お鯉さんの「阿波よしこの」
今日はお鯉さんこと多田小餘綾(ただこゆるぎ)さんの「阿波よしこの」他を見てみます。「阿波よしこの」の第一人者であるだけでなく、昭和11年にタイヘイレコードと専属契約を結び、「東の市丸、西のお鯉」として全国に知られるレコード歌手、日本の「歌姫」として活躍したとのこと。昭和初期の鶯芸者の一人、市丸さんはよく知っていますが、お鯉さんは知りませんでした。生没年は1907年4月27日 - 2008年4月6日で、100歳まで現役で活動されました。1本目の映像は98歳の時ですが、そのお年とは思えない素晴らしい艶のある歌声だと思います。
思った通り、最近の阿波踊りはリズムと踊り重視で、「よしこの」を聞くことが減っているようです。2本目のコメントに「最近よしこの唄が聞こえないのはさみしい。」とありました。歌あっての阿波踊りだと思いますが、これはサンバにおいても言えるのでは。浅草のサンバを見に行っても、打楽器隊のダイナミックさに魅了されながらも、カヴァキーニョ伴奏の歌をよく聞くようにしています。
海外の人のコメントには、調子っぱずれに聞こえる意見がありました。全盛期ほどの声ではないとしても、調子は外れてないのですが。海外の人にそう聞こえるのは仕方ないとしても、現代の日本人の耳にもそう聞こえているとしたら大問題だと思いますが、そうはなってないことを信じます。よしこのは、花柳界と密接な土壌で醸成された節だと思いますから、なかなか現代の女性が同じに歌うのは難しくなってきているのでしょう。阿波踊りの速いリズムとは対照的な、長い間(ま)の歌ですから、難度が高いのも確かだと思います。
おこいさん八千代連2006-7
故郷の唄が響く夏 阿波おどりのお囃子 よしこのの歌い手【テレビトクシマ】
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