ギリシア

2016年12月12日 (月)

正教の典礼歌 ギリシア、ロシア、ルーマニア、レバノン

ラジオの36回目の報告をする曜日ですが、立て込み作業や忘年会等でブログが飛んだり、短くなったりしがちなので、正教関係をもう少しアップしておきます。絶美の映像を拾ってみました。東方教会の音楽では、ドローンの上に響き渡る男声の荘厳さからギリシア正教の男声合唱が一番と思っていましたが、深遠なロシア正教の混声合唱も素晴らしく美しくて、多少ロシア語が分かるので、テキストとつき合わせてみたくなりました。ドストエフスキーやタルコフスキーの作品の秘密もこんな中にもあるのかも知れません。ルーマニア正教の典礼も礼拝の風景からして非常に美しく驚きました。レバノンは、ファイルーズやケイルーズで聞いたのと似ていて、やはりアラビア語で歌われています。アルメニアやグルジアの正教音楽までは今回追えませんでしたので、またいつか取り上げたいと思います。

ΑΣΜΑΤΙΚΟΝ - GREEK ORTHODOX CHANT

Russian Orthodox Choir Chanting Choral Vocal Top 10 Collection

Beautiful Romanian Orthodox Divine Liturgy.

Byzantine Christmas Hymns in Arabic: Mount Lebanon Choir (Lebanon)

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2016年12月 8日 (木)

ギリシア正教の典礼歌

ギリシア正教会については、余りちゃんと取り上げてなかったと思いますが、youtubeが相当ありそうです。さすがに聖域アトス山の映像などはないのではと思いますが。2本目は修道女の合唱で、ギリシア正教と言うと男声が多いので、おそらく珍しい録音ではと思います。ロシア正教、ルーマニア正教などまで広げると、更に東方教会の荘厳で美しい礼拝の様子が身近に感じられます。グルジアやアルメニアも正教系ですから、このドローンが重厚に響き渡る荘厳で幽玄な美しさに満ち溢れた合唱は、遍く東方各地に見られます。

BEAUTIFUL Greek Orthodox Christian CHANT Ασματικον YouTube

Ormylia Greek Orthodox Nuns - Hymns of St. Mary Magdalene

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2013年12月12日 (木)

Thlegrafima Sthn Karmen

脱線序に、パナヨティス・トゥンダスの曲で個人的に特に愛好していた一曲、Thlegrafima Sthn Karmen(原語ではΤηλεγράφημα στην Κάρμεν)で探してみました。ハリス・アレクシーウのTa Tsilikaの1枚目ラストを飾っていたこの曲を聞いて、しみじみとした味わいに感動したものです。数年前には確か見当たらなかったように思いますが、今回はありました!
1本目はトゥンダス自身の演奏ではないかと思いますが、この録音はCDも出ていました。2本目がそのTa Tsilikaでのアレクシーウ。映像にはジャケット写真が出ています。
明日ですが、忘年会のためブログはお休みするかも知れませんm(_ _)m

Παγιουμτζής, Περπινιάδης-Τηλεγράφημα στην Κάρμεν

Τηλεγράφημα στην Κάρμεν - Χάρις Αλεξίου

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2013年12月11日 (水)

イ・ガルソナ

ちょっと横道にそれますが、昨日のイ・ガルソナというパナヨティス・トゥンダスの曲、有名曲のようで色々な歌手等の映像がありました。まずはギリシアを代表する歌姫ハリス・アレクシーウから。1本目のライヴ映像は1976年のもので、初期のアレクシーウを拝めて、素晴らしい歌唱を堪能できる貴重映像でしょう。3本目の歌手は不明ですが、シルトスのような踊りが加わります。4本目はクレズペラントの演奏。この旋律、クレズマー・アーティストは見逃さないだろうとは思っていましたが、やっぱりありました。クレズマー・コンサーヴァトリー・バンドのクラリネット奏者、イレーネ・スタールを中心としたユニットでした。

HARIS ALEXIOU - GARSONA / ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ - ΓΚΑΡΣΟΝΑ (1976)

Alexiou - I Garsona (Η γκαρσόνα)

I Garsona - Στην υγεία μας ( 23 )

Klezperanto! - Garsona

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2013年12月10日 (火)

レベティカのブズーキ奏法

今日はレベティカなどギリシアの音楽には欠かせない弦楽器、ブズーキの奏法を見てみようかと思います。5日に取り上げたΤΡΑΒΑ ΡΕ ΜΑΓΚΑ ΚΑΙ ΑΛΑΝΙ(トラヴァ・レ・マンガ・ケ・アラーニ)の独奏がありました。チーデム・アスランのモルティッサでの邦題は「マンガとともに」となっていました。往年のユダヤ系のレベティカ歌手ローザ・エスケナージがヒットさせた曲らしく、エキゾチックなメロディ・ラインです。クレズマー音楽にもかなり似ています。レバノンのブズークはもっと深い響きがありますが、同属のブズーキの明暗入り混じった音色も、とても魅力的です。ギリシア音楽というと、地中海的な明るさを連想し勝ちですが、伝統舞踊のシルトスのブズーキなど聞いていても、その対照的な「暗」の部分に惹かれるものがあります。長らくギリシア含むバルカン半島を支配していたトルコ~アラブの音楽文化に由来するものか、ユダヤ音楽が入り込んでいるのか、どちらなのかは定かではありませんが。

Μάθημα τράβα ρε μάγκα

Anna Vissi and Mario - "I Garsona" (Athinon Arena 2009 - 2010)

似たメロディ・ラインで思い出すのが、このイ・ガルソナという曲。先日の「アマン・カテリーナ・ム(わたしのカタリーナ)」と同じく、パナヨティス・トゥンダスの作曲です。しかし、良い曲書いてますね。アンナ・ヴィッシの歌も最高!

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2013年12月 5日 (木)

チーデム・アスランのクレツマー、ペシュレヴ、クルド・ダンス

チーデム・アスランのMortissaを聞いて気になった曲の一つに、6曲目のTrava vre manga kai alaniがありました。明らかにクレズマー音楽風の演奏ですが、それもそのはず例のシコヨフ・クレツマー・アンサンブルの伴奏でした。この曲は往年の名レベティカ歌手、ローザ・エスケナージがヒットさせたそうです。エスケナージの名の通りユダヤ系の歌手だからでしょうか、メロディ・ラインはそのままクレズマーにぴったり嵌る感じです。
アスランの歌唱であれば良かったのですが、他の歌手の映像のみのようです。これを一本目に、二本目はアスランの歌唱で、トルコ古典音楽のペシュレヴ(前奏曲のような形式)がありましたので、そちらを。ヴァイオリンはおそらくソルディーノ(弱音器)をかけていると思いますが、そのこもった音がトルコの擦弦楽器ケメンチェのように響きます。そして三本目は、彼女のルーツ音楽の一つなのでしょう、クルドの舞踊曲です。
レベティカ、ペシュレヴ、クルドと、いずれも旧オスマン帝国内の音楽ということでは共通しています。彼女はおそらくそれぞれの言葉で歌っているのだろうと思いますが、ユニークな出自を生かしたポリグロット(多言語使用)環境の人なのでしょう、しかも見事に歌い分けていると思います。

ΤΡΑΒΑ ΡΕ ΜΑΓΚΑ ΚΑΙ ΑΛΑΝΙ (Λευκοθέα Φιλιππίδη)

Cigdem Aslan - Rast Peshrev

KURDISH DANCE "Parwaneh"

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2013年12月 4日 (水)

チーデム・アスランとアレクシーウのΆμαν Κατερίνα μου

チーデム・アスランのMortissaというアルバムがワールドミュージック・リスナーの間で話題になっているようです。ギリシアの大衆歌謡のルーツであるレベティカ(レンベーティカ)を昔ながらのスタイルで今に復活させたという若手女性歌手ですが、ユダヤのクレズマー音楽にも関わってきて、シェコヨフ・クレズマー・アンサンブルにも参加していて、このアンサンブルとの共演トラックも含まれています。しかも本人はクルド系の両親の元、イスタンブルで生まれたという点でも、異色な経歴と言えるのではないかと思います。早速そのアルバムを聞いてみたところ、スミルナ(イズミール)派のスタイルを甦らせた伝統的歌唱に魅了されました。
一曲目の「Aman Katerina Mou(わたしのカタリーナ)」は、スミルナ派の重鎮パナヨーティス・トゥンダス(1885-1942)の作曲で、ハリス・アレクシーウも「Ta Tsilika」で歌っていた曲。日本人の耳にも自然に馴染む、演歌的にすら聞こえる哀愁美に溢れる一曲だと思います。パナヨーティス・トゥンダスは「レベティカの古賀政男」の異名も聞こえ始めているようです(笑)
あれっ歌詞が違うなと思ったら、アスランはトルコ語とギリシア語の両方の歌詞を交互に歌っているようです。アレクシーウはギリシア語のみで歌っていました。Ta Tsilikaは昔よく聞きこんでいたもので、すぐに違いに気付きました。アスランとアレクシーウの歌唱の両方を上げておきます。アレクシーウの映像は大分前にもアップしました。歌唱はもちろん、タベルナ?の雰囲気からして最高です。

Cigdem Alsan ''Άμαν Κατερίνα μου'

Χάρις Αλεξίου- Αμάν Κατερίνα μου (Μινόρε της Αυγής, 1984)

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2013年8月21日 (水)

L'envol du Bouddhisme au contact de la pensée grecque

今日の長い一本はフランス語の番組ですが、古代のガンダーラにおいてギリシア思想と触れた仏教の姿を多方面から検証しているようです。後半では仏教とゾロアスター教の出会いについても出てきているようです。何年か前のお盆の時に、お盆の正式名称「盂蘭盆」が古代イラン語のurvan(霊魂)からきているらしい点について書きましたが、この辺りが二つの宗教の接触の舞台だったのでしょう。大変に興味深い50分近くの番組です。
古代のガンダーラに近いと思われるヒンドゥークシュに住むカラシャ族は、アレクサンダー大王の帝国以来の古代ギリシア人の末裔と言われますが、音源がPLAYA SOUNDから出ていました。

Gandhâra - L'envol du Bouddhisme au contact de la pensée grecque (Afghanistan, Pakistan)

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2013年8月20日 (火)

ガンダーラ美術

シタール演奏をバックにガンダーラの美術を鑑賞できる映像がありました。これらを見ていると、仏像とギリシア的な彫刻と、その他よく分らない異教的な?彫刻まで、実に様々なことがよく分ります。この混沌とした中で「仏像」と言う概念が生まれたことを思うと感慨深い限りです。インド・グリーク朝という、そのものずばりのような王朝も存在したことは、恥ずかしながら今日初めて知った次第で。 ウィキペディアに以下のように出ていました。
ガンダーラ美術は、ギリシャ、シリア、ペルシャ、インドの様々な美術様式を取り入れた仏教美術として有名である。開始時期はパルティア治世の紀元前50年-紀元75年とされ、クシャーナ朝治世の1世紀~5世紀にその隆盛を極めた。インドで生まれた仏教は当初、仏陀そのものの偶像を崇拝することを否定していたが、この地でギリシャ文明と出会い、仏像を初めて生み出した。また大乗仏教も生まれた。「兜跋(とばつ)毘沙門天像」という頭に鳳凰のついた冠をかぶった像が存在し、毘沙門天の起源がギリシア神話のヘルメース(ローマのメルクリウス)であるという説がある。5世紀にはこの地にエフタルが侵入し、その繁栄は終わりを告げた。

Gandhara Civilization (some glimpses from Pakistan)

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2013年8月19日 (月)

ギリシアの仏教

お盆期間中、結局アップできたのは14日のみでした。その時に「ギリシアの仏教」なる動画を見つけていましたが、まだ詳細には見れておりません。でも内容的に非常に興味深いので、取りあえず上げておきます。ギリシアに仏教が西進したのかと思ってしまったりしますが、3世紀頃のバビロニア(当時はササン朝ペルシア)に興ったマニ教がグノーシス主義、キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教、仏教の混合宗教だったことを思うと、あながち的外れではないかも知れません。
あるいは、古代王国ガンダーラ(現在のアフガニスタン東部からパキスタン北西部辺り)の仏像でギリシア彫刻の影響が見られたのは、古代ヘレニズム文化の中央アジアまでの拡大があったからだと思いますが、中央アジアまでギリシア文化圏であったと考えれば、今日のタイトルも納得が行きそうです。

Greek Buddhism Pt. 1 of 4

Greek Buddhism Pt. 2 of 4

Greek Buddhism Pt. 3 of 4

Greek Buddhism Pt. 4 of 4

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