「アンダルシアの犬」とブレンデル
「トリスタンとイゾルデ」で思い出すのが、スペインの映画監督ルイス・ブニュエルが画家サルバドール・ダリと組んだ1929年のシュルレアリスムの映画「アンダルシアの犬」と、アルフレッド・ブレンデルのピアノ編曲版の演奏です。
「アンダルシアの犬」を見たのは、1984年頃のアートシアター新宿の黙壺子(もっこす)フィルムアーカイヴでした。アングラ文化のメッカとして有名だった場所です。フリークスとかピンク・フラミンゴなど変な映画ばかりかかっていました(笑) この余りに衝撃的な短編映画のバックで鳴っていたのが、トリスタンとイゾルデと軽快なタンゴでした。後年再度見た時は音楽がついてなかったので、あれはアートシアター新宿の計らいかもと思っていましたが、YouTubeで見るとやはりトリスタンとタンゴのようです。2本目のようにトリスタンだけになっている映像もあります。ワーグナーの大傑作と何とも不思議なマッチの仕方です。飴屋法水率いる東京グランギニョルによる、一般に有名になる前の「帝都物語」演劇版を見たのもここでした。
もう一つのアルフレッド・ブレンデルのリスト編曲トリスタンは、80年代にTVでも放映されていたと思います。シューベルトなどで流麗な名演を聞かせたあのブレンデルが、脳震とうを起こさないか心配になるほど頭を振って熱演していて目が釘付けになりました。名手も取り乱すほどの、それ程の壮絶な曲だと思います。グールドでも聞いてみたかったです。ブレンデルも今年90代で亡くなりました。動画は見当たらないので、3本目に音源で上げておきます。
Un Chien Andalou (1929) A Short Film by Luis Buñuel, Salvador Dalí
"Un Chien Andalou" (1929) - Full Movie
Liszt: Isoldes Liebestod, S.447 - Piano Transcription After Wagner's "Tristan und Isolde"


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