ハンガリー

2021年8月25日 (水)

Lakson ラコダルマシュ

アルバトロスの「ユーゴスラヴィアの音楽」で冒頭を飾っているLaksonと言う曲は、とてもハンガリー的、と言うかハンガリー音楽そのものと言う感じで、この盤を手にした人は、クロアチアの音楽はみんなこんな感じなのかと勘違いしてしまうかもと思いました。ラクソンと言うのはハンガリー語の「結婚式で」の意味のラコダルモンから来ているという事で、個人的に思い出したのは1977年に来日公演もあった「エチェル村の結婚式」です。当時TV放映もされ、77年にビクターから国内発売されていたLPには、谷本一之さんの素晴らしい解説が付いていました。この辺りから民族音楽へ本格的に目が向いたので、とても思い出深い言葉です。「エチェル村の結婚式」は、ハンガリー語で Ecseri lakodalmas(エチェリ・ラコダルマシュ)です。またハンガリーに回ってきたら(来年の前半には)取り上げる予定ですが、一本上げておきます。今回初めて見る1952年の貴重映像です。(以下放送原稿を再度)

このアルバトロス盤の1曲目は「ラクソン:結婚式の音楽 Lakson」と言うハンガリー風の曲です。個人的に哀調を帯びたハンガリー音楽は大好きなもので、つい選んでしまいます(笑) ヴァイオリンをヘゲデと呼んだり、4弦の木の棒ではじくベースをガルドンと呼んだりするところは、いかにもハンガリー式ですが、演奏者はクロアチア人らしいです。もう一つの楽器は小型のツィンバロムです。曲名のラクソンも、ハンガリー語の「結婚式で」の意味のラコダルモンが訛ったものとのことです。モルヴェと言うハンガリー国境に近い町での録音で、この盤のジャケットにもなっています。

<1 ラクソン:結婚式の音楽 Lakson 1分19秒>

Ecseri lakodalmas (1952) - Állami Népi Együttes

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2021年3月12日 (金)

ミクロコスモス~6つのブルガリア舞曲

放送でも言いましたが、1977年にミシェル・ベロフのピアノ演奏でバルトークの「6つのルーマニア民族舞曲」を聞いたのが、民族音楽に目を向ける大きなきっかけになりました。ちょうどコマネチが床運動でルーマニアの民族舞曲を使っていた頃です。その曲をクレズマーの演奏で見つけ、狂喜したことも25年くらい前にありました(笑) 「6つのルーマニア民族舞曲」は、元の民族音楽が辿れますが、今回放送でかけた「6つのブルガリア舞曲」は元歌的な曲は分かっているのでしょうか? 何しろ当時は中学生の耳ですから、ポピュラーな前者に比べ、後者は晦渋に聞こえました。ミクロコスモス(小宇宙の意)は、「ピアノを通しての現代音楽への入門書」との評があります。今日の楽譜付き動画の演奏は、イェネー・ヤンドー Jenő Jandóです。(以下放送原稿を再度)

20世紀ハンガリーの大作曲家バルトークは、教育目的で153のピアノ曲集「ミクロコスモス」を書いていますが、変拍子が多く一番上級の曲として知られているのが、ラストを飾っている148~153番目の「6つのブルガリア舞曲」です。彼のハンガリーやルーマニアの民謡を題材にした作品は、またそれぞれの民族音楽との比較でかけますが、今回は私がバルトークを通して一番最初に民族音楽に目を向けるきっかけになったミシェル・ベロフの1977年のLPとおそらく同じと思われるアップルミュージックのミクロコスモスの音源でおかけします。

Bartok - 6 Dances in Bulgarian Rhythm from Mikrokosmos

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2020年12月10日 (木)

ペントザリスとポントゾー

クレタのペントザリスについてみている内に、ブーツを履いた男性中心のアクロバティックで勇壮な踊りと言うことで、ハンガリーのポントゾーを思い出しました。言葉自体はそっくりですが、関係はあるのでしょうか。ホラがギリシアからバルカン中に広まったことを考えれば、あり得るのではと思います。ペントザリスとポントゾー、国を跨げばこの位の音の変化も多いことだろうと思います。偶数拍子なのに何故「5つのステップ」と言う謎がありましたが、これはクレタ島をオスマン帝国から解放するための5番目(ペンテ)の試み、またはステップ(ζάλος zalosはクレタ島のギリシャ語で「ステップ」を意味する)に由来しているそうです。また、言葉遊びで、ζάλη zaliはめまいを意味し、ダンスの名前は「ダンサーを5回以上めまいさせることができるもの」として理解することもできるそうです。私がポントゾーを初めてテレビで見たのは1977年とか言う話も交えて、前にもブログに書いたかも知れません。記事数が3000以上になると前に書いたことを大分忘れているようです(笑)

Πεντοζάλι - Κρήτες "Στα τραγούδια λέμε ΝΑΙ"

Baglas Táncegyüttes - Küküllő-menti szegényes és pontozó - 2016. december

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2020年6月 5日 (金)

Lost Jewish Music of Transylvania再び

これ程こだわるのも、余りにSzol a kakas marのインパクトが強かったからですが、そのMuzsikasの名盤「Maramaros - Lost Jewish Music of Transylvania」(米Hannibalから初出 後にハンガリーのMuzsikasからもリリース)で共演していたハンガリーの歌姫マルタ・セバスチャンの2010年の歌唱がありましたので、1本目に入れておきます。2000年代のクレズマーグループの雄、ディ・ナイェ・カペリエの伴奏です。やはりこの歌は彼女の歌声と不可分に思えてしまう程、素晴らしい歌唱です。エキゾチックな増二度音程ではセファルディの歌と共通しますが、こちらが割と他愛のない恋歌なのに対し、ハンガリーのユダヤ人の間で最も人気があったというこの透徹した悲しみの歌は、「雄鶏が鳴いている」のタイトルに象徴的な意味が隠されているように思えてなりません。
2本目は上記のマラマロシュの1曲目に入っていたハシッド・ダンスで、ムジカーシュの2013年のライブ映像です。聴衆の盛り上がりが凄いです。ムジカーシュのメンバーがロマの古老からこの曲を教わるシーンの映像を、大分前にブログに上げたことがありました。これも大好きな曲で、どちらもヴァイオリンで真似してみました。

Sebestyén Márta és a Di Naye Kapelye - Szól a kakas már


Muzsikás Együttes: Haszid lakodalmi táncok

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2020年6月 4日 (木)

A la una yo nasiとSzól a kakas márの類似

Voice of the Turtle / Music of the Spanish Jews of Turkeyのラストの19曲目を飾っているA la una yo nasi(第一に、私は生まれた)という曲は、バルカン諸国のセファルディーの歌として広く知られている曲とのことですが、ハンガリーのSzól a kakas márという曲にかなり似ています。こちらは東欧系ユダヤの歌ですので、旋律がバルカンのセファルディーに流れたのか、単なる空似か、どちらでしょうか?

<19 Voice of the Turtle / Music of the Spanish Jews of Turkey ~A la una yo nasi 4分40秒>

A la una yo nací. Música Sefardí. Emilio Villalba & Sephardica


A la una yo nasi


ちょうど10年前と9年前にSzól a kakas márについて書いたブログを振り返ります。今日は取り合えず2曲を並べて、また探ってみたいと思います。今日の動画はベアタ・パヤの歌唱で。

名曲Szol a kakas mar (Rooster is Crowing)

一昨日予告したハンガリアン・ジューの名曲Szol a kakas marにいってみます。この曲は、まず何よりMuzsikasの名盤「Maramaros - Lost Jewish Music of Transylvania」(Hannibalから初出 後にハンガリーのMuzsikasからもリリース)の2曲目の、マルタ・セバスチャンの歌唱で有名になったと思います。その悲愴美は筆舌に尽くせないほど印象的で、きーんと冷えたトランシルヴァニアの空気感も運んでくるかのような、更には匂いも感じさせるような曲でした。これぞハンガリー系ユダヤの秘曲と唸らせるものがありました。90年頃来日を果たしたムジカーシュの演奏も非常に素晴らしいものでしたが、この盤の出る前だったようで、このアルバムからは聞いた記憶がありません。ハンニバル盤が出たのは93年と、もう大分経ってしまいましたので、そちらでは最近入り難くなっているのが残念です。ハンガリー現地盤(ムジカーシュ自身のレーベル)は生きていたと思います。
この曲名、和訳すれば「雄鶏が鳴いている」となりますが、そのメロディ・ラインで思い出すのは、ユダヤ宗教歌で最も名高いKol Nidreでしょうか。コル・ニドレ(ドイツ語風に読むとコル・ニドライ)は、典型的なユダヤ旋法の一つ、Ahavo Rabo(「大いなる愛」の意味)旋法の歌。エキゾチックな増二度音程が悲しみを最大限に醸し出しています。いずれもユダヤ民族の運命を歌ったような悲劇的な調子ですが、そんなSzol a kakas marがハンガリーのユダヤ人の間では最も人気があったようです。この透徹した悲しみの歌については、まだ分らないことが多いです。また何か分ったら書いてみたいと思います。そう言えば、往年のシャンソン歌手ダミアが歌った「暗い日曜日」の原曲は、ハンガリーの歌でした。この歌のムードに似たものがあるようにも思います。

サトゥマールのフィドルとSzól a kakas már

サトゥマールの音楽と言えば、フンガロトンの「サトゥマール地方のハンガリー音楽 Szatmari Bandak」(残念ながら廃盤のようです)をどうしても思い出しますが、その中には一昨日の一本目のヴェルブンク(チャールダーシュとも言えるようです)が2曲目に入っていて、更にはムジカーシュ&マルタ・セバスチャンのハンニバルからの名盤「マラマロシュ(トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽)」の白眉ソール・ア・カカシュ・マールも入っています。マラマロシュ(現在のルーマニア北部のマラムレシュ辺りのようです)に伝わっていたユダヤの哀歌は、迫害によって歌そのものの主を失ったようですが、この地のロマの音楽家によって記憶されていたというもの。この余りに印象的なメロディは、西に隣接するサトゥマールでも伝承されたのでしょう。一昨日見た舞踊も古いスタイルを保っているように思いました。
この地方、ハンガリーの民族音楽学者の間では「Hungary`s Transylvania」と形容もされるようです。その位この地方には古いハンガリー音楽の伝統が残っている所として知られています。
Szól a kakas márについては、ちょうど一年程前にもユダヤ音楽枠で取り上げました。「サトゥマール地方のハンガリー音楽 Szatmari Bandak」のライナーノーツは、Brave Old Worldのマイケル・アルパートも書いています。これは見逃せないポイントでしょう。
一昨日書いた「ウクライナのカルパチア西麓の地方名」とは、ルテニアでした。2008年2月12日にブログにも書いていました。

Palya Bea Szefárd Trió - Szól a kakas már

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2019年7月25日 (木)

ツィゴイネルワイゼンの謎

「何でスペインの作曲家のサラサーテが、遠く離れたハンガリーのジプシー音楽を書いたのか? スペインのジプシー音楽と言えば、フラメンコがあるのに。」と長年不思議に思っていたものですが、先日書きましたように、「19世紀にチャールダッシュがヨーロッパで大流行した経緯があって、ジプシーではない作曲家のサラサーテのツィゴイネルワイゼンやモンティのチャールダッシュ、ブラームスのハンガリー舞曲、リストのハンガリー狂詩曲などが生まれた。」と分ってから謎が氷解しました。
そのツィゴイネルワイゼンですから、音楽自体の地元に近い場所の人が弾くのが一番似合うのかも、と思います。この女流ヴァイオリニストRusanda Panfiliは、モルドヴァの首都キシニョフ出身だそうです。ルーマニア系の国で、音色もどこか東欧の色彩を感じさせます。

Pablo de Sarasate - Zigeunerweisen Gypsy Airs Melodii Lautaresti

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2019年7月24日 (水)

ハンガリーのジプシー・ヴァイオリンの技巧

先日のGypsy Primasで聞いたような音は、どうやって出しているのだろうかと思うことがよくありました。今日の一本目など見ると、左手の技がよく分かります。火花を散らすような速弾きだけでなく、ポルタメント(音程のすり上げ、すり下げ)を多用するフリーリズム部分での即興演奏に一番特徴があるように思います。独特な装飾音の動きと、深くメランコリックなヴィブラートも魅力です。2本目はブラームスのハンガリー舞曲4番で始まります。有名な5番や1番はよく聞きますが、4番をジプシー楽団で聞くのは稀なように思いました。(ギターが入ってくると、マヌーシュと境が曖昧になるような気もします)

Gypsy music,Buganka,Jozsi Kotlar primas

Rare Hungarian Slovak Gypsy Concert in Detroit, MI

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2019年7月22日 (月)

Gypsy Music from HungaryとZingariから

ゼアミdeワールド170回目の放送、日曜夜にありました。24日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。

アフガニスタンの次は、パキスタン北部に位置するカラコルム山脈のフンザとギルギットの予定でしたが、6日~9日まで宮古島と那覇に行っていたので準備の時間が十分に取れなかったのと、カラコルムのノンサッチ盤のライナーノーツが行方不明で調べるのに少し時間をかけたいので、今回はデベン・バッタチャリアのフィールド・レコーディングから、エリアを先回りしてご紹介したいと思います。世界的な民族音楽学者のデベン・バッタチャリアが、1955年と70年にカブールで録音してきたアフガニスタンの音源を、166回目と167回目で取り上げておりました。今日ご紹介するのはイギリスARCの2枚ですが、現在のカタログからは消えているようですので、アップルミュージックからの音出しになります。そのため演奏者情報は不明です。

彼の録音の数々を見ると、自身のルーツであるインド東部とその周辺の音楽に強く目が向いているように思います。それと、ジプシー(ロマ)のルーツの地と言われる、西インドのラジャスタン州からヨーロッパまでのジプシー音楽の軌跡にも熱い視線が注がれているように思います。
日本の民族音楽学者の小泉文夫氏が日本と西洋の音楽の関係性を考える際に、間に位置するシルクロード(東洋から中洋)の音楽に着目したのと、方法的に少し似ているようにも思いますし、対極と言えるかも知れません。バッタチャリアが西洋のクラシックをどう見ていたかが気になるところです。

今回はハンガリーのジプシー音楽の音源を取り上げますが、私自身が1977年頃にハンガリーやルーマニアの音楽から民族音楽の広大な世界に入ってきたので、とても馴染みのある音楽です。ハンガリーの音楽には、今回おかけする都会ブダペスト中心に演奏されてきたチャールダッシュ(あるいはチャルダッシュ、正確にはチャールダーシュ)やヴェルブンコシュなどの洗練された舞曲と、そのルーツの一つである泥臭い農村ジプシーの音楽、そのどちらとも異なる、かなりアジア寄りとも言えるマジャール民族本来の音楽があります。カラコルムの後は、ウイグルからトルコ系繋がりでトルコに飛んで、ギリシアから北上してヨーロッパを回りますので、ハンガリー音楽を取り上げるのは、1,2年は先になるかと思います。

19世紀にチャールダッシュがヨーロッパで大流行した経緯があって、ジプシーではない作曲家のサラサーテのツィゴイネルワイゼンやモンティのチャールダッシュ、ブラームスのハンガリー舞曲、リストのハンガリー狂詩曲などが生まれました。よく誤解されているようですが、チャールダッシュはモンティの曲の固有名詞ではありません。

レストランか酒場でのチャールダッシュの臨場感溢れる演奏がバッタチャリアの音源にも入っておりますので、ツィンバロムなどの伴奏でヴァイオリンやクラリネットが名人芸と妙音を聞かせるGypsy Primasと、Czardas and Gypsy Tentsを続けて17分ほどどうぞ。

<3 Gypsy Music from Hungary / Gypsy Primas 8分57秒>


<4 Gypsy Music from Hungary / Czardas and Gypsy Tents 8分4秒>


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ここでライブ情報を入れます。

一昨年、去年と加藤吉樹さんのウード・ソロ・ライブを2年連続で催しましたが、今年も加藤さんがいらっしゃってライブを行うことになりました。関西から熊本までのソロ・ライブ・ツアーの一環です。宜しければ是非お越し下さい。

アラブ音楽ライブ ~ウードソロ~

7月31日(水)

開場 18時00分   開演 19時00分

 
会場 Cafeトーク・トーク 今治市北高下町2-1-7ハイツ近藤2の1階

*駐車場は限定5台ですので、出来るだけ公共交通機関等をご利用下さい。

定員:25名限定      珈琲か紅茶のワンドリンク付き 2000円

演奏:加藤吉樹(ウード)


ご予約:VYG06251@nifty.ne.jp   または 携帯090-8044-8535

携帯に出られないことも多いので、出来るだけメールでのご予約をお願い致します。

バックでかけているのは、Bint El Baladという3分余りの曲です。時間までお楽しみ下さい。

以上、ライブ情報でした。

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では最後にバッタチャリアの別のジプシー音楽コンピレーション盤「ツィンガリ」から、スペインのフラメンコを聞きながら今回はお別れです。曲名はセギリージャ・ヒターノで、ジプシーのセギリージャの意味です。セギリージャ(あるいはシギリージャ)はフラメンコの代表的なレパートリーの一つです。このARC盤ではヨーロッパの東西のジプシー音楽を収めていますから、フラメンコも入ってきます。

ゼアミdeワールドでは、ギリシアから入ってクラシックも交えながらヨーロッパ中を巡りスペインに辿り着くのは、ハンガリーが1、2年後だとしたら、それから更に2年前後経っているのではと思います。その後は北アフリカに渡りモロッコから東に進み、アラビア半島、インド、東南アジア、日本を含む東アジアと回る予定です。その後は北アジア、ブラック・アフリカ、南北アメリカ、オセアニアも控えています。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<9 Zingari / Seguiriya Gitana 5分23秒>

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2017年5月12日 (金)

ビンの踊り、糸つむぎ部屋の夜、三つの跳躍の踊り 他

「エチェル村の結婚式」から、放送でかけられなかったビンの踊り、糸つむぎ部屋の夜、三つの跳躍の踊り、を一挙にアップします。この盤は確か廃盤になったように思います。おまけで、「エチェル村の結婚式」の現在形でしょうか? とても興味深いライブ映像2本もどうぞ。ヴァイオリンをやっている者としては、縦に構えてッガッガと裏打ちで弾くリズム・ヴァイオリン(ヴィオラ?)はもちろん、ソリストのユニークなボウイングからも目が離せません。

Ecseri lakodalmas track 4

ビンの踊りは、頭の上にビンを乗せて踊る踊りで、結婚式の料理を作る手伝いに来ている隣近所のおかみさん達が、お鍋の底を叩くリズムに合わせて頭の上のビンを落とさないようにして輪になって踊る余興的な踊りです。甲高い印象的な音を出す笛は、羊飼いの縦笛のフルヤ(Furulya)です。

Ecseri lakodalmas track 5

糸つむぎ部屋での村の青年や娘たちの民謡風な情景を踊りに綴った舞台の音楽で、その素材は、サボーチ・サツマール県を中心にしたハンガリー東北部の民謡を用いています。

Ecseri lakodalmas track 8

三つの跳躍の踊りは、最も一般的な女性の踊りで、ハンカチを振りながら小さく飛び跳ねて地面を打つ靴の音でリズムを作って踊ります。ドナウ川以東の民謡の宝庫と言われる、南部のカローチャとデッチなどの村々で歌われる有名な民謡が素材になっています。

Ecsédi lakodalmas magazin 1


Ecsédi lakodalmas magazin 2

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2017年5月10日 (水)

Ecseri Lakodalmas

「エチェル村の結婚式」(Ecseri Lakodalmas エチェリ・ラコダルマシュ)の実演映像が結構ありまして、しかも50、60年代のかなり古い映像もあります。いかにこの作品がハンガリー民族音楽において重要な曲であるかの証左ということでしょうか。美しい刺繍を施された民族衣装を眺め、ポントゾーとかのブーツをはいた男性の踊りを見るだけでも、実に楽しく懐かしく思います。
水曜の収録では、ベラルーシ音楽を取り上げました。次回もう一回ベラルーシでやるか、合唱繋がりでバルト三国に回るか考え中です。店にはサブノートを持って行っておりまして、HP作成ソフトはまだ入ってないので、本器を立ち上げずサブでブログアップする場合、トップページの更新は出来ませんが、その点はどうぞご了承くださいm(__)m

Ecseri lakodalmas (1952) - Állami Népi Együttes

MÁNE ECSERI LAKODALMAS 1988 14 Ecseri lakodalmas.avi

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