今週かけた曲では、やはり「ヨハン大公のヨーデル」が素晴らし過ぎて、他がかすんでしまう程ですが、9曲目の「美しいアルプスの町インスブルック」は入れておきたいと思います。1964年と1976年に冬季オリンピックが開催されたチロルの州都インスブルックの讃歌です。因みにインスブルックとは"イン川に架かる橋"という意味です。この曲に関しても、古い時期の音源の方がヨーデルがいい感じで入ってくるようです。
併せて「ヨハン大公のヨーデル Erzherzog Johann Jodler」が、1957年のオーストリア映画「野ばら」でウィーン少年合唱団によって歌われるシーンと、今週番組でかけた「ヨーデルの女王」Edith Diepoldの音源と映像を2本上げておきます。ヨーデルで喋っているように見えます(笑) この歌のモデルであるヨハン大公(Erzherzog Johann Baptist von Österreich/1782-1859)は、「アルプス王」と称賛され民衆から慕われたオーストリアの貴族ですが、大公の一人息子のフランツ・フォン・メランの曾孫にあたるのが、現代の名指揮者ニコラウス・アーノンクールと今回初めて知りまして、大変びっくりしました。
Innsbruck, du wunderschöne Alpenstadt
Michael Ande & Wiener Sängerknaben - Erzherzog-Johann-Jodler 1957
dieÖSTERREICHISCHE DODLERKÖNIGIN EDITH DIEPOLD johann jodler 6 titel 1976
今日の映像は、3人の女性ヨーデル歌手による「ヨハン大公のヨーデル(Erzherzog Johann Jodler)」です。日本ではヨーデルの代表曲と称揚されてきたこの民謡が、スイスとはアルプスの反対側のスロヴェニアとハンガリーに近い、オーストリア南東部シュタイエルマルク(あるいはシュタイアーマルク)州の歌というのは、余り知られてないことではと思います。この歌がまずそれぞれの歌手で出てきますが、それぞれの「国」の節を入れたヨーデルをたっぷり聞かせています。終わりの方では、Melanie Oeschが歌うスイスのヨーデルが中心になっているように聞こえます。
1番手のAngela Wiedlは、南ドイツのミュンヘン出身、2番手Melanie Oeschはスイスのベルン州のファミリー・グループOesch’s die Dritten(オシュス・ディー・ドリッテン)のヨーデル歌手、3番手Herlinde Lindnerについては、どこの歌手か不明でした。本家本元のシュタイエルマルク州の歌手だと嬉しいのですが。メラニー・オシュのグループOesch’s die Drittenについては、スイスに回ってきたらたっぷり取り上げる予定です。
Angela Wiedl,Melanie Oesch,Herlinde Lindner-Erzherzog Johann Jodler/Zillertaler Bravourjodler
最近はAcoustic Jazzpopの方に大きく舵を切っているようで、演奏は大変上手ですが、この番組で取り上げたい曲は少ない感じでした。2023年のHeut’ liegt was in der Luft(今日は何かが起こっている)から、ヨーデルの技巧を含む歌とアコーディオンにチロルらしさが感じられる2曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。A Herz wie a Vogerlは「小鳥のような心」と訳せましたが、Zwegn an oanzign Gamsalは意味が不明でした。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<Die Hoameligen / Heut’ liegt was in der Luft ~A Herz wie a Vogerl 小鳥のような心 2分30秒>
<Die Hoameligen / Heut’ liegt was in der Luft ~Zwegn an oanzign Gamsal 2分28秒>
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