米Smithsonian Folkwaysからは「ポーランド」で検索するとSongs from "The Wall" - Ghetto, Partisan, Folk and Love Songsと言うイディッシュ・ソングの音源もありまして、その中にNorbert Horowitzの歌唱でShtil, Die Nacht Ist Ojgeshterntがありましたので、おかけしておきます。1年以上前にペーター・ローラントとツプフガイゲンハンゼルでかけた曲で、少女パルチザンの活躍を歌ったヒルシュ・グリック作の極めて美しい曲でした。Shtil, Die Nacht Ist Ojgeshterntの訳は「静かに、夜には星が散りばめられ」でした。ホロコーストを主題にしたイディッシュ名曲の一つです。Hirsch Glickは、パルティザン活動の末にナチスに捉えられ亡くなった詩人で、何度かかけたSog nischt kejnmolも彼の作った曲です。Norbert Horowitz, Rita Karin & Rochelle Horowitzの名が見えますが、この曲はNorbert Horowitzが歌っていると思います。
<Norbert Horowitz / Shtil, Di Nacht Iz Oysgeshternt (Silent, Starry Night) 3分>
次は最近リリースされたThe Krasiński Codex (Fifteenth-Century Music from Cracow)と言う、古都クラクフの15世紀のカトリック音楽をクラシンスキ写本から蘇らせた演奏から、最初の3曲、Salve thronus Trinitatis、Magnificatを続けておかけします。演奏はEnsemble Peregrina & Agnieszka Budzińska-Bennettです。マニフィカトは時間切れで番組には入りませんでした。
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」の舞台になった場所の一つであったように、20世紀はユダヤ人のゲットーがあったことで有名になってしまった町ですが、500年前にはこのような清澄な音楽が存在していたことに驚かされました。クラクフはポーランドで最も歴史ある都市の一つであり、17世紀初頭にワルシャワに遷都するまではクラクフがポーランド王国の首都でした。
同じく米Smithsonian Folkwaysから出ていたPolish Folk Songs and Dancesと言う盤は1954年リリースの古い録音ですが、おそらくFolkways時代にLPのみで出ていた音源だと思います。このレーベルにはCDリリースはされず、アナログ盤だけだった貴重盤が、ストリーミングで聞けるようになっている音源が多数ありまして、大体カスタムCDRでも注文可能になっています。以下レーベルHPの解説の翻訳になります。
ポーランドの民俗音楽の伝統資料の多くは、ナチス占領下(1939~1945年)のポーランドにおいて盗難または破壊されました。戦後、ポーランドは全国規模の取り組みとして、全国のポーランド民俗アンサンブルによるこれらの音楽の再録音に着手しました。1952年に録音されたこの録音は、この国特有の多様な声楽と器楽の伝統のほんの一部に過ぎません。
ではTo_toki Ensemble / Introduction PieceとFryda Zajg and Ruta Klos / The Lark Sings(ひばりは歌う)の2曲をおかけします。
米Smithsonian Folkwaysから出ている「連帯! ― ポストゥラート22:新ポーランド労働運動の歌 Solidarity! - Postulat 22: Songs from the New Polish Labour Movement (Nowe Polskie Piesni Robotnicze)」と言う盤ですが、1980年、にレフ・ワレサが創設した労働組合運動「連帯」が主導したストライキ中に行われた歌、詩、手紙、演説を収録した作品集です。「連帯」は、ポーランドをはじめとする東欧諸国における共産主義体制の崩壊に大きな役割を果たしました。80年代の録音が中心です。Piesn Wolnych Zwiazków (The Song of the Free Trade Unions)とPrzepis Po Polsku (Polish Recipe)の2曲をおかけします。
<Piesn Wolnych Zwiazków (The Song of the Free Trade Unions) 2分20秒>
<Ashia & The Bison Rouge / Diesel vs. Lungs ~Burn, Give, Bust, Love 6分35秒>
Diesel vs Lungs - Ashia & the Bison Rouge *DUO*
次に米Smithsonian Folkwaysから出ている「連帯! ― ポストゥラート22:新ポーランド労働運動の歌 Solidarity! - Postulat 22: Songs from the New Polish Labour Movement (Nowe Polskie Piesni Robotnicze)」と言う盤ですが、1980年、にレフ・ワレサが創設した労働組合運動「連帯」が主導したストライキ中に行われた歌、詩、手紙、演説を収録した作品集です。「連帯」は、ポーランドをはじめとする東欧諸国における共産主義体制の崩壊に大きな役割を果たしました。80年代の録音が中心です。Piesn Wolnych Zwiazków (The Song of the Free Trade Unions)とPrzepis Po Polsku (Polish Recipe)の2曲をおかけします。
<Piesn Wolnych Zwiazków (The Song of the Free Trade Unions) 2分20秒>
<Przepis Po Polsku (Polish Recipe) 1分5秒>
同じく米Smithsonian Folkwaysから出ていたPolish Folk Songs and Dancesと言う盤は1954年リリースの古い録音ですが、おそらくLPのみで出ていた音源だと思います。このレーベルにはCDリリースはされず、アナログ盤だけだった貴重盤が、ストリーミングで聞けるようになっている音源が多数ありまして、カスタムCDRでも注文可能になっています。以下レーベルHPの解説の翻訳になります。
ポーランドの民俗音楽の伝統資料の多くは、ナチス占領下(1939~1945年)のポーランドにおいて盗難または破壊されました。戦後、ポーランドは全国規模の取り組みとして、全国のポーランド民俗アンサンブルによるこれらの音楽の再録音に着手しました。1952年に録音されたこの録音は、この国特有の多様な声楽と器楽の伝統のほんの一部に過ぎません。
ではTo_toki Ensemble / Introduction PieceとFryda Zajg and Ruta Klos / The Lark Singsの2曲をおかけします。
<To_toki Ensemble / Introduction Piece 1分41秒>
<Fryda Zajg and Ruta Klos / The Lark Sings 1分54秒>
米Smithsonian Folkwaysからは「ポーランド」で検索するとSongs from "The Wall" - Ghetto, Partisan, Folk and Love Songsと言うイディッシュ・ソングの音源もありまして、その中にNorbert Horowitzの歌唱でShtil, Die Nacht Ist Ojgeshterntがありましたので、おかけしておきます。1年以上前にペーター・ローラントとツプフガイゲンハンゼルでかけた曲で、少女パルチザンの活躍を歌ったヒルシュ・グリック作の極めて美しい曲でした。Shtil, Die Nacht Ist Ojgeshterntの訳は「静かに、夜には星が散りばめられ」でした。ホロコーストを主題にしたイディッシュ名曲の一つです。Hirsch Glickは、パルティザン活動の末にナチスに捉えられ亡くなった詩人で、何度かかけたSog nischt kejnmolも彼の作った曲です。Norbert Horowitz, Rita Karin & Rochelle Horowitzの名が見えますが、この曲はNorbert Horowitzが歌っていると思います。
<Norbert Horowitz / Shtil, Di Nacht Iz Oysgeshternt (Silent, Starry Night) 3分>
次は最近リリースされたThe Krasiński Codex (Fifteenth-Century Music from Cracow)と言う、古都クラクフの15世紀のカトリック音楽をクラシンスキ写本から蘇らせた演奏から、最初の3曲、Salve thronus Trinitatis、Magnificatを続けておかけします。演奏はEnsemble Peregrina & Agnieszka Budzińska-Bennettです。マニフィカトは途中までになります。これらの曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」の舞台になった場所の一つであったように、20世紀はユダヤ人のゲットーがあったことで有名になってしまった町ですが、500年前にはこのような清澄な音楽が存在していたことに驚かされました。クラクフはポーランドで最も歴史ある都市の一つであり、17世紀初頭にワルシャワに遷都するまではクラクフがポーランド王国の首都でした。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<Salve thronus Trinitatis 1分17秒>
<Maria en mitissima 3分41秒>
<Magnificat 8分8秒>
チャチー・ヴォルバの3作目シャトリカには、ジプシー・クイーンと呼ばれたマケドニアのエスマの曲をカバーしているそうですが、1曲目のNeică, Tot Gândind La Tineがそれでしょうか。だとすれば、2曲目に入っている昨日上げたルーマニアの歌Trecut O-Doru Codru、その次のギリシア語に見えるタイトルでギリシア語の歌に聞こえるYasemi Mouと続き、冒頭の3曲からして全く異なる場所の音楽を、それぞれの伝統音楽の持ち味を損なわずに、巧みに混ぜ合わせた演奏と歌で聞かせる盤になっていることが確認できます。
問題のTrecut O-Doru Codruですが、ルーマニアの歌姫フロリカ・ブラドゥの歌唱を4本目に上げておきます。確かに歌は同じですが、間奏部分のヴァイオリンとブズーキの掛け合いが、私にはクレタ音楽にそっくりに聞こえていました。ルーマニアの民謡系歌謡の一拍一拍はっきりと、おそらく打楽器まで入れながら演奏するスタイルを、そのままではなくクレタ風に変えてみたのでしょうか。歌手でありヴァイオリンの名手でもあるマリア・ナタンソンは、15歳でクラシックの音楽学校と両親の家を離れ、生きたジプシー音楽とカルパティア音楽を求めて山岳地帯へと旅立った、とプロフィールにありました。苗字はどことなく英語圏の人のようで、ますます謎が深まる人です。
1本目は1曲目のNeică, Tot Gândind La Tineのリリース前年2014年のライブ映像です。2本目の野外でのラフな感じのライブでもギリシアの歌も出て来て(54分頃の歌はアレクシーウが歌っていました)、大変面白いと思いました。3本目は2018年ですから、見た中では一番新しい映像です。セカンドのIoane, Ioane!から始まりTe Aşteptが続きます。ボスニアの歌のようですが、器楽部分はルーマニア調です。
番組でかけたギリシア風に聞こえた2曲の内、大変驚いたのはTrecut O-Doru Codruですので、この曲をクローズアップしてみたいと思います。無窮動の弓奏楽器と撥弦楽器の組み合わせと言えば、ギリシア本土よりも、クレタ島やカルパトス島などエーゲ海の島の、ミニマルなフレーズを畳みかける弓奏楽器リラと、規則的な力強いリズムを刻む撥弦楽器ラウートの音楽を思い出します。3枚目のŠatrika(チェコ語で「帽子」)のTrecut O-Doru Codruでは2分位からでしたが、ライブ前のウォーミングアップ映像で、この部分だけ演奏しているものがありましたので、1本目に上げておきます。この映像のコメントにthis is an authentic folk song from Bihor county from Roumania :)this is from the repertoar of Florica Braduとありました。本当にルーマニアの曲だとすれば二重の驚きです。ビホルと言えば、ハンガリー北東部に近いルーマニア北西部の地方です。またFlorica Braduの歌唱を当たってみます。
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