パキスタン

2008年10月31日 (金)

ナハズブホ!

昨日はフンザの往年の興味深いビデオを見ました。この峠辺りの映像で、他に良いものはないかなと探しましたが、そうするとまたもや北フンザのワヒーの音楽に当たりましたf^^;  イラン系ではないブルシャスキーとかでもっと面白いのがあるかと思いましたが、youtubeはほとんどがポップス。ちょっと意外です。当初は系統不明のブルシャスキー目当てでフンザに迷い込んだ?のですが、見ていく内にイラン系中心に追うことになってました(笑)
数日前の「ワヒーはイラン系+フンザの絶景」の記事にKarateginさんから詳しいコメントを頂きましたが、ワヒー人の言葉と言うのは、同じイラン系言語の中でも現代タジク語よりももっと中世までのソグド語(ソグドはシルクロード交易の主役的な民族)に近いそうです。
このコメントで思い出しましたが、NHKの初代の「シルクロード」で、ソグド直系の末裔と言われるヤグノービー(ヤグノブ人)を山奥に探し当ててインタビューするシーンがありました。攻め込んできたアラブ勢力から逃れて山奥に逃げ込み1000年余りの時を過ごしてきた彼らは、日本で言えば平家の落人のような存在でしょうか。そのインタビューは、日本語~ロシア語~タジク語~ヤグノブ語という大変な通訳のようでした。その中で「ありがとう」に当たる言葉は「ナハズブホ」と出てきましたが、その時「何と不思議な響き!」と思いました。現代ペルシア語の「モタシャケラム」とは全く音が違います。ではワヒー語では何と言うのか・・非常に興味あるところです^^  

今日のビデオは今までのどれよりも伝統楽器が確認できるし、歌も素朴な味わいで良いですね。そろそろタジクに戻りソグドの足跡を探してみようかと思います。今日も見ていただいて、ナハズブホ!m(_ _)m

gojali muzic 2

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年10月30日 (木)

大昔のフンザ

再び北上してフンザへ。100年ほど前のものではと思われる貴重映像がアップされていました。この峠を通って仏教がウイグル(当時は亀茲国)に渡り、中国~朝鮮を経て、はるばる日本にもやってきた訳ですね。今日は無駄な説明は抜きにして、映像をたっぷりご堪能下さい^^ (私もまだ全部見れてませんので f^^;) タンブール?演奏は当時のものでしょうか? その他、伝統音楽が所々出てきます。ビデオの解説=This footage is around 100 years old at the time of Mir Ghazan Khan. No Editing is done to this footage except cutting it down into small clips.
おまけで、フンザの素晴らしい景色が見られるサイトを一つご紹介しておきます。こちら

Ancient Hunza : part 1

Ancient Hunza : part 2

Ancient Hunza : part 3

Ancient Hunza : part 4

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年10月29日 (水)

バルティスタンのガザルとベリーダンス?

再度ギルギットの東のバルティスタンへ。バルティスタンは、16世紀にチベット仏教から改宗したチベット系のイスラム教徒バルティ人が主に住んでいる地方。スカルドゥの谷から東にはバルティだけでなく、色々な民族が住んでいるようです。一本目は雰囲気的には北インドやパキスタンのガザルにそっくり。この曲調ですが、やはり歌われている言葉はチベット系のバルティ語なのでしょうか。何とも不思議です。2本目はバルティ・ガールズ・ダンスとタイトルされていますが、これは強烈(笑)。インパクト大の見世物です。祭の一場面でしょうか。3本目はバルティのベリーダンス? アフガン系の踊り子によるバルティ音楽とアフガンの踊りのミックスのようです。この音楽とリズムでこのベリーダンス風の踊りと言うのも初めて見るように思います。

Balti Music

BALTI GIRLS DANCE

Super Balti Dance

A uniqu combination of Balti Music & Afghani Dance (The dancer is originaly from Afghanistan and music from Baltistan Norhtern Areas Pakistan

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月28日 (火)

セタール? チトラル・シタール?

昨日の段階では分からなかったShina, Khowarについて調べましたら、やはりインド・イラン語派に所属することが分かりました。詳しくはこちら
どちらもダルド語派に入る言語で、コワルはチトラル諸語、シナー語はギルギットやアストルなどで話される言葉のようです。チトラル諸語には他にカラーシャ語が入っていますが、これはカラシャ(カラシュ)族の言葉と同じかどうか不明。カラシャと言えば、古代ギリシア系説があったのでは?と思いました。コワルがチトラルの言葉でしたので、今日はバルティスタンから西に移動して、チトラルのクリップを見てみます。

16日に少し見たチトラルですが、地元の吟遊詩人と思しき古老によるセタール(チトラル・シタール?)弾き語りのビデオを上げておきます。形と音色は全くイランのセタールにそっくりですが、構え方が中央アジアのタンブールのような、北インドのシタールのような、極めて低いポジショニングです。テクニックはともかく、なかなか味のある弾き語りですね^^  村人の一体感溢れる楽しげな雰囲気が良いです。3本目は若手の民謡?アンサンブル。スーフィー音楽のように段々高揚していきます。

Nen Mile Chain mile (Afzal Meaki)

chitrali song

chitrali music 3

KHOWAR BASHONO

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年10月27日 (月)

バルティスタンとバルチスタン

今日はクリッタさんから頂いた情報から(昨日、一昨日のコメント)構成してみました。クリッタさん、いつも有難うございますm(_ _)m。 私の時に少々的外れなアップに対して、現地経験の豊富な方々から貴重なコメントを頂き、中央アジアシリーズも大分充実してきたと思います。まるでボケとツッコミのようですね(笑)

<以下はクリッタさんの昨日分のコメントから>
ギルギットでUターンせずに、ぜひともBaltistan(skardu谷)に立ち寄っていってくださいな。ギルギットから東の谷へ入ると、エアスポットのようにいろんな民族が点々と暮らしています。少し南のKargilまで行けば、ザンスカール、ラダック、カシミールが混じってるつぼ状態。ちなみにBaltistanの人たちはチベットの血も混じっているようだけれど、かなりハードなイスラムシーアです。ビデオで見てもいろんな顔がいます。

Balti Qasidah

バルティのカスィーダ(イスラームの宗教歌)。確かに何人か分からないような顔立ちの人がいますね^^

Balti remix

バルティのポップスのようです。民謡風の歌には確かにチベット民謡の味わいがあります。

バルティスタンというと、イラン南東部~パキスタン南西部のバルチスタン(Baluchistan)と勘違いしそうですが、全く関係なしです。Baltistanはチベット系、Baluchistanはイラン系。先日のshinaにしろ、Baltistanにしろ、とても紛らわしいですね。
まだ試していませんが、以下のようなサイトもあります。色々な民族(Shina, Burushaski, Wakhi, Balti And Khowar)の歌が聞けるようです。ブルシャスキーとバルティ以外はイラン系になるのでしょうか。また調べてみたいと思います。
My Gilgit

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月26日 (日)

ワヒーとゴジャール

ギルギット関係を発掘してみる予定でしたが、案外面白いクリップが見つかり難く(インド的な歌謡か踊りが中心で言葉が不明のものがほとんど)、おそらくギルギットから離れるのだろうと思いますが、これから数日いくつか北パキスタン関係アップしてみます。先日調べたら中国(のウイグル)にはワヒーはいないようなことになっていましたが、hasugeさんからご指摘いただきまして(コメントとダブりますが)、中国にもワヒーがいる、というかワヒ語とサリコル語というのがあって、両方ともタジク語の方言という見解だそうです。ワヒ人とサリコル人を独立した民族と認めず、タジク人として一纏めにしているようです。また度々アップした映画「花儿为什么这样红」に使われていたタシュクルガンのタジク民謡「グルビタ」は、テズナプというサリコル語圏の村での調査で採取された中にあったそうなのでサリコル語になるようです。(hasugeさん、いつも有難うございます。m(_ _)m)
しかし北パキスタンは、色々と驚きの連続です。今日は、そのワヒー(ワヒ)語圏の歌と踊り。確か3回目ですが^^

lali and saltanat

コメントにwakhi tajik cultureとあります。ワヒー語になるのでしょうか。lali and saltanatというのは? デリー・サルタナトのサルタナトでしょうか? タジクが中央アジアとインド、中国の3つの間にまたがっていることを強烈に感じさせる歌とメロディ。

gojali dance

北フンザのゴジャール地方の踊りのようです。ゴジャールですからワヒーでしょう。

RICH CULTURE GOJAL HUNZA

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月25日 (土)

ギルギット

パキスタン北部の行政上の中心地ギルギットは、クリッタさんのコメントにあったように四方八方から下りてきた多様な民族が住み着いていて完全なミックス状態のようです。言葉はやはりパキスタンの公用語(共通語?)ウルドゥー語が中心的なのでしょうか。インド、タジキスタン、アフガニスタン、中国の国境に近いこの町は、軍事上の要地でもあるようです。しかし今日の2本のように多様な民族文化の見られる町でもあるようです。2本目のShinaというのはシナ(中国)ではなく、少数民族の言語だったと思います。(何系かは少し調べるのにかかりそうでf^^;) 1本目はブルシャスキーでしょうか? 明日以降もう少し掘り下げてみたいと思います。

Gilgit Song

My Desi song

This sonf is sung in Shina Language, and finalised in the traditionaly,..dancing and music is done by local desi instrument.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月24日 (金)

ワヒーはイラン系+フンザの絶景

昨日はブログを書こうとしたら、猛烈な睡魔に襲われて、危うく日付が変るところでしたf^^;
ワヒーについてもう少し調べてみましたら、パキスタン(上部フンザ)、タジキスタン、アフガニスタン東北部にまたがって住んでいる民族で、各国に約1万人ずついる(但し1983年の時点)イラン系民族のようです。そういえば今日の一本目の女性の衣裳などは、ウイグルのタシュクルガンのタジク(同じイラン系民族)の衣裳にも似て見えます。しかし、古代バルカンのイリュリア系(もし正しいとすればですが)とイラン系の民族がパミールで隣り合って住んでいるというのは、何とも不思議です。Wakhiについて詳しくはこちら
フンザ~バダフシャンらしく、シーア派の中のイスマイル派に属する住民がほとんどだそうです。グノーシス寄りの神秘主義的な側面は、昨日の男性の踊りには感じられたような気もしますが、今日の女性の群舞は一転してとても美しく華やかな印象。中央アジアのイラン系とインド的な音楽の要素が上手くブレンドされてます。

最後に「桃源郷」フンザの素晴らしい写真がアップされているサイトのリンクを載せておきます。7、8000メートル級の高山を望む景色は、PCで見ても息を呑むような素晴らしさです。ヒマラヤの中心地ネパールよりも乾燥していて、霧なども少ないのでしょうか。もの凄くクリアな色彩の景色が目に飛び込んできます。こんな絶景を見たら人生観が変るかも知れませんね^^

Wakhi Song (Zulfiqar 's www.gojal.net collection)

Wakhi Song 1 (Zulfiqar's www.gojal.net collection)

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2008年10月23日 (木)

ワヒーの踊りと歌

フンザは160キロ×2キロ程の細長い谷あいの地方のようですが、その中でも他に異なる言語が話されているそうです。ゴジャール地方のグルミットなどで話されるワヒー(Wakhi)語はその内の最も大きな一つ。youtubeを見てみたら、こういう音楽や踊りでも微妙に違いが感じられます。他にも結構ありそうですが、その中から男性の踊りとフィルム・ソング風のワヒー・ポップス?を。

Wakhi Cultural Dance (Gulmit)

wakhi muziq

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月22日 (水)

ギリシアではなくイリュリア系?

フンザの言葉、ブルシャスキー語ですが、ウィキペディアにあるように、周囲の言語からの借用語は多いけれども、古くからの独自性は根強く保っていて、元になった言葉はおそらく現在では消滅した民族の言語でしょうということです。また一本目のビデオには以下のようなコメントがありました。おそらくかなりの識者の発言と思われます。The burushaski people are a remain of the illyrian warriors of Alexander the Great (wich was albanian). These warriors who lose the back way settled in these areas, what is called today Hunza. They married whith hindus woman, but they save their language. The language of man. So is the question why they called their ancient lagnuage as Burush. In albanian language the term 'Burush' viz 'Burre' (man). So in the end, albanians are very proud that are a greta people with great history.

つまり古代バルカン半島の西部にいたイリュリア人の言葉と関係があるという興味深い見解。イリュリア語自体は現在では死語ですが、その要素を最も色濃く残すのはアルバニア語(スラヴ系とは別の印欧語族中の独立した一派)です。イリュリア語の話者は後に南スラヴ人に同化したため、言葉としては消滅。その断片はルーマニア語やマケドニア語にも残存していると聞いた覚えがあります。
一方、非印欧語のコーカサス諸語とのつながりを探る動きもあったようですが、イリュリア・ラインが正解のように思います。そうすると古代ギリシア語とは余り関係がなくなり(イリュリアの戦士は支配層の古代ギリシア語も解しただろうと思いますが)、むしろ南スラヴのマケドニア語の中にイリュリアの要素がかすかに残っているという意味では、近い部分もあるのかも知れません。それでマケドニアでTV番組が組まれたのでしょうかね。 しかしややこしいですね f^^;(笑)

BuruShaski SonG By ShahiD AkhTEr

フンザの美しい景色が一杯のビデオ。歌はブルシャスキー語の歌。昨日と同じドラムの音が聞こえます。 "TheE NahaQ As EwaLimI Unne ShoLE BandI" LoveLy BurusHasKi sonG By YouNg FamouS SinGer Of HunZA ShahiD AkhTeR

Imtiaz Karim (Flute Music from Hunza Pakistan)

昨日の笛もこれだったかも。インドのバンスリや中央アジアのナイに繋がるタイプの横笛でした。Imtiaz karim is a wel-know flute player of north pakistan. he gave playback flute music to some international documentary makers, one from Switzerland.HunzaVision Production:

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月21日 (火)

フンザとマケドニアの鼓笛楽

フンザと古代?マケドニアの言葉の類似点が指摘されているようなので、少し音楽の方で調べてみました。笛と太鼓の舞踊音楽ですが、今日の2本を見る限りでは、確かに似ている面もあると思います。リコーダー的な発音原理のように聞こえるフンザの笛と、マケドニアはクラリネットにアコーディオン、太鼓はどちらも両面太鼓を左右異なるマレットで叩いているタイプ(韓国のチャンゴのような)ではないかと思います。フンザの方のコメントには、Beautiful music and it is so similar to Macedonian music.と書き込みがありました。
マケドニアとは言っても、旧ユーゴ南部のスラヴ系の方では辻褄が合わないと思いますので、ギリシア北部のマケドニア地方の舞踊音楽をアップしてみましたが、いかがでしょうか。スラヴのマケドニアとギリシア国内のマケドニアは、言葉は全く異なりますが、音楽に関してはかなり共通点が多いと思います。ただしマケドニアでは(特にスラヴの方)、こういうタイプの音楽ではロマ(ジプシー)の演奏者が多いと思います。
この問題は容易に答えが見えてこないようです。最後の切り札は、やはりブルシャスキー語と古代ギリシア語(共通語のコイネー)を比較することでしょうか。それで全て解明できることかも知れませんね^^

Hunza Music n Pictures

Τι'θελα και σ'αγαπουσα-GREECE-macedonia

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月20日 (月)

ブルシャスキーの歌と踊り フンザとバダフシャン

フンザの言葉、ブルシャスキー語の歌と踊りが見つかりました。あわせてバダフシャンのリズムが確認できるクリップを3本目に。人々の顔立ちは確かにヨーロッパ的な人が多いように見えます。一方フンザの歌は表向きインド的なメロディ・ラインになっていますが、ベースのリズムがバダフシャンと似通っているように思います。バダフシャンとフンザはイスマイル派が多いのも、その理由の一つでしょうか。フンザの初日にはNonesuch Explorerの旧シリーズの「カラコルム~中央アジアの響き」(フンザとギルギットでの録音)の藤井知昭氏の解説を参照したので、あたかも秘境中の秘境の印象だったと思いますが、それは1980年前後位までのイメージで、現在では観光客が普通に訪れる土地になっているようです。ウイグルのカシュガルとの古くからの隊商路を通じてでしょうか、セットで旅する人もいらっしゃるようです。余談ですが、割と最近まで「風の谷のナウシカ」の「風の谷」のモデルは、フンザだと言われたことも多かったようです^^  100歳以上の人が多い、桃源郷であることは確かなようですが。

Burushaski Song

Singer.. Shahid Akhtar Qalander

Burushaski Video.....Jaamip Gumanuma

Burushaski Video.....Jaamip Gumanuma Lay ( Talib Hussain )..www.hunzo.com

Pomiri Music

Music from Pamir Mountain

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年10月19日 (日)

フンザとカラシャはギリシア系?

もっと大きな地図で見たらフンザはやはり中パ国境近くにありました。カラコルム山系が途切れている谷間に細長く位置しているようです。フンザからは、ウイグルのタシュクルガン(前はタシコルガンと表記しましたが)まで200キロ、タジキスタンのバダフシャンまで100キロほどでしょうか。そんな所に古代のバルカン半島にいた民族の末裔がいることは、何とも不思議な事実です。
フンザの住民のルーツが古代マケドニアにあるらしいことはよく知られるようになっているようですが、古代のマケドニアといえば明らかにギリシア世界。まだスラヴ民族は南下する前でした。だからギリシア系の言葉でないと辻褄が合わないと思いますが、その辺が今ひとつ分かりません。youtubeではどれも現代のマケドニア語(こちらは南スラヴ系でギリシア系とは全く異なるグループ。同じ印欧語族ではありますが)の字幕が入っているようです。ギリシアのTVが取材に来るなら話は分かりますが(笑) それとも現代マケドニア語には古代マケドニア語の要素が入っているのでしょうか。どなたか詳しい方、情報をお待ちしております m(_ _)m
昨日書いたように、フンザとカラシャが同じマケドニア系だと、はっきり言っているビデオもありましたので、2本目にアップしておきます。3,4本目の解説の通り、カラシャははっきりとギリシア系だと認識されているようです。

Hunza Triumph Of Fantasy ( Part 1 )

フンザの素晴らしいドキュメンタリー。続きものの一本目。後半に少し音楽のシーンが出てきます。

KALASH and HUNZA are MACEDONIANS

Kalash

Kalash - Greeks in Hindokush Valley, undiscovered and unknown villages of the Greek originated folk of the Kalash

BBC - In the footsteps of Alexander (The Kalash) 23

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月18日 (土)

フンザとマケドニア

パキスタンの北西辺境に位置するフンザ(Hunza)ですが、どうも地図上で正確に確認できませんが、おそらくカラコルム山中のギルギットの北にあるようです。北インド古典音楽のサントゥール名手シヴクマール・シャルマの出身地スリナガル(ここはインドのカシミール州都)から北へ300キロほどの所にギルギットがありますが、ギルギットから更に100キロほど北に上がったカラコルムの谷間がフンザのようです。フンザ藩王国は1974年までパキスタン内の自治王国として存続し、“不老長寿の国”として知られていました。音源はノンサッチやキングにあります。
そのフンザの住民は南のパキスタン人と比べると色白で青い目も多く、その言語プルシャスキー語の系統も正確には不明だったようですが、紀元前4世紀のアレクサンダーの東征の際に脱走した兵士の子孫という説があったように(やはりパキスタン北西部に住むカラシャ族と同系と言うことになります)、マケドニア語(スラヴ系の方か古代ギリシア語の方言としてのマケドニア語のどちらか不明ですが)との関連性が最近浮き彫りになってきているのか、と思わせるビデオが見つかりました。今日はその一本を。
字幕はロシア語ではなくマケドニア語だと思いますので、マケドニアのTV番組の映像でしょうか。

live Hunza people, descendens of the armies of Alexandar the

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月17日 (金)

カシミールのラバーブ

今日はパキスタン北西部のチトラルから東に行って、インドとの国境問題でもめ続けていたパキスタン側のカシミールのラバーブ演奏を見てみます。近くのカラコルム山中のフンザやギルギットはインド領だと思っていましたが、現在はパキスタンに入るんですね。カシミールと言えば、フィジカル・グラフィティに入っていたレッド・ツェッペリンの名曲を思い浮かべる方も多いかと思いますが(笑)、伝統音楽で言えば、この辺りは中央アジアから伝来したラバーブの名人芸がよく知られているのではと思います。特にキングのこちら(カシミールのラバーブ)でしょう。

北インドのサロッドに繋がることは、タジクやアフガニスタンのラバーブ(ルバーブまたはルボップとも)などの弦楽器の響きから既に明らかでしたが、カシミールに入ると明らかにサロッドとの近親感がより増してきます。何よりラーガ音楽になっています。youtubeで聞いてもその音色の余韻の素晴らしさが感じ取れると思います。キング盤は故小泉文夫氏監修シリーズ時代からの名盤。残念ながらyoutubeには同じラバーブ奏者Mohammad Subhan Rathoreでは見つかりませんでした。民謡(ガザルか?)的な弾き語りを一本と、伴奏でよく出てくる低音が豊かな片面太鼓トゥンバクナーリの珍しい映像を。3本目はアフガニスタンのパシュトゥーン族のアフガン・ラバーブ奏者のようですが、比較のために一本上げておきます。

明日以降フンザとギルギットを個別に見て行き、その後はインドには入らずに、また中央アジアに戻ります^^

Traditional Kashmiri Music

Rababin it up...Live from the fabulous Hotel Cardoba in Sanat Nagar.

Folk Music Instruments of Kashmir (Tumbak)

Folk Instruments Of Kashmir Tumbaknaer is one of the most popular instruments used in the folk music similar to the central asian instrument tumbak is a very ancient instrument used in various cultures

Ustad Mohammad Omar plays the rubab

Afghan/pushtun Music. The Rubab is also played in Kashmir, and versions of the instrument are played all over Central Asia, as Leader2007 has kindly pointed out.

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月16日 (木)

チトラリの音楽と踊り

ちょっとタジキスタンやバダフシャンの周辺の音楽を見てみます。パキスタン北西部のペシャワールから更に北のヒンドゥークシュ山中の地方はチトラリ(チトラル)と言われますが、この辺りには北インドの楽器のルーツが見られるだけでなく、タジキスタンや中央アジアの楽器との繋がりもよく見える所。旋律は大分インドに近寄った印象ですが、リズムはまだまだ中央アジア風かも。イラン系とインド系の違いはありますが、いわゆるチトラリ・シタールと昨日見たダヴラトマンドの手にしていたセタールは、形と言い音と言い、何と似ていることでしょう。また、近くは古代にはあの有名なガンダーラ王国があった辺り。アフガン国境に住む少数民族で、アレクサンダー大王の帝国以来の古代ギリシア人の末裔と言われるカラシャ族(音源)が住むのもこの辺です。パキスタン北部は、複雑で魅力的な民族文化が見られるだけでなく、インド・イラン(元をたどれば勿論兄弟民族ですが)両文化の接点にあたる地方だというのがよく分かります。

chitrali music 15

mansoor ali shahbab

phonik

若い女性(インド人?)がチトラリのリズムで踊っています。indian girls dance in Chitrali music ....but its not real it is doubing.....

| | コメント (0) | トラックバック (0)