アラブ

2009年12月19日 (土)

名作オリエンタル・イヴニングから

引き続きファイルーズの映像を見ていたら、名盤「Oriental Evening」の収録曲を見つけましたので、今日はその辺を見てみます。先日取り上げたワディ・アル・サフィ他との共演盤で、アラブ音楽らしさをたっぷり堪能できるミュージカル・アルバムでした。
確か20年ほど前だったでしょうか、彼女の「愛しきベイルート」が国内発売され一般の音楽ファンにもこの歌姫がよく知られるようになったと思いますが、このアルバム含め、クラシック名曲の替え歌(モーツァルトの交響曲40番、アランフェス協奏曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲等)が結構目立って、個人的にはほとんど興味をそそられませんでした。それよりも、ぎんぎんにアラブらしい律動とエキゾチックなメロディに富んだ「Oriental Evening」などの数枚をよく聞いていたもので。西洋音楽にないアラブの微分音の微妙さに気付いたのもこの辺からでした。Fairuzと検索しても、濃厚にアラブ的な曲やキリスト教の歌などはなかなか見つけ難いので、今日のモノクロ映像も貴重だと思います。

Fairuz فيروز & Wadi al Safi

Qassadat el Hobというのはこのミュージカルの演目でしょうか。ここで歌われているのはオリエンタル・イヴニングの1曲目のメドレーの終曲だったと思います。曲目はこちらで Fairuz & Wadi al Safi singing together in Qassadat el Hob

14 - Wadih el-Safi - Teb2o tzakkarouna

これは上記盤収録ではなかったと思いますが、似たような濃厚アラブ調です。Wadih el-Safi sing [Teb2o tzakkarouna].This video is of play "Ahwet ayn el may" was carried out by Nasri Shamseddine, Marwan Mahfouz, Melhem Barakat, Wadih EL-Safi, among others. In 1972 ...

5 - Wadih el-Safi - Mawal Ma ba3atbak

ワディ・アル・サフィによるウード弾き語り。マウワルのようです。Wadih el-Safi sings [Mawal Ma ba3atbak] in the play "Ahwet ayn el may"

Fairuz فيروز - Sanarjiou Yawman

これは60年代の映像。キリスト教をテーマにした舞台でしょうか。そういう感じにも見えますが。Fairuz singing Sanarjiou Yawman in the 60's 若き日のファイルーズさんは、しかし、美しいですね。確か牟田口義郎さんが70年代頃に、もしレバノンやシリアの女性がミスコンに出たら、賞を総なめにするのではと言われていたのを思い出しました。

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2009年12月18日 (金)

ファイルーズのクリスマス・キャロル

レバノンの歌姫ファイルーズの歌うクリスマス・キャロルですが、幾つか探していたタイプが見つかりました。西洋のポピュラー・クリスマス・ソングでない曲を探していましたが、この3曲辺りはレバノンの歌でしょう。1,2曲目は子供向けのキャロル、3曲目はマロン派教会のクリスマス聖歌でしょうか。映像はストラスブール(フランス東部アルザス地方)のカテドラルのようですが。

Fairuz -baddi khabberkon [Christmas carol ]

Fairuz -Talj talj [Christmas carol ]

GIORGIO @ LA CATHEDRALE STRASBOURG ¤ARSALA ALLAH - FAYROUZ

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2009年12月17日 (木)

ファイルーズの聖金曜日の歌

聖金曜日とはイースターの前の受難日のことですから、クリスマスとは正反対ですが、なかなかファイルーズのクリスマス関連のポピュラーソング(ジングルベルなど)でない歌が見つからないので、2本アップしておきます。ファイルーズが歌った聖金曜日関連のyoutubeは結構あります。アラブでも、受難日らしく悲痛で厳粛な歌が多いようです。今日の2曲は例の「聖金曜日の聖歌集」に収録されていた1曲目(Anal Oum El-Hazina)と5曲目(Wa Habibi)です。
しかし、20年ほど前のクリスマス時期にJ.S.バッハのマタイ受難曲の演奏会(確か音楽付きビデオ上映会でした)を見たことがありました。それ程かけ離れた内容と捉えない人も多いのでしょうか。今でも謎です。

Fayrouz Ana OUM Al Hazina

wa habibi, fairouz

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2009年12月16日 (水)

ワディ・アル・サフィとマジダ・エル・ルーミーも

レバノンのアラブ人歌手が歌うクリスマスの歌について、更に探してみたところ、ファイルーズだけでなく他の有名な歌手たちの映像もありました。レバノンの歌手達のキリスト教の歌、探索し甲斐のあるジャンルだと分りましたので、少し続けてみようかと思います。もしかしたら、この国の有名なアラブ歌謡の歌手は、ほとんどクリスチャンなのかも知れませんね。
そして、クリスマスにはパレスティナのベツレヘム生誕教会に移動する予定です。

Wadi Safi - Ya rouh alqudous

名歌手ワディ・アル・サフィの歌うレバノンのクリスマス聖歌。おそらく彼もマロン派などいずれかのキリスト教徒なのでしょう。曲名について、ヘブライ語からの類推ですが、rouhは「霊」、alqudousは「聖なる」、のように思いますが、いかがでしょうか。日本語にするなら「聖霊」でしょう。それぞれヘブライ語ではルーアフ、カドーシュ(カディッシュ、コーデシュなどは変化形)で、アラビア語とヘブライ語は元々兄弟言語で、文字を置き換えただけに近い単語が沢山ありますから。上記ウィキペディアにあるヘブライ語のרוח הקודשは、ルーアフ・ハコーデシュと読みます。定冠詞ハはアラビア語ではアルですから、母音がちょっと変っただけで、ほとんどそっくりそのままです。

Majida El Roumi - Sobhan Al Kalima (Syriac) Christmas Recital

ポスト・ファイルーズ世代の女性歌手と言われて久しいマジダ・エル・ルーミーの歌うクリスマスの歌です。アラブ的な印象のワディ・アル・サフィの歌に比べると幾分西洋的な影響を感じます。彼女の場合、ルーミーという名前からムスリムかと思っていましたが、やはりキリスト教徒で、メルキート・カトリックでした。Sobhan Al Kalimaというのはシリア語のようです。

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2009年12月15日 (火)

ファイルーズsingsクリスマス・ソング

さて、今日はキリスト教の方に移ります。レバノンの歌姫ファイルーズですが、マロン派のキリスト教徒であるのは有名な話(だと思いますが・・)。聖金曜日(Good Friday)のアラブ・キリスト教聖歌のアルバム(A.Chahine&Fils)もあって、昔愛聴したものです。他にもウードの巨匠、故ムニール・バシールもイラクのキリスト教徒(確かシリア正教会)でした。音楽上の束縛がムスリムのようにないため、クリスチャンのアラブ音楽家は結構目立つのかも知れません。(現在は状況が変っていると思いますが、昔はユダヤ人アラブ音楽家も多かったようです)
聖金曜のアルバムにあったような、いかにも東方教会的な静謐で神秘的な曲があれば良いのですが、やはりすぐにyoutubeでは出てこなさそうです(^^; 取り合えず今日は西洋のクリスマス・ソングをファイルーズが歌った何本かをどうぞ。中東のキリスト教会についてはこちらで。やはり「中東=イスラーム」のイメージが強く、イスラームが興る前の中東ではユダヤ教やキリスト教が盛んだったことは、余り広くは知られていないようにも思います。

Fairouz - Christmas Part 1

Fairouz - Christmas Part 2

Fairouz - Christmas Part 3

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2009年6月14日 (日)

ムワッシャハのリズム

チュニジアの女性歌手ナアマの歌唱を更に見ていて、ムワッシャハを歌っているビデオを発見。伴奏楽器陣のコーラスとの交唱のスタイルといい、リズムのサイクルといい、かの有名なラマ・バダ・ヤタサンナにそっくりでした。ラマ・バダ・ヤタサンナの起源はよく分かっていないようですが、恋愛詩の内容、コール&レスポンス(おそらく本来は)のスタイルなどから見て、典型的ムワッシャハなのでしょう。
そのラマ・バダ・ヤタサンナを演奏している一本目のモノクロ・フィルムは、前にヴァイオリン・シリーズの時に取り上げた超絶技巧のAbood Abd il Aal。そして二本目にナアマの歌唱です。こうして見比べると、いかにリズム・パターンが似ている(全く同じ?)かよく分かるかと思います。

عبود عبد العال - اسطورة الكمان

非常に美しいメロディ・ラインで大人気のラマ・バダ・ヤタサンナは、10拍子のサイクルが特徴的。

Ne3ma - Mala alkassat

Ne3ma muwashah Mala alkassat
Composer: Mohamed Othman (1855 - 1900)

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2009年6月 1日 (月)

アブド・ダゲル

ちょっと続き過ぎの感もありますが、もう一日アラブ・ヴァイオリンで行ってみます。Ad Vitamというレーベルから最近CD, The Egyptianの出たアブド・ダゲルは、20世紀のアラブ界を代表する歌姫ウンム・クルスームの楽団で長年共演し、“Malik At-Taqasim”(即興演奏マスター)と称され、国際的に活動を続けてきたアラビアン・ヴァイオリンの巨匠(1936-、エジプト生まれ)。この人のビデオも何本かありました。しかし、この辺りになるとコメントはほとんどがアラビア語。いかに内容的にマニアックかということでしょう。ドローンをバックにした演奏を聴いていると、ヒンドゥスターニ(北インド)のヴァイオリン演奏を思い出してしまいました。アラブのヴァイオリン演奏にも色々なスタイルがあるようですね。

Abdu Dagher

こういうドローンを中心にした演奏は、どこか北インド古典ヴァイオリンに似て聞こえますが、後半は特に凄いプレイです。Arab violin legend "Abdu Dagher ",king of taqaseem.. in Switzerland ...

abdou dagher 2001

عبده داغر abdo daqer

これも少しインドのラーガ演奏を思い出してしまいます。

3عبده داغر - كمان

タイトルには、アブドゥ・ダーゲル-カマン3、と書いてあります。

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2009年5月31日 (日)

アラブのヴァイオリン Simon Shaheen他

アラブのヴァイオリン、素晴らしいビデオがまだまだありますので、今日は有名どころを。シモン・シャヘーンは、パレスティナ屈指のウードとヴァイオリンの名手で、90年代にドイツのCMPやアメリカのAxiomなどからCDも出ていましたが、現在は手に入り難いタイトルが多くなっています。youtubeは結構あって、前にウードの演奏はアップしたことがありました。このビデオは04年の演奏のようですが、彼の最近の録音は見かけないように思います。

Simon Shaheen and the Near Eastern Music Ensamble

主題に戻った所がちょうど拍手で聞こえませんが、ウム・カルスームの歌も沢山書いたエジプトの作曲家、リアド・アル・スンバティ作曲の有名なロンガ・ナハーヴァンドによる演奏。前半はヴァイオリンのタクシーム。元弓にアップで来た時にさっと返す指弓の技が入っている所を見ると、もしかしたら西洋の奏法も習得したのかも。フレージング全般に下の若手などに比べると、西洋的な要素も感じます。Part of a concert by Simon Shaheen and his Music Ensamble at McDaniel College, March 31, 2004

tahboub playing arabic violin

昨日もアップした人の演奏ですが、いやぁこの人は上手い。西洋的な所の「かけら」も見当たらないです。しかし、何でこんなに歩き回るのでしょうか(笑) Mohammed Tahboub, improvisation on the violin.. (arabic violin)  worth watching! He says he doesn't really know how to improvise, but i thnk he's a liar :)

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2009年5月30日 (土)

アラブのヴァイオリン

ヴァイオリンほど世界中で使われている楽器はないと思われます。その適応力の高さは、ギターやピアノの比ではないでしょう。フレットや鍵盤がないことが、ペルシアやアラブの音楽特有の、平均律にない微分音の演奏を可能にすること、名人芸を思うままに表現しやすいこと、歌を模したデリケートなメリスマの表現に向いていることなどが、理由として上げられると思います。
この楽器の起源ははっきり分かっていませんが、はっきり言えるのは、そのルーツは西洋ではなく、アラブの、しかもベドウィン(アラビア遊牧民)の弓奏楽器ラバーバにあるという見方が強いようです。中世までは北西ヨーロッパはまだ北の片田舎で、当時の先進地域であるアラブの文化がまず流入したルネサンス以降のイタリアから、西洋におけるヴァイオリンの歴史が始まっているのも、非常に興味深いポイントです。
西洋式、ペルシア式を見ましたので、今日はアラブの方に行ってみますが、検索してみてビックリ。収拾がつかない程、素晴らしい内容のビデオが一杯でした。アラブのディーヴァ、ウム・カルスームの昔から、アラブ歌謡の伴奏の中心楽器はヴァイオリンです。ウードよりも重要ではないかと思います。プリマ・ヴァイオリンの超絶技巧と、音楽性の豊かさには目を見張るものがありますが、最大の魅力は、この何とも言えない艶っぽさでしょうか。

Arabic Violin start watching from 1:00

今日の中で、テクニックの華麗さではぴか一。これはもう凄いという外ないです。途中は何かマラゲーニャ風にもなりますが^^  first put on youtube by hani al-ordon-violin- Abood Abd il Aal 1973 -abood 3abd il 3al violin arabic

violon Taksim

度忘れして曲名が出てきませんが(^^;、非常に有名なアラブの曲です。後半はタクシーム。テクニックを誇示するタイプではありませんが、柔らかく味わい深い音色です。

taksim - jamil bashir - iraqi music

イラクのウード名人、故・ムニール・バシールの兄、ジャミル・バシール(1921-77)のヴァイオリン・タクシーム。確かに顔はそっくり^^。Jamil Bashir was born in Mosul, Iraq in 1921 and is the brother of Munir Bashir. His father, who was a singer, oud player and oud maker, started to teach him the oud when he was around six years old. When the Iraqi Music Institute opened in 1936, Jamil enrolled to learn oud with Sherif Muheddin Haydar and violin with Sando Alio. He finished his oud study in 1943 and his violin study in 1946, graduating with honours degrees in both instruments, and then worked at the Institute as an oud and violin teacher. At the same time he became the head of the Baghdad Radio Orchestra and then the Baghdad Radio Music Department. He also wrote a two-volume oud method. Jamil Bashir was also a good singer, but he did not continue singing as he preferred the oud. He died in London on 24th September 1977

arabic violin

現代の若手アラブ・ヴァイオリニストの独奏。ゆったりしたテンポのタクシームですが、なかなかに聞かせます。mohammad tahboub, takseem on violin.

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2009年5月26日 (火)

1932年のクッバンチー楽団

ここ数日取り上げているイラキ・マカームの名歌手クッバンチーですが、他にもまだビデオがありますので、まとめてアップしておきます。いずれも1932年のカイロ会議での録音。一本目がアンサンブル、二本目はウードのタクシーム、三~五本目は昨日少し触れたサントゥールとジョザ(ジョゼとも)のデモ演奏。音はさすがに微弱ですが、現代の音楽家の演奏とは一味違うゆったりした時間の流れを感じます。
バルトークはフィールドワーク先のトランシルヴァニアで聴いた民俗音楽の原型(アラブ~ペルシア起源の曲)を、1913年にアルジェリア中部で偶然見出したそうです。44の無伴奏ヴァイオリン二重奏ではアラブの音楽を取り入れてもいました。地元のハンガリー~ルーマニアだけでなく、バルカン半島、トルコ、アラブ、ロシア(特にマジャール族の故地ヴォルガ中流域)、ウクライナまで視野に入れていた彼の耳に、イラクの音楽はどう響いたのでしょうか?

Maqam Khanabat - al-Chalghi al-Baghdadi (1932)

Iraqi Maqam
Maqam Khanabat
al-Chalghi al-Baghdadi
First Cairo Congress of Arab Music (1932)
Cairo, Egypt. 78rpm recording.
Instrumental performance of Maqam Khanabat by the Iraqi delegation to the First Cairo Congress of Arab Music (Le Congrès du Caire) in Egypt, ِ1932. The Iraqi delegation led by maqam performer Muhammad al-Qubbanchi won the first place and were awarded by King Fuad I.
Santur: Yusuf Hugi Pataw (1886-1976)
Joza: Salih Shumayyil Shmuli (1890-1960)
Tabla: Yehouda Moshe Shammas (1884-1972)
Daff: Ibrahim Salih (?)
Muhammad al-Qubbanchi was the lead singer in the Iraqi delegation, accompanied by a chalghi group consisting of Yusuf Hugi Pataw on the santur, Salih Shemayyel, joza, Ezra Haroun, 'ud, Yusuf Za'rur, qanun, Yehuda Moshi Shammash, dunbuk, and Ibrahim Salih, daff. All the instrumentalists were Baghdadi Jews, mostly illiterate and traditional men, who dressed in the old Baghdadi fashion. Nuri al-Sa'id, the then Prime Minister, was keen to present a modern face of Iraq. He entrusted the one efendi (here meaning dressed in European fashion) among them, Ezra Haroun, known as 'Ezzouri, to dress them in the European style and to train them in appropriate conduct for such an occasion. A funny anecdote was related by Qubbanchi: one evening, while their mentor 'Ezzouri was out, the Iraqi musicians were visited at their hotel by an Egyptian journalist looking for an interview. He enquired about the state of musical arts in Iraq. Pataw, evidently mystified by the question, replied honestly in an archaic Baghdadi Jewish accent. "What art of the graves! We play at weddings, and people drink and start fighting, and soon knives are flying, and we (the musicians) hide in the lavatories." This anecdote comically illustrates the clash between traditional perceptions and practices and the new notion of 'art', which the Cairo Congress was celebrating. (Sami Zubaida, "Entertainers in Baghdad, 1900-1950", in Eugene Rogan, ed., Outside In: On the Margins of the Modern Middle East, London: IB Tauris 2002, p212-230)

Taqsim Oud Maqam Lami - 'Azzuri Harun

Taqsim Santur Maqam Awj - Yusuf Hugi Pataw (1932)

Taqsim Maqam Taher and Hadidi - Yusuf Hugi Pataw (1932)

Taqsim Joza Maqam 'Ushaq - Salih Shemayyel

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