ヴァイオリン

2017年6月 7日 (水)

T.N.クリシュナンのヴィリボーニ

放送ではマハリンガムとM.S.スブラクシュミの演奏でかけたバイラヴィ旋法のヴァルナム「ヴィリボーニ」ですが、有名な曲ですからyoutubeも何本かありました。南インド・ヴァイオリンの最高峰と言われるT.N.クリシュナンが、若手女流ヴァイオリニストのチャルマティ・ラグラマンを従えて演奏している映像がありました。厳しく美しいカルナティック音楽の世界に惹き込まれます。

Bhairavi Ata Tala Varnam - Prof. TN Krishnan, Charumathi Raghuraman

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2017年5月 4日 (木)

ツィゴイネルワイゼンとチャールダッシュ

ツィゴイネルワイゼンについて書くと言いながら、まだでした。スペインの作曲家サラサーテが、何故ハンガリーの民族舞曲チャールダッシュに則った曲を書いたのか、長らく謎だったのですが、19世紀にヨーロッパでチャールダッシュが大流行し、ウィーン宮廷から禁止令まで出る程だったというのを知って、納得しました。ブラームスやシューマンなどが、ハンガリーのジプシー音楽を取り入れながら、それぞれの特色を生かした曲を書いていましたが、サラサーテはヴァイオリンのヴィルトゥオーソらしい非常に技巧的な難曲を書きました。彼の他の作品では、サパテアードのようなスペイン音楽に則った曲がほとんどで、その中でツィゴイネルワイゼンは、突然ハンガリー風ですから、やはり異色です。ハンガリーのジプシー音楽では、猛烈な速弾きはあっても、左手のピチカートまで入れては弾いてなかったと思いますから、その超絶技巧はサラサーテの創作と見て良いように思いますが、どうでしょうか。
サラサーテの楽譜に忠実にジプシーの演奏家が弾いている映像があれば是非見てみたいですが、まずはハンガリーに近いルーマニアの女流ヴァイオリニストRusanda Panfiliの妙技でアップしておきます。タイトルにMelodii Lautarestiとありますが、ルーマニアの職能音楽家ラウタルのことだと思います。

Pablo de Sarasate - Zigeunerweisen Gypsy Airs Melodii Lautaresti

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2017年1月11日 (水)

春の海 (箏とヴァイオリンによる)

9日にはオリジナルの筝とヴァイオリン版がすぐに見当たりませんでしたが、ありました。フランスの女流ヴァイオリニスト、ルネ・シュメーと宮城道雄のこの1932年の共演から、「春の海」が広く知られるようになりました。会場で聞いていた小説家の川端康成が、初演の感動の光景を記したと言う小説「化粧と口笛」も非常に気になりますが、文庫には入っていないようです。シュメーのヴァイオリンの音は、今ではオールドスタイルのようにも思いますが、それが返ってこの曲にはあっているようにも思います。ヴァイオリンでは広く弾かれている曲で、実は手元に楽譜がありまして、去年はこの曲でヴァイオリンの弾き初めをしました。筝曲関連にしては、音階が地唄と違って民謡的なところ、それなのに泥臭くはならず、雅びさが溢れている点がユニークな曲だと思います。

宮城道雄:春の海 シュメー Chemet

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2016年5月24日 (火)

ヴァイオリン・ソロのデイラーマン

ヴァイオリン独奏によるデイラーマンと言えば、真っ先に思い出すのは、アボルハサン・サバーの演奏ですが、動画で確認できる映像がありました。これは嬉しい! まるでフイゴのように音を送り続ける右手のボウイングの上で、いかに左手で細かく装飾が付けられているかがよく確認できます。
2本目はデイラーマンがグーシェの一つとして入っているダシュティ旋法の独奏ですが、2分過ぎからデイラーマンの節も出てきます。

Violin Ostad Shamlou - Deylaman - Tamrin Dashti Asare Ostad Saba

violin solo iran Dashti.wmv

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2016年3月 4日 (金)

ベチコさんのヴァイオリン

どうも火曜に聞いたベチコさんのヴァイオリンの音が忘れられませんので、今日も南仏には戻れません(^^;(笑) モンティのチャールダッシュ、森の中での即興(原曲あり?)、アイリッシュのフィドルを披露している演奏の3本です。ブルーグラスやケルトも取り入れているようですが、彼女の音楽性は(衣装の感じとかも)やっぱり東欧とかユダヤの音楽にも、とても相性が良いように思います。ライブ会場で2枚組CDを購入しましたが、その中のチャラン・ポ・ランタンのアコーディオンとのデュオでは、東欧風な哀愁が迸り出ていて、実に良かったです。ハシケンさん以外との演奏も聞いてみたいものです。このCD、解説文も彼女らしくとても面白いのですが、字が小さくて、老眼鏡をかけた上に虫眼鏡がないと読めないので、まだ解読が進んでおりません(^^;(笑)

Chardash / 熊坂路得子+磯部舞子

3作品 購入特典映像【 森篇 】

The Mouth of The Tobique

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2016年1月 6日 (水)

Haru no Umi (Violin and Piano)

例の全音の楽譜と全く同じかどうか確認はしておりませんが、ヴァイオリンとピアノによる「春の海」はこんな感じです。良い演奏です。東方的な音楽伝統のあるギリシア系のヴァイオリニストだからでしょうか、日本の音楽にとても馴染んでいて、アン・アキコ・マイヤーズの演奏より良いと思いました。Composed by Miyagi Michio (1894 - 1956) Performed at the Sapporo Kitara Concert Hall, Hokkaido, Japan in 28 November 2007.  Violin: Stelios Chatziiosifidis  Piano: Aleksander Szram

春の海 -- Haru no Umi (Violin and Piano)

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2015年12月 3日 (木)

ヴァイオリンでのクーラント

ヴァイオリンでのクーラントでもダンスの伴奏をしていたりするのがあれば面白いのですが、なかなかそこまでは出てきません。チェロと違ってベース音がないので、ビートを感じにくいため、ダンス伴奏には余り使われないということでしょうか? J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのパルティータ2番のクーラントは、長大かつ深遠なシャコンヌの前置き曲のような感じで余りスポットが当らないのが残念ですが、舞曲の面から聞き直してみるのも一興です。ギターとのデュオの方ははっきり思い出せない曲ですが、こちらもなかなかの好演です。原曲はヴァイオリンとチェンバロのソナタでしょうか? 曲名の表記がなく、ぱっと思い出せません。

Clayton Haslop - Bach Partita Nr. 2: Courante

Courante by J.S. Bach, (violin and guitar)

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2015年11月25日 (水)

チェロ、ヴァイオリン、ピアノによるアルマンド

舞曲としてのアルマンドの特徴の確認できるような、東フランスのアレマンの伝統舞踊があればと探している訳ですが、なかなか見つからないので、その源流に当ると見られるバロック時代の作品の中でも、やはり特に素晴らしいJ.S.バッハのアルマンド作品をもう少し並べて見ておきたいと思います。チェロ、ヴァイオリン、ピアノによる演奏です。

'J.S. Bach - Suite for Solo Cello no. 1 in G major - Allemande' by Denise Djokic

全ての音を十分鳴らすのではなく、弱音の余韻のある音で表現するような、こういうスタイルは、やはりビルスマ以降のバロック・チェロの潮流の影響でしょうか。とても美しい1番のアルマンドです。

Bach Partita No 2 for Violin (Allemande)

名曲シャコンヌを最後に置く、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番のアルマンド。演奏者名が分りませんが、素晴らしい演奏。動画で確認できるのは意外に少ないです。

Glenn Gould - Bach - BWV 828 - 2 - Allemande

ピアノの鬼才グレン・グールドがパルティータ4番のアルマンドを弾いています。グールド・ファンは目が釘付けの映像でしょう。私もその一人ですが(笑)

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2015年7月30日 (木)

クライスラーのロンドンデリー

「ロンドンデリーの歌(あるいはダニー・ボーイ)」の代表的な名演として、フリッツ・クライスラーのヴァイオリン演奏と、オーソドックスな混声合唱を上げておきます。このクライスラー自身の編曲版でよく知られているようですが、音域がどんどん上がって最後はかなりのハイポジになっていると思います。
この曲の歌詞は色々あるようですが、戦地に赴く息子を思う母の歌、という歌詞もあるらしいと聞いたことがあります。スコットランドのパーティング・グラスが葬送の歌でもあったように、明るい曲調の内に別れの悲しみを切々と訴えながらも暗くはならず、しみじみと感動的な曲になっているのは、ケルトの民謡の特徴でしょうか。

Fritz Kreisler plays Londonderry Air

Choirs of Jesus College Cambridge - Londonderry Air (arr. Bob Chilcott)

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2015年6月 8日 (月)

スコットランドのフィドル

3日の女性フィドル・デュオを見てから、一ヴァイオリン弾きとして俄然スコットランドのフィドルが気になってきたので、もう少し追ってみます。アイリッシュ・フィドルとの違いは、より多く聞こえるように思う5音音階と、北欧のフィドルに近い清涼感や寂寥感のある雰囲気、その他装飾技巧も若干違っているように思います。ストリート・フィドリングの映像がありましたので、上げておきましょう。色んな素材が見えて興味深い映像です。

Traditional Scottish Street Fiddle Music Busking Scotland

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