サハラ

2009年10月27日 (火)

ブルキナ・ファソのトゥアレグ

そろそろ北のアラブ世界へ戻ってエジプト辺りに行こうかと思いますが、その前にトゥアレグ族の住む南限の内陸国、ブルキナ・ファソ(旧称オート・ヴォルタ)で何かないか探したところ、必ずしもブルキナ・ファソだけではないかも知れませんが、トゥアレグの興味深い映像がありました。もうすっかり黒人の国という印象の強いブルキナですが、北部には全く文化の異なるトゥアレグが今も住んでいるようです。人々の顔立ちも黒人よりはアラブに近い印象が強くなります。

Tuareg Ténéré (Episode 2)

Words of Life TAMACHEQUE: Tadrart (تَمَاشَقْ) People/Language Movie Trailer

トゥアレグの言葉、タマシェク語による物語の朗読。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月25日 (日)

アルディンとコラ

今日はモーリタニア・グリオ音楽の楽器面についてですが、度々出てきているハープ系のアルディンと、西アフリカのグリオの伝統的楽器コラの聞き比べをしてみようかと思います。

Galissa - Griot - Mestre de Korá

ガリッサという黒人男性はギニアビサウのグリオのようです。西アフリカの黒人世界のグリオが奏する特別な弦楽器コラは、アルディンの奏法や音色と明らかに似ていると思います。コラが親楽器ということになるのでしょうか。

Ouleya Mint Amartichitt

アルディンの演奏例として、オーレアさんのビデオの再登場です。歌声の多彩さだけでなく、アルディンの繊細な指使いにも注目だと思います。

3erss sahrawi , 3erss mauritanie ,dance

このモーリタニアの踊りの伴奏で演奏されているのはエレキ・ギターのようですが、アルディンやコラの音色が元にある(模倣している)ことは明らかだと思います。しかも、ここでもやはり8分の6拍子です。もはや、ハチロクでなければサハラのリズムにあらず、という感さえ覚えます(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月24日 (土)

シンゲッティとティシット

今日は例の世界遺産の町、シンゲッティとティシットへ。ティシットの方は昨日の続きの映像です。サハラ交易の地に形成された古い町並み、クスールが世界遺産になっています。オーレアさんの仏Long Distance盤のジャケットにもなっていましたが、あれはティシットのクスールのようです。彼女の故郷なのかどうか、まだ不明ですが、関係があることは間違いないように思います。なおモーリタニアの情報についてはこちらがお薦め。

Chinguetti the library of the desert (Mauritania)

tichitt 06

tichitt 04

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月23日 (金)

オーレア番外編+ティシットの町

更に探したら出てきました、オーレアさんのビデオ。彼女の名前ですが、ミントがグリオ(職業音楽家)の称号のようなもの、アマルティシットのティシットは世界遺産の町ティシットのことで、アマルは「~から来た」とか「~出身の」のような意味ではないかと思いますが、どうでしょうか。モーリタニアで広く使われている言葉はハッサニアのようです。アラビア語が母胎とは言っても、語彙などの面では相当土着言語(ベルベル語や黒人の言葉)の影響を受けているようですから、フスハー(正則アラビア語)からは想像がつかないような音になってるかも知れません。fromはフスハーならmin=منでしょう。アマルというのが接頭辞だとして、もし意味が判明したらまた後日ブログに書きます。
今日は新たなオーレアさんの映像と、4本目はティシットの紹介映像のようですが、バックで流れている曲は彼女が歌っていた曲(これまでに2回アップした曲)に似ているように思います。ティシットの有名な歌なのかも知れません。1~3本目は最近の映像でしょうか。落ち着いた中年婦人?と言う印象になり、声質だけでなく芸風の変化も少なからず感じられます。

Oulaya mint amartichitt

OULEYA ANE LAHI ENTEM MUSIC MAURITANIA HD

Oulaya mint Amartichit

tichitt 09

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月22日 (木)

オーレア再び

モーリタニア・グリオの演奏を色々見てみた結果、やはりオーレア・ミント・アマルティシットという人は頭抜けて素晴らしい歌手だということが見えてきました。例のパリでのライヴのDVD映像ですが、これではと思われるものが見つかりましたので、今日アップしておきます。彼女のシリーズ初日に上げたものとダブっていますが、もっと長く見られて、様々なヴォーカル・テクニックが確認できます。その幾つかは、この国の言葉の響きと密接に結びついているように思います。ベルベル系のタマジット語などとどういう関係になるのか、詩はやはりイスラーム的な内容が中心なのかなど、知りたいところです。それにしても素晴らしいです!

Ouleya Mint Amartichitt

Ooleya Mint Amartichitt

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月21日 (水)

もう一人の女性グリオ

他にモーリタニアのグリオ関係はないかなと探していましたが、女性グリオらしき映像が出てきました。名前はルバーバ・ミント・エルメイッダーと読むでしょうか。ミントが入っているので、間違いないと思います。特に一本目は歌と演奏も素晴らしく、世界遺産の景色の美しさにも息を呑みます。グリオの歌唱は皆それぞれ個性がありますね。

loubaba mint elmeiddah

Loubaba

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月20日 (火)

モーリタニアの横笛

モーリタニアのグリオ、もっと探索したいところですが、名前を思い出すのが、この3人位でした。今日はグリオを探していて見つけた映像。バンスリのような、尺八のような、柔らかいアフリカ的な音色を持った横笛が、なかなかの味わい深さです。歌はグリオ歌でしょうか。このオジサンの衣裳や動きが何とも独特です。吹かずに歌を歌ったりユーモアもたっぷり。彼もやはりモーリタニアのミンストレル(吟遊詩人)でしょうか。

mauritanie

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月19日 (月)

シド・アーメド

オーレヤ・ミントの映像はデイリーモーションにもありましたが、youtubeと同じ内容でした。これはフランスで出ていたらしいDVDからの映像かも知れないとの情報をマイミクのMさんから頂きました。youtubeより画像が良ければアップしたのですが、ほとんど変わりなしでした。彼女の歌唱の凄まじさは、少し大きな画面で確認できます。
今日は男性のグリオに行ってみます。仏NaiveからCDが出ていたシド・アーメドの演奏で、モンドミックスですから、なかなか高画質です。それに何よりこのしわがれ声のインパクトは表現のしようがないですねぇ。彼の息子、妹、姪の4 人による演奏だそうで、モロッコのゲンブリに似た4 弦リュートのタンディット弾き語りと、コラに似たハープ・リュートのアルディン(ここで初めて名前が出ました)に、ティンパニ型の太鼓トボルという編成。オーレヤ・ミントの節回しはアフロ色が濃く感じられましたが、この人の場合どうなのでしょう。アフロというよりベルベルの方が勝った芸風のようにも思えますが。弦楽器の演奏も、コラ的な細やかな指(音)使いよりも(オーレヤ・ミントはハープ演奏の手さばきも魔法を見るようでした)、叩きつける様な曲調です。ここでやっている曲だけかも知れませんが。余談ですが、この名前だと、私はどうしてもシド・ヴィシャスを思い出してしまいます(笑)

Mondomix présente : Sid Ahmed Ould

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月18日 (日)

オーレヤ・ミントの凄演

オーレヤ・ミント・アマルティシットの歌唱、残りのいくつかもアップしておきます。特に一本目は凄まじいです。壊れかけているのではと思うほど、音程が上がっていく辺りは特に凄いです。オアシスらしき草原での収録ですが、トンボかイナゴらしき虫が飛んでいます(笑)
トップページに書いてありますが、一部単発ページを除いた各レギュラー・コーナーのレイアウトをリニューアルしました。イランと中央アジア・コーカサスのページは、非常に長かったので、それぞれ分割しました。「イラン地方音楽」コーナーが新しく誕生しています。念願のリニューアル、完成です。(Special Thanks to Yさん) 会報ページも見やすくなりました。久しく投稿頂いておりませんが、この機会に是非お待ちしております。

Ouleye mint amar tichitt

Ouleye mint amar tichitt موريتانيا 11

Ouleye mint amar tichitt موريتانيا 3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月17日 (土)

オーレヤ・ミント・アマルティシット

欧米盤が出ているもう一人の女性グリオ、オーレヤ・ミント・アマルティシットの歌唱を見てみたいと思います。この人はモーリタニア・グリオの新しい女性スター歌手だそうで(仏Long Distance盤が出た頃の話しですが)、アラビア半島まで名声が知れ渡っているというから驚き。一体何千キロ離れているのでしょうか(笑) CDはロングディスタンス盤がよく知られていると思いますが、他にもあったように思います。ディミ・ミント・アッバよりも更に鋭く聞き手の肺腑を抉るような、ソウルフルな歌唱かも。しかもご覧の通りのモーリタニア美人。ぞくぞくっと来ます。2本目のシリーズで出てくる映像はオアシスの湿地帯でしょうか。サハラの音楽という固定観念が強いので、何となく不思議な光景です。

Ouleye mint amar tichitt موريتانيا Paris mauritanie

Ouleye mint amar tichitt

冒頭はアラビア語でラー・イラーハ・イッラッラーと歌っているようです。

Ouleye mint amar tichitt

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

J.S.バッハ | New Wave-Indies | アイヌ | アメリカ | アラブ | アラブ・マグレブ | アルゼンチン | イギリス | イスラエル | イスラム教 | イタリア | イディッシュ | イラン地方音楽 | インディアン、インディオ | インド | インドネシア | インド音楽 | ウイグル | ウラル・アルタイ | エジプト | エチオピア | オペラ | オーストラリア | オーストリア | キリスト教 | ギリシア | クルド | クレズマー | ケルト | コンサート情報 | コーカサス (カフカス) | サハラ | シベリア | シャンソン | ジャズ | スイス | スペイン | スポーツ | スーダン | セファルディー | ゼアミdeワールド | チェロ | トルコ音楽 | ドイツ | ナイル・サハラ | ナツメロ | ニュース | ハシディック | ハンガリー | バルカン | バルト語派 | バロック | パキスタン | ビザンツ音楽 | フランス | フランス近代 | ブラジル | ペルシア音楽 | ペルシア音楽 トンバク | ユダヤ | ユダヤ音楽 | ライブ情報 | ルーマニア | レビュー | ロシア | ロシア・マイナー | ロマン派 | ヴァイオリン | 中南米 | 中国 | 中央アジア | 仏教 | 仏教音楽 | 北コーカサス(カフカス) | 北欧 | 南アジア | 南インド古典音楽 | 古楽 | 地中海 | 室内楽 | 弦楽合奏 | 弦楽四重奏 | 後期ロマン派 | 文化・芸術 | 新ウィーン楽派 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ | 東アフリカ | 東南アジア | 東方教会 | 東欧 | 歌謡曲・演歌 | 民謡 | 独墺 | 猫・犬 | 現代音楽 | 童謡、わらべうた | 筝曲 | 純邦楽 | 西アフリカ | 西スラヴ | 韓国