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2025年9月 8日 (月)

クラシック作品中のレントラー

ゼアミdeワールド478回目の放送、日曜夜10時にありました。10日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日はマーラーの交響曲1番「巨人」の第2楽章ですが、レントラーのノリのあるライブ映像を探したら、短いですが、晩年のクラウディオ・アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団 の映像がありました。

ドイツの5回目になります。先週取り上げたバロック時代の舞曲アルマンドについては、これ以上探りようがないように思いますので、ドイツの初回で予告していたレントラーに移ります。まず解説をウィキペディアから引用しておきます。

レントラー(独:Ländler)は、3/4拍子の南ドイツの民族舞踊で、18世紀末頃まで、現在のドイツ、オーストリア、スイスにあたるドイツ圏南部一帯で踊られた。
13世紀頃から今日のチロル州とバイエルン州の農民が踊っていたヴェッラー(Weller)から発展した民族舞踊。2人一組で、飛んだりはねたりもする踊りである。レントラーの伴奏音楽は、純粋な器楽のこともあれば、ヨーデルのような歌が混ざることもある。
19世紀ヨーロッパで舞踏会が一般的になると、レントラーはより速いテンポになり、より優雅さが追求されるようになり、男性はHobnail(そこに釘が打ち付けてある長靴)を身につけるようになった。これはワルツの前身だと考えられているが、系列的にはワルツ、及びウィンナ・ワルツの親戚である。
クラシック音楽では、ベートーヴェン、シューベルトらもレントラーを作曲している。また、ブルックナー、マーラーは自身の交響曲の舞曲楽章で通常のスケルツォの代わりにレントラーを採用した。ベルクがヴァイオリン協奏曲で引用したケルンテンの民謡もレントラーであり、オペラ『ヴォツェック』の第2幕でもレントラーが演奏される。モーツァルトやハイドンのドイツ舞曲もレントラーに似ている。ブリテンの『ピーター・グライムズ』でも、舞踏会のシーンでレントラーが演奏される。映画『サウンド・オブ・ミュージック』では、マリアとトラップ大佐がレントラーを踊る。

音源として今のところ見つかっているのは、ベートーヴェンの交響曲8番の第3楽章と、ワーグナーから大きな影響を受けた後期ロマン派の作曲家ブルックナーの交響曲5番の第3楽章、マーラーの交響曲1番「巨人」の第2楽章です。現代音楽のアルバン・ベルクはさすがにラヂオバリバリで流すのは気が引けますので、この3曲の中では比較的知られているように思われるマーラーの巨人第2楽章からおかけします。ああこの曲レントラーだったかと、私は膝を打ちました(笑) バイエルン放送交響楽団、指揮はラファエル・クーベリックです。

<交響曲 第1番 ニ長調 《巨人》 第2楽章: Kräftig bewegt 7分3秒>
Gustav Mahler - Symphony No. 1, Titan - 2. Kräftig bewegt - Claudio Abbado

続いて、ベートーヴェンの交響曲8番ですが、9曲の交響曲の中では1,2,4,8番は比較的マイナーな方かと思います。レントラーは今日取り上げた3曲の中では3楽章か2楽章に置かれるスケルツォの中で登場します。幾分ユーモラスだったりもする軽やかな舞曲ですから、これは当然と言えそうです。ウィキペディアのこの曲の解説には「ベートーヴェンが交響曲の楽章として用いた唯一のメヌエット。ただし導入部にアクセントが付けられていたり、宮廷舞曲というよりもレントラー風であったりするなど、ベートーヴェンの独創性も十分である。」とありますので、はっきりとレントラーとは書かれていませんでした。ベートーヴェンのレントラーは、他に何曲もあったように思いますが、すぐに思い出せないので、取り合えずこの曲を取り上げました。ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。

<ベートーヴェン Symphony No. 8 in F Major, Op. 93 5分59秒>

ブルックナーも偉大なベートーヴェンのジンクスがあって交響曲は9曲までで止まっていますが、その中では壮大で少々晦渋なイメージもある5番の第3楽章スケルツォに、第2主題ではありますがレントラーがありました。ああそうかこれもレントラーだったと膝を打ちました(笑)私がLPで最初に聞いたのは、クナッパーツブッシュかシューリヒトの指揮でしたが、今日おかけするのはルーマニア生まれのセルジュ・チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏です。80年にブラームスのハンガリー舞曲1番を聞いて以来、好きな指揮者です。この曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<Symphony No. 5 in B-Flat Major: III. Scherzo. Molto Vivace (Schnell) - Trio Im Gleichen Tempo 13分35秒>

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