D.スカルラッティですが
残念ながらアンヌ・ケフェレックでヘンデルのパッサカリア(ハープシコード組曲第7番の第6曲)は見当たりませんので、2本目に他の人のピアノ演奏で入れておきます。1本目はアンヌ・ケフェレックの演奏で、LPも出ていたドメニコ・スカルラッティのソナタの一曲です。スカルラッティのソナタは5分前後の曲が全部で555曲あって、スペイン王女バルバラの音楽教師としてスペイン王宮に仕えていた頃にそれらを書いたので、中にはフラメンコに繋がるスペインのリズムが息づいている曲がかなりあります。それはまたスペインの時に取り上げます。
ケフェレックは1982年に来日した際に新宿文化センターに聞きに行きましたが、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ラヴェル、クープラン、D.スカルラッティ、サティなどの作品の中でも、たまたま個人的に好きなピアノ曲をよく弾いていた人で、LPの頃から聞いていました。ラ・フォル・ジュルネでの来日で日本でも近年すっかりお馴染みのようです。
その1982年のプログラムは、バッハのパルティータ2番、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ28番、ブラームスの間奏曲作品117から119の全曲、ラヴェルの「夜のガスパール」、アンコールにクープランの「神秘な障壁」、サティのジムノペディ1番、だったと思います。見事に当時の「私のお気に入り曲」ばかりでした。洒脱な「神秘な障壁」は、高校時分にユゲット・グレミー・ショーリャックで聞いて感銘を受け、何とか自分でも弾いてみようと練習しました。
Domenico Scarlatti : Sonate en Si mineur (allegro) K. 27 (Anne Queffélec)
GF HAENDEL - Suite No 7 en Sol mineur - Passacaille
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