ヴァイオリン

2017年1月11日 (水)

春の海 (箏とヴァイオリンによる)

9日にはオリジナルの筝とヴァイオリン版がすぐに見当たりませんでしたが、ありました。フランスの女流ヴァイオリニスト、ルネ・シュメーと宮城道雄のこの1932年の共演から、「春の海」が広く知られるようになりました。会場で聞いていた小説家の川端康成が、初演の感動の光景を記したと言う小説「化粧と口笛」も非常に気になりますが、文庫には入っていないようです。シュメーのヴァイオリンの音は、今ではオールドスタイルのようにも思いますが、それが返ってこの曲にはあっているようにも思います。ヴァイオリンでは広く弾かれている曲で、実は手元に楽譜がありまして、去年はこの曲でヴァイオリンの弾き初めをしました。筝曲関連にしては、音階が地唄と違って民謡的なところ、それなのに泥臭くはならず、雅びさが溢れている点がユニークな曲だと思います。

宮城道雄:春の海 シュメー Chemet

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2016年5月24日 (火)

ヴァイオリン・ソロのデイラーマン

ヴァイオリン独奏によるデイラーマンと言えば、真っ先に思い出すのは、アボルハサン・サバーの演奏ですが、動画で確認できる映像がありました。これは嬉しい! まるでフイゴのように音を送り続ける右手のボウイングの上で、いかに左手で細かく装飾が付けられているかがよく確認できます。
2本目はデイラーマンがグーシェの一つとして入っているダシュティ旋法の独奏ですが、2分過ぎからデイラーマンの節も出てきます。

Violin Ostad Shamlou - Deylaman - Tamrin Dashti Asare Ostad Saba

violin solo iran Dashti.wmv

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2016年3月 4日 (金)

ベチコさんのヴァイオリン

どうも火曜に聞いたベチコさんのヴァイオリンの音が忘れられませんので、今日も南仏には戻れません(^^;(笑) モンティのチャールダッシュ、森の中での即興(原曲あり?)、アイリッシュのフィドルを披露している演奏の3本です。ブルーグラスやケルトも取り入れているようですが、彼女の音楽性は(衣装の感じとかも)やっぱり東欧とかユダヤの音楽にも、とても相性が良いように思います。ライブ会場で2枚組CDを購入しましたが、その中のチャラン・ポ・ランタンのアコーディオンとのデュオでは、東欧風な哀愁が迸り出ていて、実に良かったです。ハシケンさん以外との演奏も聞いてみたいものです。このCD、解説文も彼女らしくとても面白いのですが、字が小さくて、老眼鏡をかけた上に虫眼鏡がないと読めないので、まだ解読が進んでおりません(^^;(笑)

Chardash / 熊坂路得子+磯部舞子

3作品 購入特典映像【 森篇 】

The Mouth of The Tobique

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2016年1月 6日 (水)

Haru no Umi (Violin and Piano)

例の全音の楽譜と全く同じかどうか確認はしておりませんが、ヴァイオリンとピアノによる「春の海」はこんな感じです。良い演奏です。東方的な音楽伝統のあるギリシア系のヴァイオリニストだからでしょうか、日本の音楽にとても馴染んでいて、アン・アキコ・マイヤーズの演奏より良いと思いました。Composed by Miyagi Michio (1894 - 1956) Performed at the Sapporo Kitara Concert Hall, Hokkaido, Japan in 28 November 2007.  Violin: Stelios Chatziiosifidis  Piano: Aleksander Szram

春の海 -- Haru no Umi (Violin and Piano)

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2015年12月 3日 (木)

ヴァイオリンでのクーラント

ヴァイオリンでのクーラントでもダンスの伴奏をしていたりするのがあれば面白いのですが、なかなかそこまでは出てきません。チェロと違ってベース音がないので、ビートを感じにくいため、ダンス伴奏には余り使われないということでしょうか? J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのパルティータ2番のクーラントは、長大かつ深遠なシャコンヌの前置き曲のような感じで余りスポットが当らないのが残念ですが、舞曲の面から聞き直してみるのも一興です。ギターとのデュオの方ははっきり思い出せない曲ですが、こちらもなかなかの好演です。原曲はヴァイオリンとチェンバロのソナタでしょうか? 曲名の表記がなく、ぱっと思い出せません。

Clayton Haslop - Bach Partita Nr. 2: Courante

Courante by J.S. Bach, (violin and guitar)

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2015年11月25日 (水)

チェロ、ヴァイオリン、ピアノによるアルマンド

舞曲としてのアルマンドの特徴の確認できるような、東フランスのアレマンの伝統舞踊があればと探している訳ですが、なかなか見つからないので、その源流に当ると見られるバロック時代の作品の中でも、やはり特に素晴らしいJ.S.バッハのアルマンド作品をもう少し並べて見ておきたいと思います。チェロ、ヴァイオリン、ピアノによる演奏です。

'J.S. Bach - Suite for Solo Cello no. 1 in G major - Allemande' by Denise Djokic

全ての音を十分鳴らすのではなく、弱音の余韻のある音で表現するような、こういうスタイルは、やはりビルスマ以降のバロック・チェロの潮流の影響でしょうか。とても美しい1番のアルマンドです。

Bach Partita No 2 for Violin (Allemande)

名曲シャコンヌを最後に置く、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番のアルマンド。演奏者名が分りませんが、素晴らしい演奏。動画で確認できるのは意外に少ないです。

Glenn Gould - Bach - BWV 828 - 2 - Allemande

ピアノの鬼才グレン・グールドがパルティータ4番のアルマンドを弾いています。グールド・ファンは目が釘付けの映像でしょう。私もその一人ですが(笑)

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2015年7月30日 (木)

クライスラーのロンドンデリー

「ロンドンデリーの歌(あるいはダニー・ボーイ)」の代表的な名演として、フリッツ・クライスラーのヴァイオリン演奏と、オーソドックスな混声合唱を上げておきます。このクライスラー自身の編曲版でよく知られているようですが、音域がどんどん上がって最後はかなりのハイポジになっていると思います。
この曲の歌詞は色々あるようですが、戦地に赴く息子を思う母の歌、という歌詞もあるらしいと聞いたことがあります。スコットランドのパーティング・グラスが葬送の歌でもあったように、明るい曲調の内に別れの悲しみを切々と訴えながらも暗くはならず、しみじみと感動的な曲になっているのは、ケルトの民謡の特徴でしょうか。

Fritz Kreisler plays Londonderry Air

Choirs of Jesus College Cambridge - Londonderry Air (arr. Bob Chilcott)

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2015年6月 8日 (月)

スコットランドのフィドル

3日の女性フィドル・デュオを見てから、一ヴァイオリン弾きとして俄然スコットランドのフィドルが気になってきたので、もう少し追ってみます。アイリッシュ・フィドルとの違いは、より多く聞こえるように思う5音音階と、北欧のフィドルに近い清涼感や寂寥感のある雰囲気、その他装飾技巧も若干違っているように思います。ストリート・フィドリングの映像がありましたので、上げておきましょう。色んな素材が見えて興味深い映像です。

Traditional Scottish Street Fiddle Music Busking Scotland

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2013年3月18日 (月)

ヴィリボニのヴァイオリン

ヴァルナムとは高度なラーガ表現を習得するために作られた練習曲形式で、このヴィリボニというヴァルナムを作曲したアーディヤッパイヤーは南インド3楽聖より前の人。その内の一人、シャーマ・シャーストリも学んだという最古のヴァルナムだそうです。(M.S.スブラクシュミ/「サンギータ・カラーニディ」の井上貴子氏の解説参照)
ラーガのエッセンスがぎっしり詰まったヴァルナムでは、ヴァイオリンの演奏も相当にテクニカルと思われます。加えて、このヴィリボニという曲のラーガ・バイラヴィらしい鮮烈な旋律の素晴らしさは特筆すべきもののように思います。ガマカ(装飾)のかけ方など、よく確認できる映像を2本上げておきます。(西洋的なヴァイオリン奏法に慣れた人には刺激的過ぎるかも知れませんが) 2本目は昨年末にも一度アップしました。

Varnam-Viriboni-Raga Bhairavi - By Suresh Padmanabhan

VIRIBONI VARNAM

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2013年2月14日 (木)

T N Krishnanのヴァイオリン

小泉文夫氏留学時のヴィーナの先生ですが、デバコッタイ・アイエンガルという人で、~・アイエルという名ではありませんでした。さすがにこの人のyoutubeはないようです。そう言えば、15年ほど前にドレスワミ・アイエンガルの名を聞いて、この人が小泉さんの先生か?と思ったのを思い出しました。
今日から南インドのヴァイオリンの方に移りたいと思いますが、まずは最高の名手と賞賛されるT.N.クリシュナンから。カルナティック・ヴァイオリンと言えば、OcoraやECMなどの音源が早くから出ていた、L.スブラマニアムやシャンカールの兄弟が欧米や日本では有名ですが、本場では状況が異なるようです。往年の名人の伴奏を務めてきたT.N.クリシュナンは、近年ソロ活動がほとんどになっているようです。クレモナの銘器を操るという彼の強靭なヴァイオリンの音にはいつも驚かされます。ソロの技術が最高に発揮されるラーガ・マーリカーやラーガム・ターナム・パッラヴィを見てみたいものですが(CDはいくつかありました)、伴奏ヴァイオリンが付くのが多く、ソロは意外に少なそうです。
南インド式の弾き方は、このように顎にはさまず胸に当てて、糸巻きを右足裏の側面に当てるスタイルで、それだけでも西洋式しか知らない人は驚くと思いますが、更に左手指にココナッツ・オイルを塗って滑りやすくするという話を聞いたことがあります。そうしないと、大きなガマカ(装飾音形)がかけられないのでしょう。

T N Krishnan - Vandhanamu

T N Krishnan - Mana Vyala Kim

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