3番 ロストロポーヴィチ
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