ルーマニア

2022年5月27日 (金)

ダブルトーンのブルウ、オルトのドイナ、「葬儀:雄鶏」

今週の番組でかけた音源は他には、笛のブルウ、クリスマスのコリンダ、オルト地方のドイナ、Ritual funebru: Cocosdaiul「葬儀:雄鶏」辺りですが、10曲目のハンガリー系の弦楽器のダンス音楽と昨日の女性の掛け声のように、現代も引き継がれているのは他にはコリンダくらいかも知れません。ブルウはロマの楽士が伝えているかも知れませんが、ダブルトーンでは聞いた記憶がありません。その笛の演奏と、個人的にとても興味深く思ったのは20曲目と31曲目ですので、この3曲を上げておきます。ワラキア西部のオルテニアとトランシルヴァニアのオルトが別の場所と言うのは、この盤で知ったことですが、共にオルト川で繋がっています。(以下放送原稿を再度)

8曲目はルーマニアに入ってからタラフなどの演奏で度々出てきたブルウですが、縦笛を吹きながら声も入るダブルトーン奏法です。8曲目から11曲目まではジョク(舞踊曲)が続きます。

<8 Joc: Briul 1分3秒>

20曲目にドイナが入っていますが、この歌はワラキア西部のオルテニアのスタイルのドイナで、このタイプはトランシルヴァニアのオルト地方では珍しいようです。おそらくカルパチア山脈を越えて移牧してきた羊飼いが伝えたのだろうと推測されています。

<20 Doina: "In padure duce-m-oi" 1分29秒>

31曲目のRitual funebru: Cocosdaiulは「葬儀:雄鶏」と訳せるようで、このタイトルは数回前にムジカーシュでかけたSzól A Kakas Márを思い出させます。関係はありやなしや、気になります。厳粛な雰囲気が女声合唱から伝わってきます。

<31 Ritual funebru: Cocosdaiul 1分51秒>

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2022年5月26日 (木)

トランシルヴァニアの結婚式の儀礼歌

トランシルヴァニアの戦前の録音は、まだ人々の日常に伝統歌が脈々と生きていた頃の息遣いが感じられます。昨日は葬儀、今日は結婚式の儀礼歌です。決まった詩節を歌った後に出てくるように思われる、北アフリカのユーユーに少し似た裏声の掛け声を聞くと、古い譬えですが、大屋政子さんの声を思い出します(笑) 
アグネス・ヘルツクなど現代ハンガリーのトラッド界の女性歌手が、類似の歌唱を披露していたと思いましたので、探してみました。5本目は左からHerczku Ágnes, Bognár Szilvia, Szalóki Ágiです。そう言えばこの映像の2008年頃、この3人のハンガリーの歌姫のコラボ作が連発していました。これが結婚式用の歌唱かどうかは不明ですが、唱法としてはそっくりです。70年代からのハンガリーのタンツハーズ(ダンスハウス)運動で復興したハンガリーのヴィレッジ音楽は、エルデーイ(トランシルヴァニア)のハンガリー音楽を重要なルーツにしていますから、当然と言えば当然でしょう。

<22 Ritual de nunta. Joc: "Pe drum" 53秒>

<23 Ritual de nunta. Cintec: Cintecul miresei 1分18秒>

<24 Ritual de nunta. Joc: "Cind pleaca mireasa la cununie" 35秒>

<25 Ritual de nunta: Strigaturi 31秒>

"Háljunk ketten az éjjel"

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2022年5月25日 (水)

80年前の葬送歌ボチェッツ

スイスのVDE-Galloから出ている名盤「ルーマニアの農村音楽」の3枚組は、15年くらい前の段階でCDでは入手困難だったと思います。このレーベルはクラシックがメインで、今も色々出ているようですが、最近も民族音楽方面の新譜が出ているのか不明です。以前の音源は、今回のようにほとんどがストリーミングやYouTubeで聞けるようです。「ルーマニアの農村音楽」の場合ですが、ジャケットは90年代とは異なっています。
LPサイズの解説を読みながら聞いていると色々発見のある盤ですが、トランシルヴァニア編で一番驚いたのは12曲目と32曲目に入っているボチェッツが、ゲオルゲ・ザンフィルのパンパイプ演奏で聞いたような「セルビア東部ヴラフ人の葬儀の音楽とイメージが重なるBocet(ボチェッツ)は、会葬者の慟哭の声まで生々しく描写した音楽」ではなく、意外なまでに淡々と歌われていることでした。トランシルヴァニアと、ザンフィルの拠点のワラキアでは音楽も違うとは思いますが、ザンフィルが彼なりの修飾を施した(ドラマ仕立てのような)演奏をしていたのか、80年の間に徐々に変わっていたのか、どちらでしょうか。
トランシルヴァニア編の2曲の後に、ザンフィルの演奏を入れておきます。ワラキアのオルテニア編とモルダヴィア編にもボチェッツがありますので、またそれぞれで取り上げる予定です。

<12 Bocet: "La sot" (I) 1分35秒>

<32 Bocet: "La sot" (II) 1分13秒>

Bocet

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2022年5月24日 (火)

更にエネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番

火曜には通常ブログは書いておりませんが、先週のネタが多過ぎて4回で収まらなかったので、今日2本上げておきます。明日の放送原稿も、ほぼ出来ていますし。イラン系ユダヤ人のペルシア音楽のヴァイオリン演奏も、最近見つけて非常に驚いた映像ですが、それはまたの機会にして、エネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番ですが、Yehudi Menuhinと妹のHephzibah Menuhinの全曲演奏がありました。録音は1967年とあります。先日はライブ映像でしたが、1楽章だけでしたから。既存の音源かも知れませんが、何よりこの静止画の写真が貴重です。少年時代のメニューインと、彼を温かく見守る師匠のジョルジュ・エネスコ。最高の一枚です。
そして2本目は、何とエネスコがピアノ伴奏に回っての全曲演奏。ヴァイオリンはSerge Blancと言う人です。1952年ですから、亡くなる3年前の演奏です。2楽章初めの同音連打など弱音部分も割と大きく聞こえて、曲の秘密の一端が垣間見えるようです。コメントにInteresting to hear this after a recording of a doina by Maria Tanase.と言うのを見かけて、ニヤリとしました(笑) マリア・タナセは、何回か先で取り上げます。

George Enescu. Violin Sonata No. 3 - Yehudi Menuhin (violin), Hephzibah Menuhin (piano); rec.1967

RARE! Enescu plays Piano - Sonata Nr.3 for Violin & Piano, Serge Blanc (Violin), Live 1952

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2022年5月23日 (月)

VDE-Gallo「ルーマニアの農村音楽」トランシルヴァニア編

ゼアミdeワールド310回目の放送、日曜夜10時にありました。25日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日のYouTubeは4曲目まで入れました。

ルーマニアの音楽の22回目になります。今回はスイスのVDE-Galloから出ている名盤「ルーマニアの農村音楽」の3枚組の、トランシルヴァニア編からご紹介します。他にモルダヴィア編とワラキア西部のオルテニア編がありまして、90年代にはLPサイズのケースに入って英仏の豪華解説が付いていました。国内では、この3枚からの抜粋盤がクラウンから出ていました。
ルーマニアの民謡研究の先駆者であるハンガリーのバルトークを受け継いだ、ルーマニアの作曲家で民族音楽学者のコンスタンティン・ブライロイウの貴重な記録で、現在は消滅してしまった伝承歌も多いと言われています。録音は1933~1943年の間にされています。
VDE-Galloは、ブライロイウが1944 年にジュネーヴに設立したフィールド・レコーディング音源のアーカイブ機関=AIMP(Les Archives internationales de musique populaire)が所有する音源を中心にリリースしてきたレーベルですが、最近の新録も登場していました。
ブライロイウは1893生まれ、1958年にスイスのジュネーヴで亡くなっていますので、生没年はバルトークのほぼ10年ずつ後ですから、相当昔の人です。録音は蝋管録音になるでしょうか、各1~3分の曲がほとんどです。

曲名の最初にクンテク(歌)と付いている7曲の内、4曲目までを続けておかけします。2曲目の笛の演奏は、南トランシルヴァニアの1曲目の歌の変奏です。3曲目はトランシルヴァニア南部のオルト地方起源でトランシルヴァニア中に広まったという民謡です。4曲目もオルトの古い民謡で、ドイナ風のフリーリズムの歌です。大きなヴィブラートのかかった声が特徴的です。

<1 Cintec: "Nino, bade, serile" 1分9秒>

<2 Cintec 1分19秒>

<3 Cintec: "Du-te, dor, cu dorurile" 1分45秒>

<4 Cintec: "Ian asculta cum mai cinta" 1分50秒>

8曲目はルーマニアに入ってからタラフなどの演奏で度々出てきたブルウですが、縦笛を吹きながら声も入るダブルトーン奏法です。8曲目から11曲目まではジョク(舞踊曲)が続きますが、いかにもトランシルヴァニアのハンガリー系音楽らしい伴奏ヴァイオリンが3弦の10曲目までの3曲をおかけします。

<8 Joc: Briul 1分3秒>
<9 Joc: Invirtia 1分16秒>
<10 Joc: Ardeleana cu strigaturi 3分12秒>

20曲目にドイナが入っていますが、この歌はワラキア西部のオルテニアのスタイルのドイナで、このタイプはトランシルヴァニアのオルト地方では珍しいようです。おそらくカルパチア山脈を越えて移牧してきた羊飼いが伝えたのだろうと推測されています。

<20 Doina: "In padure duce-m-oi" 1分29秒>

12曲目と32曲目に入っているボチェッツも、ルーマニア初回のゲオルゲ・ザンフィルの時以来これまで何度か出て来ました。ザンフィルの演奏では「セルビア東部ヴラフ人の葬儀の音楽とイメージが重なるBocet(ボチェッツ)は、会葬者の慟哭の声まで生々しく描写した音楽」と言うことでしたが、ここでは意外に淡々と歌われています。2曲続けておかけします。

<12 Bocet: "La sot" (I) 1分35秒>
<32 Bocet: "La sot" (II) 1分13秒>

31曲目のRitual funebru: Cocosdaiulは「葬儀:雄鶏」と訳せるようで、これは数回前にムジカーシュでかけたSzól A Kakas Márを思い出させます。厳粛な雰囲気が女声合唱から伝わってきます。

<31 Ritual funebru: Cocosdaiul 1分51秒>

22~25曲目は結婚式の音楽で、24曲目と25曲目辺りの女性のコーラスと管楽器の演奏は、裏声を巧みに使った結婚式の儀礼歌です。アグネス・ヘルツクなど現代ハンガリーのトラッド界の女性歌手が、類似の歌唱を披露していたと思います。

<22 Ritual de nunta. Joc: "Pe drum" 53秒>
<23 Ritual de nunta. Cintec: Cintecul miresei 1分18秒>
<24 Ritual de nunta. Joc: "Cind pleaca mireasa la cununie" 35秒>
<25 Ritual de nunta: Strigaturi 31秒>

13、14曲目にはコリンドとありますので、クリスマス関連の歌になります。カウベルらしき音も入ったほのぼのとした14曲目を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<14 Ritual de Craciun. Colinde si urari 3分38秒>

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2022年5月19日 (木)

メニューイン兄妹、イダ・ヘンデル、Savitri Grier

今日はユーディ・メニューインとイダ・ヘンデルの演奏を上げて、と思っていたら、若手Savitri Grierの素晴らしい演奏がありましたので3本目に入れました。明日は番組でかけたアミ・フラメールに当てたいので、エネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番については今日詰め込むことになってしまいますが。
メニューインの演奏の素晴らしさは言わずもがなですが、妹のヘプシバ・メニューインがこんなに素晴らしいピアニストだったのは今回初めて知りました。1981年に60歳の若さで亡くなったのが残念な限りです。イダ・ヘンデルの演奏は、この曲を完全に消化しきった凄い演奏だと思いました。この時81歳とは思えない美音です。ロマ風を意識してか、左手のひらを棹に付けた細かいヴィブラートにも驚きましたが、それはこの曲に合わせたものでしょうか。
この曲は1楽章の入りの装飾のかけ方がまず聞きもので、前に「コンマ一秒の装飾技巧の妙」と形容したタラフ・ドゥ・ハイドゥークスのニコラエ・ネアクシュ爺さんの技を毎回思い出します。Savitri Grierの演奏は、上げ弓から入って、その後の弓の使い方など、この曲について霧が晴れるように分かってくる素晴らしいボウイングでした。

YEHUDI MENUHIN. G. Enescu - Violin Sonata No.3, a moll, Op.26, 1st mvt (excerpt) [H. Menuhin]

GEORGE ENESCU SONATA No. 3 Op. 25 IDA HAENDEL MISHA DACIC

Savitri Grier, Richard Uttley; Enescu Violin Sonata No. 3 in A minor; mov. i

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2022年5月18日 (水)

エネスコ自作自演のヴァイオリン・ソナタ第3番

エネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番ですが、20世紀ヴァイオリン・ソナタ屈指の名曲だけに、沢山動画も上がっていました。特に探していたエネスコ自身のヴァイオリンと、若くして亡くなった同郷の名手ディヌ・リパッティのピアノによる演奏も、第1楽章のみですがありました。エネスコは他のピアニストとの全曲もあり、その他にはイダ・ヘンデル、コパチンスカヤの別録音?、ユーディ・メニューインとヘプシバ・メニューイン兄妹の第1楽章などが、特に貴重だと思います。
今日はエネスコの自作自演を2本上げておきます。1本目のディヌ・リパッティとの演奏ですが、リパッティは1950年に亡くなっているので、もしかしたら戦前の録音でしょうか。やはりリパッティとの演奏はベストだと思いました。2本目の全曲の方のピアノはCeliny Chailley-Richezで、1949年の録音です。最後に今更ですが、エネスコの名前はルーマニア語ではエネスクと表記する方が近いです。

George Enescu and Dinu Lipatti - Enescu Violin Sonata no.3 - I

Enescu Violin Sonata No.3 in A minor"dans le caractère populaire roumain",Op.25(Enescu 1949)

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2022年5月16日 (月)

エネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番 コパチンスカヤ

ゼアミdeワールド309回目の放送、日曜夜10時にありました。18日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。エネスコの3番ですが、アミ・フラメールでは見当たらなかったので、モルドヴァのヴァイオリニスト、コパチンスカヤの全曲演奏で上げました。アミ・フラメール他のイディッシュはまた後日。

ルーマニアの音楽の21回目になります。ゼアミ26周年に当たる5/15の回は、スイスのVDE-Galloから出ている名盤「ルーマニアの農村音楽」の3枚組を予定していましたが、エネスコでもう一回!とリクエストがありましたので、前に予告していたエネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番からおかけします。1926年に完成したこの曲には「ルーマニア民族音楽の性格によって」(dans le caractère populaire roumain)と言う副題が付いていて、エネスコの最高傑作の一つとの呼び声高い曲ですが、バルトークのヴァイオリン・ソナタ第2番から影響を受けたとされる難解な曲ですので、どうしようか迷っていました。エネスコの弟子の一人である、イダ・ヘンデルの得意のレパートリーだったそうです。エネスコ自身のヴァイオリンと、若くして亡くなった同郷の名手ディヌ・リパッティのピアノによる自作自演もあるそうですが、残念ながらどちらも未聴です。
手持ちのCD音源は、1989年にフランスのThesisから出たアミ・フラメールのヴァイオリンとジャン・クロード・ペネティエのピアノによる全曲演奏と、伊東信宏氏の「中東欧音楽の回路」付録CDのコパチンスカヤによる第1楽章のみですが、データで聞いた音源はAzoitei Remus & Eduard Stanのものもあります。アミ・フラメールは1985年にOcoraから出ていたイディッシュ民謡のCDでも演奏していまして、それで名前を覚えていて購入した盤でした。ジプシーのラウタルやユダヤの影響が濃厚なエネスコの曲と、イディッシュと言うのは、ベストマッチの感があります。後でそのオコラ盤からも一曲かけようかと思います。
アミ・フラメールはルイ・マル監督の映画「さよなら子供たち」の中で、お道化た調子でサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」を弾いていたのを、たまたま見かけたこともありました。このテシス盤は、エネスコの他にチェコのヤナーチェクと、新ウィーン楽派のウェーベルンとシェーンベルクのヴァイオリン作品も演奏しています。
では第1楽章からおかけします。

<1 Pennetier - Flammer / Enesco 3e Sonate Op 25 1 10分19秒>

即興性が重視される面があるためか、違う曲かと思う程に聞こえますので、コパチンスカヤと、Azoitei Remus & Eduard Stanの演奏の第1楽章の最初だけ少しおかけしてみます。

<パトリツィア・コパチンスカヤ / エネスコ ヴァイオリン・ソナタ第3番 第1楽章>
Patricia Kopatchinskaja / Polina Leschenko - Enescu Violin Sonata no. 3 - live 2015

<1 Azoitei Remus & Eduard Stan / Enescu, G.: Violin Music, Vol. 2 1分程>

第2楽章も大変に素晴らしいのですが、最弱音から始まりまして、その部分で無音と判断されて放送事故になるかも知れませんので、外しまして、かなり民族色が濃く出ているフィナーレの第3楽章を次におかけします。第1楽章と第2楽章が10分余り、第3楽章は8分49秒です。

<3 Pennetier - Flammer / Enesco 3e Sonate Op 25 3 8分49秒>

では最後に、先ほどの1985年にOcoraから出ていたイディッシュ民謡のCDの1曲目Avremlを時間まで聞きながら今回はお別れです。編成は、Ami Flammerのヴァイオリン、Moshe Leiserのギターと歌、Gerard Barreauxのアコーディオンです。東欧系ユダヤ人のイディッシュ語の哀感溢れる歌を聞かせるCDは沢山ありますが、この盤はCDでは最も早い時期に出た一枚だったと思います。またポーランドの時に東欧系ユダヤの音楽は集中的に取り上げる予定です。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<1 Chansons Yiddish - Tendresses et Rage ~Avreml 3分43秒>

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2022年5月13日 (金)

マラムレシュのクリスマス

マラムレシュの楽師をクローズアップした映像を探していますが、なかなか見当たりません。1本目は7分頃から少年少女のグループですが、フィドラーと例の3弦のギターの演奏を確認できます。ギターは完全にリズムとコードとテンポ維持の担当のようです。少年フィドラーの演奏もなかなかのものです。歌っているのは、コリンダ(クリスマス・キャロル)のようです。この映像は、何よりもマラムレシュの民族衣装と人々の暮らし、村の風景が素晴らしいです。仮面は、秋田のなまはげを思い出します。そう言えば、結婚式ではなくクリスマスのCDもありました。
この動画だけかと思ったら、2本目がありました。豚を切るシーンが辛いですが、合間に盃のような帽子を被った楽師も出てきます。マラムレシュの楽師は、2005年頃TVRでよく見かけました。

マラムレシュのクリスマス

Obiceiul taiatului porcului in Maramures

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2022年5月12日 (木)

マラムレシュと白川郷

Musiques De Mariage De MaramureșでYouTube検索すると出てきますが、オコラやBudaだけでなくArionからも出ていました。ジャケットを見て思い出しました。3つともフランスのレーベルです。一方、「マラムレシュ」でYouTube検索すると、何故か日本の白川郷の映像が混じっています。マラムレシュと飛騨高山の白川郷、確かにそれぞれの古い民俗文化が残っているという点では似ていると思います。
今日は1本目にアリオン盤の映像、2本目にNHKのドキュメンタリー映像を上げておきました。アリオン盤では共鳴胴の代わりにラッパが付いたシュトロー・ヴァイオリンと思しき音色が聞こえますが、極めて激しく急速な曲が演奏されています。NHKの方は、私が見た90年代のものではないと思いますが、少し似ているようにも思いました。NHKの番組が海外で放送された際のUNESCOの映像のようで、日本語字幕が入っています。

Musique des Maramures IV

マラムレシュの木造教会(ユネスコ/ NHK)

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