スイスシリーズの華々しい中締めとして、番組ではオシュス・ディー・ドリッテンのKu-Ku-Jodel (Live)とJodeln ist cool (Live)のライブ音源をかけましたが、ゼアミブログではメインヴォーカルのメラニー・オシュをフィーチャーした曲から、個人的にとても(実は一番)気に入っていた曲Die Helden vom grossen St. Bernhardを上げておきます。彼らの楽曲には、テンポがゆったりで、じっくりとヨーデルを聞かせる曲は余りないようですから、この曲はメラニー・オシュの美声を存分に堪能できる数少ない一曲だと思います。
直訳すれば「偉大なるサン・ベルナール峠の英雄たち」と訳せますが、今回もDie Helden vom grossen St. Bernhardについてジェミニに聞いてみました。今回も素晴らしい回答でした。
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スイスの人気民族音楽グループエシュズ・ディー・ドリッテン(Oesch's die Dritten)などが歌う『Die Helden vom grossen St. Bernhard(グラン・サン・ベルナール峠の英雄たち)』は、アルプス越えの難所と、そこで多くの旅人を救ったセント・バーナード犬(犬種名:セント・バーナード / ドイツ語:Bernhardiner)を称える楽曲です。
曲の背景となっている歴史や舞台には、次のようなストーリーがあります。
1. 舞台:過酷なグラン・サン・ベルナール峠
標高約2,470メートルに位置するグラン・サン・ベルナール峠(Großer St. Bernhard)は、スイスとイタリアを結ぶアルプス越えの要所です。古くから多くの旅人や修道士、軍隊が往来していましたが、冬は猛吹雪や雪崩が頻発する極めて危険な難所でした。
先週途中までになっていた1958年録音のMountain Songs and Yodeling of the Alpsの後半から、Emmentaler Song、Wild Haycutter Yodel(干し草刈り機のヨーデル)、Gadmer Song、最後はYodelと言う男女の重唱の曲までの4曲を番組でかけました。ヨーデルにこだわって選曲してみました。男声ヨーデルの素晴らしさは、もちろん歌唱の巧みさはありますが、男声の場合、一人で低い音から高い音まで網羅しているからではと思います。
EmmentalerとGadmerというのが何か不明でした。エメンタール(Emmentaler)は、アニメ「トムとジェリー」に登場するような、大きな穴(チーズアイ)があいたスイス原産のハードタイプのチーズだろうと分かりましたが、Gadmerは「20世紀を代表するドイツの哲学者」とも出てきました。これは違うと思います(笑)
曲は、Alpine Yodel、En Revenant de Noces (Love Song)、Faisons a Petite Pas (Dance Song)の3曲です。
<Alpine Yodel 45秒>
<En Revenant de Noces (Love Song) 結婚式から帰ってきたとき 1分19秒>
<Faisons a Petite Pas (Dance Song) 小さな一歩を踏み出そう 1分36秒>
次に前回途中までになっていた1958年録音のMountain Songs and Yodeling of the Alpsの後半から、Emmentaler Song、Wild Haycutter Yodel(干し草刈り機のヨーデル)、Gadmer Song、最後はYodelと言う男女の重唱の曲までの4曲です。ヨーデルにこだわって選曲してみました。
この後はスイスシリーズの最初に聞いたオシュス・ディー・ドリッテンのメインヴォーカルのメラニー・オシュをフィーチャーした曲から、個人的にとても気に入っていた曲Die Helden vom grossen St. Bernhardをおかけしておきます。「偉大なるサン・ベルナール峠の英雄たち」と訳せるようです。彼らの楽曲には、テンポがゆったりで、じっくりとヨーデルを聞かせる曲は余りないようですから、この曲はメラニー・オシュの美声を堪能できる数少ない一曲だと思います。
更にスイス民謡と言えば、おそらく日本で一番有名な「おおブレネリ」を後に続けます。この曲は現地では歌われなくなってしまい、来日した合唱団の日本向けLPを作る時に、日本側からの要望に応え急遽練習して収録したというような逆転現象も起こっていたそうです。NHK東京児童合唱団の歌唱です。
<Oesch's die Dritten / Die Helden vom grossen St. Bernhard 3分3秒>
<おおブレネリ 2分48秒>
この後はオシュス・ディー・ドリッテンの曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。Ku-Ku-Jodel (Live)とJodeln ist cool (Live)のライブ音源です。この2曲をもってスイスシリーズの華々しい中締めとします。
8月は毎年恒例のお盆の純邦楽に移りますが、その中でスイスやオーストリアの時に出てきたカントリー・ヨーデルやハワイアンのヨーデル風な歌唱、ホーハイ節など裏声を使う日本の民謡、ナトゥアヨーデルの比較で出てきた日本各地の馬子唄などを取り上げる予定です。
おそらく9月からになると思いますが、数少ないスイスのクラシック作曲家の作品も少し考えています。エルネスト・ブロッホのチェロ曲「祈り」なども予定しております。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<Oesch's die Dritten / Ku-Ku-Jodel (Live) 2分30秒>
<Oesch's die Dritten / Jodeln ist cool (Live) 3分53秒>
1958年のMountain Songs and Yodeling of the Alpsは、フォークウェイズ時代にアナログ盤で出ていた音源かと思います。CD化はされず、今の時代になってDLかカスタムCDRとサブスクで復活する古い音源は、スイスに限らずこのレーベルにはたくさんあります。今週は一コマ減ってしまいましたので、今週かけた残りの9曲を全て入れておきます。オーストリアの時もそうでしたが、特に男性のヨーデルが素晴らしく、耳が惹きつけられます。(以下放送原稿を再度)
まず1958年のMountain Songs and Yodeling of the Alpsから取り上げますが、フォークウェイズ時代にアナログ盤で出ていた音源かと思います。CD化はされず、今の時代になってDLかカスタムCDRとサブスクで復活する古い音源は、スイスに限らずこのレーベルにはたくさんあります。解説文の和訳を以下に入れておきます。
Fritz Liechti / Mountain Songs and Yodeling of the Alps
<1 Chumm Mit I D'Berge (Come With Me to the Alps) 1分37秒>
<2 Hueterbueb Von Ummel (The Shepherd Boy) 2分20秒>
<3 Dert Anet Dem Bargli (There Over the Mountain In the Valley) 1分40秒>
<4 Morge Frueh (Early In the Morning) 2分7秒>
<6 Hueterbueb Von Herzog (The Shepherd) 2分12秒>
<7 Zwanggrind, Der (Stubborn Face) 1分29秒>
<8 Jhr Manne Es Taget (It's Dawning) 1分48秒>
<10 Gugger (The Cuckoo) 1分36秒>
<12 Emmentalerlied (The Emmentaler Song) 1分34秒>
「なまはげ」を連想させる映像がありました。草木に隠れるような蓑のようなものを着た上で、顔には確かに不思議な木の仮面を被っています。頭の上がまた賑やかに色々なものが載っています。スイスの中でも最も古き良きスイスの伝統を維持していると言われたのが東北部のアペンツェルで、日本の「なまはげ」に相当する悪魔払いのツォイエリが記録されたのは、「芸能の宝庫」として知られたウルネシュ村という所、というのが「アペンツェルのツォイエリ」の紹介文でした。月曜にかけた1曲目の「シルヴェスター・クロイゼ」に相当するのがSilvesterklausenのようです。結局クラウスたち(クロイゼ)というのが何かは不明のままですが。Mystical Men Yodeling in Appenzellというタイトル通りの不思議な光景です。「泣ぐ子は居ねがー」「悪い子は居ねがー」と奇声を発しながら練り歩く、有名な秋田の「なまはげ」のように子供が泣き出す感じではなく、一緒に楽しんでいるようです。
Silvesterklausen - Mystical Men Yodeling in Appenzell Switzerland - Travel and Culture - New Year
スイスのフランス語圏やイタリア語圏、それにロマンシュ語圏もだと思いますが、ドイツ語以外はラテン系の言語です。大体ですが、スイスの中でフランス語圏は西部、イタリア語圏は南部、ロマンシュ語圏は南東部に位置します。それらの地方では、泥臭いアルプスのドイツ語圏の特殊発声入りの民謡より、流麗で美しいメロディを重視する洗練されたラテン系民族の音楽文化に向かう傾向が強いというAI回答でした。スイスは九州程の面積ですが、その中に4つの言語がひしめいているという状況自体が、まず驚くべきことだと思います。オーストリアにしても北海道とほぼ同じくらいの面積です。
AIの回答では、「フランス語圏でもまったくゼロというわけではなく、現在ではスイスヨーデル連盟などを通じてフランス語の歌詞がついたヨーデル(Jodel en français)なども作られていますが、やはり歴史的・文化的な土壌の違いから、圧倒的にドイツ語圏の文化として認識され、親しまれ続けています。」ということでした。そこでヨーデル・アン・フランセ(Jodel en français)で調べてみました。1本目は間違いなくスイスのフランス語ヨーデル、2本目のManon Bédardはカナダ東部のフランス語圏ケベックの歌手のようですが、フランス語でもそれほど違和感はないように思いました。余談ですが、ドイツ語の方言のスイスドイツ語は、Merciなどフランス語の語彙もかなり入っているようです。スイスドイツ語は、アレマン語(ドイツ南西部の地方言語)系ですが、アレマンと言えばバッハなどの組曲で有名なアルマンド(ドイツ風舞曲)の語源です。
石井さんのHappy Yodeling - Ein Jodler zieht hinaus in die Weltの冒頭に入っていたこのEinen Jodler hör i gernが、石井健雄さんとフランツル・ラングの二人とも歌っている曲です。Einen Jodler hör i gernは「私はヨーデルを聴くのが好きです。」と訳せます。フランツル・ラングの歌唱は色々な面でいかにもバイエルン風な味わいですが、石井さんの裏声の方が、素人耳には完璧に聞こえます。この曲についてのAI回答(独文の和訳)は以下の通りです。
陽気な歌「ヨーデルを聴くのが大好き」は、日本のヨーデル歌手、石井健雄の独特なバージョンのおかげで特に有名です。心温まる伝統的なメロディーで、喜びを広め、山への愛を称えています。
背景と情報:この歌は、日本の生きる喜びとアルプスの民謡を融合させたものです。「日本のヨーデル王」と呼ばれる石井健雄は、この曲で真のクラシックを生み出し、SpotifyやAmazon Musicで頻繁にストリーミングされています。
ではTakeo Ischi / 20 goldene Volltrefferから続けておかけします。Japaner Jodler(日本人のヨーデル歌手)、Die Sonn’ und die Berg’(太陽と山々)、Jodler-Braut(ヨーデルを歌う花嫁)、Klarinetten-Muckl Jodler(原曲は有名なクラリネット・ポルカ)、Nachtigall Jodler(ナイチンゲールのヨーデル)、Wann i von der Alm abageh(山の牧草地を離れる時)の6曲です。
おそらくフランツル・ラングの代表曲の一つと思われるDer Jodelwirt vom Alpenblick(アルペンブリックのヨーデルを歌う宿屋の主人)も入れないとと思いつつ、やっぱりこの曲Bergvagabundenが好きです。大体においてチロルからシュタイアーマルクの歌が好きなようです。ゲルニカの「夢の山嶽地帯」を思い出す曲です。東京にもなるべく新幹線で行く程の高所恐怖症ですが(笑) 石井健雄さんが歌っていたEinen Jodler hör ich gernもフランツル・ラングでライブ映像などありましたが、石井さんの音源を来週上げるので、また来週一緒に上げます。(以下放送原稿を再度)
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