トルコ音楽

2015年12月18日 (金)

出店のお知らせ~ゼキ・ミュレンも

まず催しへの出店のお知らせです。明後日20日のバリパサールに出店します。28番でエントリーします。お近くの方はぜひ! どんどび芝っち広場(今治大丸跡地)で11〜20時です。宜しければ是非お越し下さい。
10月に初めて出ましたが、一部で大好評だったそうで、再びお声掛け頂きました。(11月は行きたいコンサートがあって欠席しました)
寒いのは苦手ですが(笑)、頑張ります。

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オスマン・トルコの大作曲家イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846)の名歌、Yine Bir Gul Nihalですが、20~30年位前の一部リスナー間でのトルコ歌謡ブームの頃から日本でも人気のあった男性歌手ゼキ・ミュレン(1931-96)も、この曲を歌っていました。トルコ古典音楽の流れを継ぐ歌謡、サナートの名歌手で、1951年にラジオでデビュー後、国営ラジオの専属歌手として15年歌い、全盛期は1955年から63年の間と言われています。今日の歌唱はおそらくその頃の録音でしょうか、まだ女装されてないようです。

Zeki Müren | Yine Bir Gülnihal

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2015年12月17日 (木)

タンブール弾き語りの Yine Bir Gul Nihal

デデ・エフェンディのYine Bir Gul Nihalを、タンブール弾き語りで歌っている映像がありました。女性歌手Ayca Yesim(アイジャ・イェスィム)の歌唱です。この楽器は棹がとても長く、トルコ音楽の微細な音程(9分の1音)を表現できるように、フレットが沢山ついています。タンブールは専門ではないようですので、タンブール奏者オゼル・オゼルの独奏も一緒に上げておきます。ヴェリ・デデ作曲のヒジャーズ・ヒュマーユン旋法のサズ・セマーイ(10拍子が特徴的な楽曲形式)を弾いています。右手のメズラブさばきや、独特な装飾技巧もよく分ります。

Yine bir gulnihal - Soyleyen: Ayca Yesim

Özer Özel - Hicaz Hümayun Saz Semaisi

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2015年12月16日 (水)

Yine Bir Gul Nihal 再び

オスマン・トルコの大作曲家イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846)の名歌、Yine Bir Gul Nihalについては、8年前に当ブログを始めて以来、何度も触れたように思います。「再び」というか、4,5回目かも知れません(笑) Mutlu Torunのウード教本で、移調して何度も登場することや、キルギス在住だったFさんに歌詞を訳して頂いて、その大意を載せたこともありました。この曲について語り尽くした感はありますが、久々に昨日のリンクの中にネスリン・スィパヒの歌唱をみかけましたので、今日また取り上げておきます。youtubeの高評価111に対し、低評価が0です! 彼女の歌唱は、ドイツのCMPから昔出ていたシャルク(トルコ古典歌曲のような形式)の名盤が強く印象に残っています。典雅で艶っぽい歌声が素晴らしく、オスマン時代を髣髴とさせる名歌手の一人だと思います。

Nesrin SİPAHİ-Yine Bir Gül Nihâl Aldı Bu Gönlümü (RAST)R.G.

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2015年12月15日 (火)

Dede Efendi の名曲

もう少しトルコの音楽を続けます。先週木曜の放送でガジ・ギレイ・ハーンと並んでかけた中に、大作曲家イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846)の曲がありました。Yine Bir Gul Nihalなどでしたが、トルコSonyのトルコ古典音楽作曲家シリーズのデデ・エフェンディ編の収録曲がyoutubeにありました。これまた3拍子の魅力的な一曲です。この艶美な歌声、ウムット・アキュレクのような気もしますが、CDが手元にないため確認が出来ておりません。

Dede Efendi - Ey büt-i nev edâ olmuşum müptelâ

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2015年12月11日 (金)

Gazi Giray Hanのペシュレヴ

昨日10日は、予定通りFMラヂオバリバリのポレポレチロリンゴールドで、Al Surのウルヴィ・エルグネルの盤もかけました。冒頭を飾っているGazi Giray Han作曲とされているマーフール旋法のペシュレヴが非常に印象的で、オスマン古典音楽の典型のようにも聞こえるこの曲を中心に進めました。この盤のクドゥシ・エルグネルの解説によると、Gazi Giray Han(ガジ・ギレイ・ハーン 1554-1607)は、チンギス・ハーンの末裔で、クリミア汗国の13代目。トルコの支持によりハンになったという経緯からでしょうか、オスマン古典音楽の曲も残している軍人音楽家でした。勇猛な軍人でありながら、偉大な作曲家でもあり、様々な楽器も演奏できたそうです。youtubeで始めて肖像画らしき絵を見ましたが、ここまでアジア的な風貌の人だったとは、ちょっと驚きでした。youtubeにはマーフール以外の旋法のペシュレヴ(器楽による前奏曲のような楽曲)も上がっていました。

Nihavend Peşrev (Gazi Giray Han)

Mahur Peşrev - Bestekârı: Gazi Giray Han #GönülMakamı

上記ウルヴィ・エルグネルの盤に入っていたマーフールのペシュレヴですが、タンブールとベンディールだけの演奏で、曲の前にタンブールのタクシーム(即興)付です。微分音を弾き分ける微細なフレットの付いた超長棹のタンブールの演奏がよく確認できます。

Tatar Han Gazi Giray - Mahur pesrevi

オーケストラ伴奏つき

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2015年12月 8日 (火)

ウルヴィ・エルグネルのネイ

年末と言うことで、忘年会やら即売やらラジオ出演やらその他色々ありまして、その準備等でアップが不規則になっていますが、まだ続くと思いますm(_ _)m  即売は20日の今治どんどび芝っち広場での催し、バリパサールに出店(11時~20時)します。10月に続いて2回目です。ご都合宜しければ是非お越し下さい。
明後日10日20時からは2時間、ラヂオバリバリのポレポレチロリンゴールドに出ます。今回で4回目です。前と同じでサイマルラジオかスマホのアプリのTuneinを使えば、世界中どこでも聞けます。次の番組の方がお休みと言うことで、2時間ぶっ通しになりました。前回少しの紹介で終わった新内や謡曲から始めて、後半は色々かけようかと思いますが、このウルヴィ・エルグネルの名盤も予定しています。リリースは23年前で、今は無きAl Surから出ていました。80年代ワールドミュージック・ブームの立役者の一人、クドスィ・エルグネルの父上ウルヴィ中心のオスマン・トルコ古典音楽の名演です。向田邦子のTVドラマ「阿修羅のごとく」に使われたトルコ軍楽にも近い音楽です。後は何かリクエストがあって音源を持っていたら、それもかけるようにします。リクエストもお待ちしております。(クリスマスに近いのでチェロを持ち込んで弾いたりもありでしょうか)
今日のyoutubeは、父のネイ独奏によるウッシャーク旋法のタクシーム(即興)と、息子クドゥシ・エルグネルが父を思って演奏していると思われるUlviの2本です。クドゥシ・エルグネルは、昔は大体クツィ・エルグネルと表記されていました。本当はアルスール盤のような合奏が良かったのですが、youtubeは見当たりませんでした。1974年に50歳の若さで亡くなっているので、映像もほとんどないのかも知れません。息子の演奏、とても心に沁みる演奏です。

Ulvi

Uşşak Taksim - Ulvi Erguner

"Ulvi" -- Kudsi Erguner

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2015年4月 8日 (水)

Cecen kizi

加藤吉樹さんの今治でのコンサート、いよいよ明日になりましたので、一本上げておきます。オスマン帝国末期の大作曲家タンブーリ・ジェミル・ベイの名曲チェチェン・キュズ(チェチェンの娘)です。オスマン時代からサーカシアやチェチェンなど、北コーカサスからの移民もオスマン内には多くいて、この曲は可憐なチェチェンの娘を描写した曲でしょうか? この曲の解説を見かけた記憶が余りないのもので。加藤さんの師匠の常味さんもよく演奏されていました。この映像はつい数日前の演奏のようです。太鼓はダラブッカではなく北インドのタブラです。
明日はコンサート当日のため、ブログはお休みしますm(_ _)m

Cecen kizi

加藤吉樹(ウード)、ジャミーラ(Cemile Yildiz)(ウード)、四郎丸 喜代(フレーム・ドラム)、藤澤ばやん(タブラ):@永運院 2015年3月28日

3月20日のブログ
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-8ea7.html

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2013年12月 6日 (金)

アスランの歌うセファルディー

チーデム・アスランは苗字から見てユダヤ系ではという説もあるようです。確かにセファルディー(スペイン系ユダヤ)の歌手として有名なフランソワーズ・アトランとも少し苗字が似ています。TとSの違いくらいで、これは些細な違いでしょう。
youtubeを見ていると、セファルディーの曲もありました。旧オスマン帝国内には多くのセファルディーがスペインから離散してきていたので、彼女がやはりクルドであったとしても、耳にする機会はあったのでしょう。そして伴奏はやはりShe'Koyokh(シコヨフ)でした。(ヘブライ文字の綴りが気になるところ)東欧系ユダヤのクレズマーとスペイン系ユダヤのセファルディーの曲を同時に演奏するグループも数多いので、特に驚くことでもありませんが、やはりラディノ語でも歌っているアスランのポリグロットと豊かな表現力に驚かされます。

She'Koyokh performs 'Los Bilbilicos' at the Purcell Room , London

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2013年12月 5日 (木)

チーデム・アスランのクレツマー、ペシュレヴ、クルド・ダンス

チーデム・アスランのMortissaを聞いて気になった曲の一つに、6曲目のTrava vre manga kai alaniがありました。明らかにクレズマー音楽風の演奏ですが、それもそのはず例のシコヨフ・クレツマー・アンサンブルの伴奏でした。この曲は往年の名レベティカ歌手、ローザ・エスケナージがヒットさせたそうです。エスケナージの名の通りユダヤ系の歌手だからでしょうか、メロディ・ラインはそのままクレズマーにぴったり嵌る感じです。
アスランの歌唱であれば良かったのですが、他の歌手の映像のみのようです。これを一本目に、二本目はアスランの歌唱で、トルコ古典音楽のペシュレヴ(前奏曲のような形式)がありましたので、そちらを。ヴァイオリンはおそらくソルディーノ(弱音器)をかけていると思いますが、そのこもった音がトルコの擦弦楽器ケメンチェのように響きます。そして三本目は、彼女のルーツ音楽の一つなのでしょう、クルドの舞踊曲です。
レベティカ、ペシュレヴ、クルドと、いずれも旧オスマン帝国内の音楽ということでは共通しています。彼女はおそらくそれぞれの言葉で歌っているのだろうと思いますが、ユニークな出自を生かしたポリグロット(多言語使用)環境の人なのでしょう、しかも見事に歌い分けていると思います。

ΤΡΑΒΑ ΡΕ ΜΑΓΚΑ ΚΑΙ ΑΛΑΝΙ (Λευκοθέα Φιλιππίδη)

Cigdem Aslan - Rast Peshrev

KURDISH DANCE "Parwaneh"

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2013年12月 3日 (火)

メフテル&赤軍合唱のカチューシャまで

今日からレベティカと思っていましたが、ひょんなことから28日の続編が見つかりましたので、今日はそれらをアップしておきます。トルコの軍楽とロシアの赤軍合唱団の共演ですが、トルコのYine Bir Gulnihalだけでなく、ジェッディン・デデン(「阿修羅のごとく」に使われた曲)やゲンチ・オスマンのようなトルコ軍楽の名曲、ロシアからは有名なロシア民謡や戦時歌謡のカリンカやカチューシャなど、ぞろぞろ出てきて、またまた驚きました。それぞれの言葉(トルコ語とロシア語)で歌っています。余りの衝撃に思わず仰け反りました(笑) しかし、何でこういう共演が実現したのでしょうか?

Ceddin Deden - Mehteran & Red Russian Army Choir

Genç Osman Mehteran - Red Army Korosu

Kalinka - Mehteran & Red Army

Katusha - Ottoman Military Band and Red Army Choir

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