バロック

2015年12月 3日 (木)

ヴァイオリンでのクーラント

ヴァイオリンでのクーラントでもダンスの伴奏をしていたりするのがあれば面白いのですが、なかなかそこまでは出てきません。チェロと違ってベース音がないので、ビートを感じにくいため、ダンス伴奏には余り使われないということでしょうか? J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのパルティータ2番のクーラントは、長大かつ深遠なシャコンヌの前置き曲のような感じで余りスポットが当らないのが残念ですが、舞曲の面から聞き直してみるのも一興です。ギターとのデュオの方ははっきり思い出せない曲ですが、こちらもなかなかの好演です。原曲はヴァイオリンとチェンバロのソナタでしょうか? 曲名の表記がなく、ぱっと思い出せません。

Clayton Haslop - Bach Partita Nr. 2: Courante

Courante by J.S. Bach, (violin and guitar)

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2015年12月 2日 (水)

バレエと6番のクーラント

つい先日私自身がモダンダンスの伴奏でJ.S.バッハの無伴奏チェロ曲を弾いたため、とてもリアルに感じた一本です。音域の広さ故、最も難しい第6組曲のクーラントの伴奏でバレエ。面白い試みです。因みに、私が弾いたのは第3組曲のサラバンドとジーグ、第5組曲のジーグの3曲でした。クラシック、コンテンポラリーのいずれも合うと思います。本来舞曲ですから、合うべきなのでしょう。ヨーヨー・マは2回目の無伴奏チェロ録音の前後に、第5組曲で歌舞伎の舞踊との共演も果たしました。

Bach Cello Suite No.6 Courante

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2015年12月 1日 (火)

クーラント(チェロとリュートによる)

J.S.バッハのクーラントの良い演奏が幾つかありました。どちらも無伴奏チェロ組曲の中の曲で、教則シリーズ「チェロ・ジャーニー」の方は無伴奏チェロ組曲1番のクーラント、リュートによる演奏の原曲は無伴奏チェロ組曲5番のクーラントです。チェロ・ジャーニーの方が生き生きとしたリズムで弾いていて、本来舞曲であることをよく表現していると思います。リュートは、まず楽器の美しさに見惚れてしまいました。

Cello Journey #16, October 2, 2006, Bach Courante

Courante BWV 995 J.S.BACH/Xavier Díaz-Latorre, lute

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2015年11月27日 (金)

ジーグとクーラント

アイルランドの音楽を見ている時にジーグは取り上げましたが、たまたま良いサンプルが出てきたので、クーラントの方は昨日と同じ映像になりますが、並べてみます。どちらもバロック舞踊の良いサンプル映像です。こうしてみると、3拍子や8分の6拍子などの3拍子系がいかに多いか改めて気付きました。ジーグよりは少し遅めの典雅なクーラントと、回るように速いジーグ。その違いはステップなどにあるのでしょうが、J.S.バッハの音楽などで聞くよりは、その違いが分りにくいような気もします。

Baroque Dance - Gigue / Il Giardino Armonico

Courante

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2015年11月26日 (木)

クーラントの踊り

アルマンドについては「17世紀には作曲家によってテンポにある程度の自由度がある4拍子の舞曲にされた。 その後の作曲家たちは自由な発想でアルマンドをとらえ、対位法を取り入れたり、さまざまな幅のテンポのものが作曲された。」とウィキペディアあるように、元の舞曲からは離れていっていると見て良いのでしょう。アルザスで最初に見た踊り辺りが、オリジナルの流れを汲む、近いものかも知れません。
一方、 バロックの組曲でアルマンドとサラバンドの間におかれるクーラントに関しては、よりはっきり分る舞踊の映像がありました。バロック組曲の最後に置かれるジーグと並んでテンポの速い曲のイメージが強く、一般に3拍子のフランス風舞曲とされますが、イタリアにもあってコッレンテと呼ばれていました。一本目の宮廷舞曲のようなのが最もバロックのクーラントのイメージに近いですが、2本目は随分とテンポがゆっくり目です。今回もマイスキーの演奏でJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲3番のクーラントと並べてみます。

Courante

Courante Dance

Bach - Cello Suite No.3 iii-Courante

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2015年11月25日 (水)

チェロ、ヴァイオリン、ピアノによるアルマンド

舞曲としてのアルマンドの特徴の確認できるような、東フランスのアレマンの伝統舞踊があればと探している訳ですが、なかなか見つからないので、その源流に当ると見られるバロック時代の作品の中でも、やはり特に素晴らしいJ.S.バッハのアルマンド作品をもう少し並べて見ておきたいと思います。チェロ、ヴァイオリン、ピアノによる演奏です。

'J.S. Bach - Suite for Solo Cello no. 1 in G major - Allemande' by Denise Djokic

全ての音を十分鳴らすのではなく、弱音の余韻のある音で表現するような、こういうスタイルは、やはりビルスマ以降のバロック・チェロの潮流の影響でしょうか。とても美しい1番のアルマンドです。

Bach Partita No 2 for Violin (Allemande)

名曲シャコンヌを最後に置く、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番のアルマンド。演奏者名が分りませんが、素晴らしい演奏。動画で確認できるのは意外に少ないです。

Glenn Gould - Bach - BWV 828 - 2 - Allemande

ピアノの鬼才グレン・グールドがパルティータ4番のアルマンドを弾いています。グールド・ファンは目が釘付けの映像でしょう。私もその一人ですが(笑)

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2015年11月24日 (火)

バロック時代のアルマンドの踊り

バロック時代のアルマンドの踊りを復元している映像がありました。フランス・バロック期の作曲家リュリのバレエ音楽からアルマンドの部分に振り付けされているようです。この曲でも、ちゃんとアウフタクト(前の小節の終わりのしっぽのような部分)から始まっています。
20日にJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲6番のアルマンドを上げましたが、技術的には6曲中最も難しいだけでなく、天上的に美しい音楽でした。バロック時代の陽気なドイツ舞曲アルマンドが精神的に昇華されたような音楽になっていましたが、本来のアルマンドは今日の映像で見られるように、スキップするかのような軽やかさや、若干ユーモラスな一面もあります。無伴奏チェロで言えば、3番のアルマンド(今日の3本目)などは最もそのような踊りとしてのアルマンドに近いのかも知れません。しっぽと言っても、この曲では小節終わりの音ではなく、終わりの3つの音になっている点がユニークです。

Baroque Dance - L'Allemande

Allemande - Dança de corte barroca

Bach - Cello Suite No.3 ii-Allemande

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2012年9月26日 (水)

クープランのパッサカリア

一人大事な人を忘れておりました。フランス・バロックの大作曲家、フランソワ・クープランのパッサカリアがありました。ポーランド往年の名女流チェンバロ奏者、ワンダ・ランドフスカの演奏です。
クープランのチェンバロ(フランス語ではクラヴサン)曲と言えば、数年前に「神秘な障壁」(「神秘的なバリケード」とも)中心にアップしました。重厚なパッサカリアという形式においても、同じくフランス的な洒落た響きの曲になっていると思います。あのモーリス・ラヴェルがオマージュ曲「クープランの墓」を書いた程、フランス鍵盤音楽の中心にいる大きな存在です。
昨日多かったので、今日は一本だけにしておきます。

F Couperin, Passacaglia in B Minor Landowska


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2012年9月25日 (火)

サティ、パーセル、ビーバー、ブクステフーデのパッサカリア

クラシック音楽のパッサカリアを色々見ていますが、バロック期だけに限っても、まだヘンリー・パーセルやビーバー、ブクステフーデなどの作品がありました。オルガン曲、ヴァイオリン独奏など、個性的な作品が目立ちますが、パッサカリアらしい短調の変奏曲形式という点では共通しています。ブクステフーデ作品にはJ.S.バッハのパッサカリアの、ビーバーのヴァイオリン独奏曲にはJ.S.バッハのシャコンヌの萌芽が感じられるように思います。
肝心の南米のパサカージェとの関係についてですが、やはりルネサンス期以前のスペインの作品を探るしかないのかなと思いました。きりがないので、バロック中心に見るのは今日までにしておこうと思いますが、最後にフランス近代の作曲家エリック・サティのパッサカリア含め、欲張りにアップしてみました。シュールレアリスティックなサティ作品は余りに異色なので、最後に(笑) 

Passacaglia from King Arthur - Henry Purcell

Biber Passacaglia

Dietrich Buxtehude: Passacaglia in d (BuxWV 161)

Impossible Solo: cellist Ruslan Biryukov playing passacaglia duet



おまけで、こちらも。ヴァイオリンとヴィオラ(あるいはチェロ)のデュオのためのヘンデル~ハルヴォルセンのパッサカリアですが、何とチェロ一本で演奏。もちろん編曲版でしょうが、信じられない超絶技巧曲です。今回パッサカリアで検索してみて、この曲がプレイヤーに(リスナーには分りませんが)いかに人気があるか、よく分かりました。

Erik Satie - The Velvet Gentleman "Heures Seculaires et Instantanees".



元はピアノ曲ですが、これは面白い編曲。サティ・ブームが来る前の70年の演奏のようです。シュールで諧謔的な「世紀毎の時間と瞬間的な時間」に続いて出てくるのが、Passacaille(パッサカリア)。対位法的な書法による遺作。諧謔とシリアスのコントラストがまたサティらしいです。一曲目はビデオ解説ではAvant - Dernieres Pensees(最後から2番目の思想)となっていますが、パッサカリアの後がこの曲では?

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2012年9月20日 (木)

フレスコバルディのパッサカリア

ウィキペディアのパッサカリアの作品リストの中で、最も古い時期の作曲家はフレスコバルディでした。彼は初期バロックのイタリアの作曲家で、「パッサカリアによる100のパルティータ」という興味深い作品を残しています。フレスコバルディと言えば特に鍵盤音楽が有名です。パッサカリアのyoutubeもかなりありますが、100のパルティータの一つ一つなのかどうか不明で、色々な編成での演奏がありました。これまで見てきたような短調ではなく、長調が多いようです。しかし長調にあっても独特な翳りのある、特異な音の展開が散見されるようにも思いますが、これはルネサンス末期の革新的な作曲家ジェズアルドとの接触もあったからでしょうか?

明日は所用のため、もしかしたらブログアップが出来ないかも知れません。その場合次のアップは月曜になると思います。m(_ _)m

Cento Partite sopra Passacaglia G. Frescobaldi PIANO

Frescobaldi's Passacaglia

Segovia plays Frescobaldi Passacaglia

passacaille Frescobaldi

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