チェロ

2026年10月 7日 (水)

シェロモとベンハー

ブロッホのシェロモについては、ロストロポーヴィチとバーンスタインのLPが決定盤ということだったので、1980年頃以来他の演奏は聞いたことがありません。このLPでカップリングされていたシューマンのチェロ協奏曲に関しては、ジャクリーヌ・デュプレやレナード・ローズ他色々聞いて来たのとは対照的です。おそらくユダヤ系以外の人が弾いても様にならないだろうと思ったからだったと思います。80年当時聞いていたユダヤの音楽と言えば、名フォークデュオのドゥダイームと、マイム・マイムやハヴァナギラなどのイスラエルのフォークダンスくらいですが、何か他とは全く違う匂いを感知していました。1978年にテレビで放映された連続ドラマ「ホロコースト」の影響も多分にあったと思います。
何とロストロポーヴィチとバーンスタインのライブ映像がありました。タイトルの作曲者がBlochではなく、ブロック(Block- Schelomo)になっています(笑) 英語圏の人が上げたに違いないと思います。
番組の解説の繰り返しになりますが、シェロモとは、旧約聖書に出て来るダヴィデ王の息子ソロモン王のヘブライ語読みです。私はこの曲を聞くと、古代ローマ帝国時代の国を失った民族であるユダヤ人の主人公ベンハーと、キリストの生誕、受難、復活までを描いた映画「ベン・ハー」を思い出します。久々に見たくなってアップルとアマゾンプライムで探したら、有名なチャールストン・ヘストン主演の1959年版以外に2回、合計3回映画化されていることを知りました。

Block- Schelomo

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2026年10月 5日 (月)

ブロッホの祈り(チェロ)

ゼアミdeワールド533回目の放送、日曜夜22時にありました。7日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。ソル・ガベッタの演奏は、2014年に見たYouTubeに上がっているライブです。大分前から楽譜は持っていたので、2014年早速この曲をレッスンに持って行った時、R先生が「おお、ブロック!」と英語発音で言われたのが忘れられません。

スイスの10回目になります。今回は予告通りスイスのクラシックの作曲家特集にして、今回でスイスシリーズの締めにします。
スイスの有名な作曲家には、アルテュール・オネゲル、フランク・マルタン、オトマール・シェック、ヨアヒム・ラフ、エルネスト・ブロッホなどがいますが、音楽大国のドイツやオーストリアと比べると、随分と少ない感じです。この5人についても、相当クラシックを聴きこんでいる人でなければ知らないと思います。

私が一番馴染みがあるのは、ユダヤ系の作曲家ですが、エルネスト・ブロッホです。1880年スイス生まれで、1916年に渡米するまでヨーロッパ各地を転々とし、1924年に合衆国市民権を取得、1959年にアメリカで亡くなっています。
ユダヤ教の典礼音楽や、ユダヤの民族音楽を依り拠としている、チェロと管弦楽のための《シェロモSchelomo 》や、「祈り(Prayer)」など、チェロやヴァイオリンの名曲を残していて、私自身「祈り」は何度か催しでも弾いたので、特に馴染みがあります。
一番最初は2015年2月の今治総合芸能祭で、青野さんのジャズピアノとの共演でチェロを暗譜で弾きました。このステージはコンテンポラリーダンスとお能の舞との共演という、珍しい組み合わせで、その伴奏音楽としてチェロとピアノを合わせました。600人くらい来客がある大き目の催しですので、もしかしたら今治にはステージを見られた方もいらっしゃるかと思います。
この時弾いたのは、「祈り」の他にバッハの無伴奏チェロ組曲5番プレリュードの冒頭、ロンドンデリーの歌でした。「ロンドンデリーの歌」あるいはダニーボーイは、ジャズでも弾くことがあるだろうと思いますから、青野さんもパラフレーズして合わせやすいようでした。ブロッホの「祈り」は、独特なユダヤ旋法が出て来る曲ですが、ステージが「星の祈り」というタイトルだったので、なかなか馴染んだのではと思いました。

では「祈り」をアルゼンチンの女流チェリスト、ソル・ガベッタの演奏でおかけします。この曲は、1924年に作曲されたチェロとピアノのための組曲『ユダヤ人の生活から(From Jewish Life)』の第1曲です。「ユダヤ系スイス人の作曲家ブロッホが、自身の民族的ルーツや信仰心、深い精神性を音楽で表現した、静けさと切なさに満ちた名曲です」とAI回答に出て来ましたが、本当にそう思います。ソル・ガベッタの動画を見たのが2014年頃で、この人が弾いてから急にこの曲の音源が増えた気がします。

<ソル・ガベッタ & アムステルダム・シンフォニエッタ From Jewish Life: I. Prayer 4分38秒>

Sol Gabetta feat. Andreas Kern - 'Prayer' (Ernest Bloch) [live]

同じくブロッホの、チェロと管弦楽のための《シェロモSchelomo 》は23分近い曲ですから、ユダヤ旋法のはっきり分かる辺りまでおかけします。シェロモとは、旧約聖書に出て来るダヴィデ王の息子ソロモン王のヘブライ語読みです。私はこの曲を聞くと、古代ローマ帝国時代の国を失った民族であるユダヤ人のベンハーと、キリストの生誕、受難、復活までを描いた映画「ベン・ハー」を思い出します。ロストロポーヴィチとバーンスタインの名演です。

<ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ, フランス国立管弦楽団 & レナード・バーンスタイン Schelomo 22分52秒~8分位>

スイスの他の作曲家ですが、フランク・マルタンは現代の作曲家ですし、シェックとラフはかなりマイナーなので、オネゲルだけにしておきます。
アルテュール・オネゲル(1892–1955)は、機関車を音楽で表現したパシフィック231が特に有名で、中学頃音楽の授業で聞いた人も多いかと思います。オネゲルはフランス近代のいわゆる「フランス6人組」の一人として有名ですが、出身がスイスでした。スイスとフランスの二重国籍を持ち、主にフランスで活躍しています。
フランス6人組とは、ルイ・デュレ、アルテュール・オネゲル、ダリウス・ミヨー、ジェルメーヌ・タイユフェール、フランシス・プーランク、ジョルジュ・オーリックの6人です。彼らの先輩にドビュッシー、ラヴェルがいますが、特にエリック・サティの影響を強く受けています。この辺り、フランスに回ってきたら、また色々かけることがあるかと思います。
ではオネゲルのパシフィック231を、エルネスト・アンセルメ指揮パリ音楽院管弦楽団でおかけします。

<エルネスト・アンセルメ & パリ音楽院管弦楽団 Pacific 231, H. 53 5分53秒>

では最後にモーリス・ラヴェルのボレロを聞きながら今回はお別れです。ラヴェルは、母がスペインのバスク人、父はスイス出身でした。ストラヴィンスキーがラヴェルの管弦楽の精緻な作曲書法について「スイスの時計職人」と形容したエピソードは有名です。ボレロについては解説は不要かと思います。演奏はラヴェル自身の指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団です。もっと上手い演奏は沢山あると思いますが、私は1980年頃からこの雰囲気のある演奏が大好きで、LPでよく聞いていました。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<モーリス・ラヴェル & コンセール・ラムルー管弦楽団 Bolero, M. 81 16分14秒>

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2026年5月14日 (木)

ハイドンのチェロ協奏曲1番

ハイドンのチェロ協奏曲1番は、ジャクリーヌ・デュプレの全曲と、1990年のロストロポーヴィチ&小澤征爾の動画で上げておきます。63歳と55歳とは思えないエネルギッシュな演奏です。この曲を初めて聞いたのは1987年で、特にロストロの演奏の3楽章の高揚感、爽快感に惹かれました。当時はまだワールドミュージックブームが本格化する直前位で、まだまだクラシックをよく聞いていた時期です。星川さんのPaoはありましたが、それ以外に民族音楽の情報源は少ない時期でした。ハイドンは交響曲104番「ロンドン」が大学オケで弾いた中では、かなりお気に入りの曲でしたが、今回オーストリアシリーズで上げるに当たってはなかなか選曲が難しく、結局「皇帝」とチェロ協奏曲1番だけになりました。(以下放送原稿を再度)

考えてみますと、オーストリアに入ってハイドンの曲は弦楽四重奏曲「皇帝」の2楽章をかけただけですので、やはり個人的なお気に入り曲になりますが、チェロ協奏曲1番の終楽章の3楽章をジャクリーヌ・デュプレでおかけしておきます。本当は80年代に最初にLPで聞いたロストロポーヴィチにしようと思いましたが、サブスク音源では余り音質が良くないので、デュプレにしておきます。こちらも大変な名演です。この曲の爽快感は何物にも代えがたいものがあります。チェロのレッスンを受けようかと考えたこともありますが、受けたとしても1楽章で、痛快な曲ながら技術的に非常に高度と思われる終楽章までは難しかったと思います。ハイポジションで親指を使うサムポジションの連続なのが動画だとよく分かります。

Haydn: Cello Concerto in C major - Jacqueline Du Pré

Haydn Cello Concerto No. 1 in C major - III. Finale: Allegro molto, Cello: Rostropovich

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2025年12月 5日 (金)

マイスキーの無伴奏チェロ組曲2番の新旧映像

今日はマイスキーによるバッハの無伴奏チェロ組曲2番を新旧映像で上げておきます。古い方が1991年ですから、ドイツ・グラモフォンからの無伴奏チェロ組曲全曲盤の1回目が出てから6年後くらいでしょうか。データは1991年6月5日東京・上野 東京文化会館小ホールとあります。この頃来日公演がTVでも放映されて、この映像も見たような気がします。マイスキーは特にアルマンドで、ところどころ楽譜にはない和音を入れて弾いています。プレリュードの終止の重音の前は、カデンツァのように速い音符を沢山入れる人もいます。新しい方はコロナでロックダウン中の2020年の映像のようです。ロックダウン中の映像は短調の2番と5番だけのようですが、あの苦しい状況を象徴するようにも思えて選んだのかも知れません。この曲、レッスンは全て受けていますが暗譜出来ているのはプレリュードとサラバンドだけで、何とかしないとと思っているところです。メヌエットの重音が最難関だと思います。

Bach Cello Suite No.2 in D minor, BWV 1008 Mischa Maisky

Maisky plays Bach Cello Suite No 2 in D minor during pandemic lockdown (バッハ)

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2025年12月 4日 (木)

マイスキーのブラームス

マイスキーが弾くブラームスのチェロ・ソナタ1番は、番組でかけたCD音源もありますが、ライブ映像があるので、そちらで上げておきます。2003年の演奏のようです。まず驚いたのが最初をアップボウから始めている点でした。この人の演奏を見ていていつも思うのが、ハイポジションを多用しているところで、芳醇な音色の秘密はここにもありそうです。それと稀にみるような深いヴィブラートでしょうか。サン=サーンスの白鳥を見た時も驚きました。ここまでどぼどぼの(これは知人がよく使う表現ですが(笑))ロマンティックな演奏も、そうないかも知れません。濃過ぎて苦手と思う人もいらっしゃるかと思います。
後2回でドイツを離れる時になって、思い出しました。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ3曲は是非取り上げておきたいので、1回延ばします。チェロ・ソナタの方は、2番が今でもよく分からないのに対して、ヴァイオリン・ソナタは3曲とも40年余り前から変わらず愛好してきました。

Mischa Maisky & Pavel Gililov: Brahms - Cello Sonata No. 1 in E-minor, Op.38

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2025年12月 3日 (水)

Camille Thomasのブラームス

ブラームスのチェロ・ソナタ1番を教わってクラスコンサートで2楽章を弾いたのは、2013年だったと思います。当時参考にしたのが、Camille Thomasの演奏でした。この映像の頃はまだ20代だったと思いますが、動画のコメントにあるように、滑らかさ、精密さ、フレージング、どれも完璧!と私も思います。カミーユ・トマと読むので、何となくベルギーかなと思っていたら、フランスのパリ出身でした。道理でシャルル・アズナヴールのシャンソンをチェロで弾いているのも納得です。エルガーのチェロ協奏曲も弾いていますし、方向性が似ているようにも思いまして、注目のチェリストの一人です。2楽章も上げておきますが、この曲はブラームス流のセンチメンタリズム満開だと思います。番組で言いましたが、1楽章の冒頭の旋律は、どことなくジプシー音楽風に聞こえていましたが、実際はバッハの「フーガの技法」の第4コントラプンクトゥスから主題を取っているそうです。ピアノとの掛け合いが必須で、晦渋な印象もあってノータッチの3楽章は、第13コントラプンクトゥスだそうです。このチェロ・ソナタは、ブラームスのバッハ研究の精華が披露されている曲でもあります。

Brahms Sonata op.38 1st mvt Camille Thomas and Beatrice Berrut

Brahms Cello Sonata op.38 2d mvt, Camille Thomas and Beatrice Berrut

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2025年12月 1日 (月)

無伴奏チェロ組曲2番のプレリュード

ゼアミdeワールド490回目の放送、日曜夜10時にありました。3日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。プレリュードだけはないので、デュプレの2番全曲です。

ドイツの17回目になります。ドイツも長くなってきましたので、そろそろクラシック作品は切り上げて少ないドイツの民謡関係の音源に移って、その後はオーストリアとスイスに向かう予定です。ドイツ・クラシックの最後はワーグナーを予定していますが、その前にバッハとブラームスのチェロの曲を少し聞いておきたいと思います。
ゼアミを開店したのは96年ですから来年で30年になりますが、その頃はすっかりクラシックから離れていたので、チラシなどに「クラシックは卒業したので・・」のようなことを書いた記憶があります。「卒業したのじゃなかったのか?」と思う民族音楽ファンのお客様もいらっしゃるかも知れません(笑) 何故戻ったかと言いますと、2004年にBSでヨーヨー・マの公開レッスン番組がありまして、バッハの無伴奏チェロ組曲2番のプレリュードをレッスンしていました。「最初の3つの音はこんな風に弾くんだよ」と生徒に教えていましたが、それが非常に沁みまして、1980年代にロストロポーヴィチのLPで聞いた記憶が蘇りました。ヴァイオリン編曲版楽譜を入手してしばらく弾いていましたが、どうしてもチェロで弾いてみたくなり、まず中国製の安いチェロを入手し、2005年のUターン直前に当時住んでいた松戸の教室に通いだしました。Uターン後の2008年に今治の弦楽合奏団に入団し、2011年にローゼン先生に教わるようになってから2番のプレリュードも見て頂きまして発表会で弾きましたし、有名な1番のプレリュードなど他の無伴奏チェロの数曲は何度も催しで弾く機会がありました。

つまりは、バッハの無伴奏チェロ組曲2番のプレリュードとの再会がなければ、チェロを始めることとヴァイオリンを再び手に取ることもなく、現在の弦楽関係のメンバーや知人と知り合うこともなく、江戸の浄瑠璃・新内節をそのまま続けていたかも知れません。バッハの音楽でクラシックに連れ戻された形になりました。この曲もたくさんお気に入りがありますが、ジャクリーヌ・デュプレの若い頃の音源でおかけします。彼女の代名詞のようなエルガーのチェロ協奏曲の1楽章や、フォーレのシシリエンヌとエレジー、ブラームスのチェロ・ソナタ1番の1楽章と2楽章、エルネスト・ブロッホの「祈り」などをローゼン先生から教わりました。エルガー以外ですが、それぞれ発表会や催しでも弾きました。バッハとブラームス以外は、またそれぞれの国に回ってきたら取り上げます。それではジャクリーヌ・デュプレの演奏で、バッハの無伴奏チェロ組曲2番のプレリュードをおかけします。有名な明るい1番ではなく、短調で内省的な2番のプレリュードの方に、大学生の頃から惹かれていました。

Suite N° 2 in D Minor - J. Du Pre

先程曲名が出たブラームスのチェロ・ソナタ1番も大学の頃から好きな曲ですが、1楽章と2楽章を見て頂いて、1楽章はレッスン回数の多かった姉弟子に譲り、センチメンタルな2楽章を発表会で弾きました。2楽章ともブラームス流の内省的な音楽です。1楽章の冒頭の旋律は、どことなくジプシー音楽風に聞こえていましたが、実際はバッハの「フーガの技法」の第4コントラプンクトゥスから主題を取っているそうです。それでは何度も登場しているミッシャ・マイスキーの演奏で続けておかけします。以前取り上げた歌曲のチェロ演奏もこの盤に入っています。
もし時間が余りましたら、バッハの無伴奏チェロ組曲2番のアルマンドをおかけします。これらの曲を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<Cello Sonata No.1 in E minor op.38 - 1. Allegro non troppo 14分37秒>
<Cello Sonata No.1 in E minor op.38 - 2. Allegretto quasi Menuetto 5分38秒>

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2025年11月28日 (金)

シトコヴェツキーのゴールドベルク変奏曲

シトコヴェツキー自身が演奏しているバッハのゴールドベルク変奏曲の動画があるのも今回初めて知りました。ドイツのOrfeoから85年に出たCDは、グレン・グールドへのオマージュであり、追悼盤でもありました。ヴァイオリンがシトコヴェツキー、ヴィオラはジェラール・コセ、チェロはミッシャ・マイスキーで、CDと同じ顔ぶれです。マイスキーは最初の無伴奏チェロ組曲を出した頃で、ジェラール・コセはフォーレの室内楽などでお馴染みのヴィオラ奏者ですが、そのフォーレの3枚組も80年代当時の人気盤でした。ジェラール・コセは主にフランスもので素晴らしい演奏を聞かせていたイメージがあります。3人とも当時は脂が乗り切った時期でした。あれから40年、彼らも80前になっています。シトコヴェツキーは少し若く71歳でした。彼はこの素晴らしい編曲が一番知られているようです。今週はフェルナンド・ジェルマーニのトッカータとフーガニ短調のライブ映像も見つかって枠が足りなくなりました。またの機会に上げます。

J.S. Bach – Goldberg Variations for String Trio, BWV 988 (Transcription by Dmitry Sitkovetsky)

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2025年11月21日 (金)

弦楽三重奏版ゴールドベルク変奏曲

シトコヴェツキー編曲の弦楽三重奏版ゴールドベルク変奏曲は、来週の番組でもう少し長くかけていますので他のグループで探していたら、Trio Quodlibetの全曲映像が見つかりました。3つのパートとも演奏は素晴らしく、録音も良いので、こちらで上げておきます。CDのリリースにシトコヴェツキー編曲以外を見かけたように思いますが、この演奏もString trio version by Bruno Giurannaとありました。TRIO QUODLIBETのメンバーはMariechristine Lopez, violin、Virginia Luca, viola、Fabio Fausone, celloとありますので、名前から推測するとイタリアとスペインの混成グループでしょうか。シトコヴェツキー版楽譜は割と入手しやすく、実は3パート揃った楽譜を持っていて、出来る曲を弦楽メンバーと試したことがあります。

J. S. BACH - Goldberg Variations Bwv 988

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2025年11月14日 (金)

ユリア・フィッシャーとダニエル・ミュラー=ショットのパッサカリア

何度か上げている動画ですが、ヘンデル/ハルヴォルセンのパッサカリアでまず思い出すのは、この一本です。アップされたのは16年前ですから、これがこの曲の人気のきっかけの一つかも。今も検索で上位に上がってきます。ヴァイオリンとチェロ版では今でもベストだと思います。しかし、ユリア・フィッシャー、ダニエル・ミュラー=ショットの二人ともまだこの頃若かった。ダニエル・ミュラー=ショットはBSのクラシック倶楽部で数年前に見かけましたが、ユリア・フィッシャーは確か出てないと思います。原曲のヴァイオリンとヴィオラ版なら、イツァーク・パールマンとピンカス・ズーカーマンのものが最高です。特にズーカーマンの余裕のプレイが忘れられません。これとハイフェッツ&ピアティゴルスキー版(この頃は今よりテンポが遅め)を上げてコメント頂いたのが、故・高橋明さんとの去年のFBでの最後の対話でした。「死ぬまでに弾きたい曲」という話で盛り上がりました。

Julia Fischer & Daniel Muller-Schott - Handel-Halvorsen Passacaglia (HQ)

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