木曽節と伊那節
市丸さんのCDは90年代以来、民謡、新民謡、小唄・端唄を何枚も聞いてきましたが、10年程前に出ていたJapanese Kayokyoku Starシリーズには、確かこれまでに聞いてなかった民謡「木曽節」と「伊那節」がありまして、どちらも裏声に返りながらの細かい節回しに聞き惚れました。民謡の粗野な歌い方とは一味違う、小唄・端唄仕込みの繊細な節回しだと思います。放送で木曽節を岐阜民謡ではと言ってしまいましたが、どちらも長野民謡でした。伊那節は「御嶽山節」の宣伝のために1916年に作られた新しい民謡だそうで、長野浅間温泉の半玉(芸者見習い)時代から市丸さんはこの曲を得意とし、この曲を引っ提げて浅草の検番に鞍替えしたとのこと。この2曲と「天竜下れば」は、いずれも昭和8年の録音で、気になるのが民謡2曲の三味線伴奏が誰なのか、あるいは弾き語りなのか、ですが記載はありませんでした。伊那節は「天竜下れば」と歌詞がかなり似ています。
木曽節
伊那節
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