西アフリカ

2013年11月 6日 (水)

ビリンバウと弓琴

昨日の2本目に、ブラジルのビリンバウに酷似した楽器が出てきたので、ちょっとビリンバウとアフリカの同種の楽器を見てみましょうか。
ビリンバウは、ブラジルのダンスのような格闘技カポエイラに使われる弓琴の一種で、ボサノバ名曲などにも詠み込まれていたと思います。4本目のようにアフリカにも弓琴がありますが、瓢箪ではなく口腔で共鳴させることが多いようで、弓の形ではあっても、こちらは口琴と言った方が良いのかも知れません。(ガーナのこのタイプの弓琴はカンカラマと言った様に思いますが・・。故カクラバ・ロビさんの実演を見たような記憶があります) 口の形で倍音をコントロールし、間に語りや歌も交えた見事な演奏です。撥を持つ右手の動きも美しいです。
インドに弓琴が入ったのは、インドにおけるポルトガルの拠点だったゴアが近かったからでしょうか? カルナータカ州はすぐ傍です。

Como tocar berimbau com Contramestre Baiano Caxixi

Naná Vasconcelos - Africadeus (live Rome '83)

ナナ・ヴァスコンセロスの凄演

Berimbau africano

南アフリカのビリンバウ。南アではビリンバウとは言わないのかも知れませんが、ほとんど同じです。

EBANDO Mougongo Bwiti Music Video !Mambwiti!

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2009年10月31日 (土)

ブルキナ・ファソのバラフォン

4月にマグレブから入って、サハラ周辺の音楽巡りが延々と続きました。一体いつ終わるんだろうと思われた方も多いのでは(笑) ハローウィーンの今日(全く関係ありませんが)で一応終わりにして、ブラック・アフリカの音楽とは対極にあるようなアラブ音楽の方へ移動したいと思います。まずエジプトから入りますが、エジプトは今の所、少数派のコプトのみを少し見ただけでした。また西アフリカ以南へは来年辺りじっくりかけたいと思います。今回のシリーズの最後に、サバンナ情緒満点のブルキナ・ファソのバラフォンをどうぞ。その複雑なポリリズムはミニマル・ミュージックにも影響を与えました。バラフォンを専門とするグリオもいますので、今日の映像辺りはそうかも知れません。

Konkolikan Sambla Baan Burkina Faso

Coulibaly Samadou explains the tuning of a baan and demonstrates how it can speak; ends with a performance. "These are the best musicians the Sambla commuity has ever known." Konkolikan Sambla is west of Bobo Dioulasso.

Cabaret à Bolomakoté (Bobo-Dioulasso)

Cabaret dans le quartier de Bolomakoté à Bobo-Dioulasso le 1er janvier 2007. Le morceau joué est Nantchoul, originaire de Banfora de l'ethnie Gbouin au sud du Burkina, suivi d'un morceau appelé Caranga. Salif Traoré et Soungalo Sanou aux balafons, Oumarou Bambara et Adolf Kinda aux baras, Moussa Dembélé au dunumd et Drissa Ouattara au djembé.

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2009年10月30日 (金)

ブルキナ・ファソのサーバ

ブルキナに戻りまして、トゥアレグ以外で何かないか調べたところ(トゥアレグ関係は27日の映像位でした)、有名なジャンベ奏者アダマ・ドラメや、サーバの演奏などが見つかりました。サーバはフランスのdaquiから音源がありましたが、ブルキナ・ファソで3番目に大きな町コゥドグーに起源を持つ音楽舞踏グループのようです。1本目の解説にAdama Diabate - Sora、Saaba - Wéré Wéré To、Jackso Star - Laban Ko、Saaba - Koudougou/Fofaとありました。最初はアダマ・ディアバテの典型的グリオ音階の歌。2,4曲目がサーバのようです。ジャンベなどの打楽器と独唱&コーラスによる、いかにもサバンナ的な音楽世界を聞かせます。
ウィキペディアのブルキナ・ファソの地図を見たら、トゥアレグのいる辺りは、しっかりサヘルと言う名前になってました。

African Word, Sound, and Power

Burkina Faso Project

Adama drame - Solo Concert in Warsaw,Poland

ジャンベ・マスター、アダマ・ドラメの、ポーランドはワルシャワでのライヴ。仏PLAYA SOUNDからCDが数え切れないほど出ていました。

ADAMA DRAME

このソロは特に素晴らしいです。彼はジャンベ専門のグリオ家系の6代目。

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2009年10月29日 (木)

ウォロフ映画

数多いる黒人系民族の中から、ウォロフ族の映像を取り上げてみましたが、なぜなら先日特集したモーリタニアの主要黒人系民族だったからです。モーロ系(ベルベル系)だけを見るのでは方手落ちだと思いましたので。
ウォロフの間では結構映画が盛んなのでしょうか。映画関係のyoutubeが色々ありますので、一部アップしておきます。昨日の太鼓とは打って変わって、なかなか繊細な感性が感じられる映像です。いずれも昨日アップされたばかりの、ほやほや映像でした。言葉はウォロフ語。先日の分類だと、ニジェール・コルドファン系だと思います。

Film en langue Wolof : CHERCHE HOMME COURAGEUX

Film en langue Wolof : LES GOSSES

Film en langue Wolof : AUTOUR DE NOTRE FILS

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2009年10月28日 (水)

ウォロフ族

もう少しサヘル~サバンナを見てみようかと思います。ブルキナ・ファソもですが、今日はウォロフ族の映像を幾つか上げてみます。先日のモーリタニアのウィキペディア記事に、国民の約30%が黒人系だとありましたが、その中で最も人口の多い部族のようです。南のセネガルでも4割を越す最大民族。そこで素朴な疑問がふと浮かびました。グリオたちは何族になるんでしょうか? マリ帝国以来の叙事詩も語り継いでいる訳ですから、マンディング(マンデ)でないとおかしいように思っていましたが、マンデは3%に過ぎないようです。そこで、再びグリオのウィキペディア記事を見て謎が解けました。マンディング語の国では djéli, ウォロフ語の国ではguéwël そしてトゥクロール族では gawloと呼ばれているとのことです。本来マンデだけだったのが、他の部族にも世襲制の音楽家が現れた、ということでしょうか? マンデと言えば、TV映画「ルーツ」で有名なクンタ・キンテは、マンディング族だったそうです。今日初めて知りました。
動画は、セネガル側のウォロフの太鼓と踊りです。

Farwu Jarr~Cheboujen WOLOF DRUMS SENEGAL

SABAR DANCE DRUM WOLOF ~ naari jiggen and a beccio

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2009年10月26日 (月)

コラの音色

西アフリカの音楽に足伸ばしついでに有名なグリオの演奏を少し見ておこうかと思います。JVC盤などで日本でも昔から有名なラミン・コンテやスンジュール・シソコなどは、一昔前の世代になるからでしょうか、youtubeも見当たりません。コラの涼しげな音色は個人的に大好きで、サバンナの昼下がりに日陰で午睡しているような図をいつも思い浮かべます(笑)
昨日はコラがアルディンの元祖ではという風に書きましたが、本当の所はどちらが古いのでしょうか。コラもマリ帝国やソンガイ帝国のような西アフリカのイスラーム王朝以降登場したことを思うと、それ以前に北方のイスラーム世界から伝わった楽器がアフリカ化したものかも知れません。だとすると、アルディンの方がコラとして花開く前の形を残しているのかも。そう言えば楽器の構えは逆ですね。コラは胴が前を向いた形に構えるようです。背は向いてても「大輪の花」であることに違いはありませんが。

Djele Lankandia - Kora Music

セネガルのジェレ・ランカンディアのコラ弾き語り。めりはりの効いた歌、コラのテクニック共に素晴らしいですね。A traditional Djele, or griot, Lankandia plays a fast style of Kora music native to Casamance, Senegal. For more information, visit: www.iasorecords.com

Lamin Kuyateh from Gambia playing on his kora

ガンビアのラミン・クヤテのコラ弾き語り。こちらも素晴らしい! One of the greatest kora players Lamin Kuyateh. For more info, check out the website: www.myspace.com/laminkuyate www.afrika.moetjehoren.info

Toumani Diabate plays the Kora

このトゥマニ・ディアバテの演奏には、西洋的なコード進行やアンビエント的な音作りが見え隠れします。グリオにも色々な音楽的な指向性があります。

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2009年8月 2日 (日)

アフリカとアラブの関係

アラブの有名な旅行家にイブン・バトゥータがいますが、彼はマリ帝国に旅をした時に、その文化の高さや治安の良さを称賛したそうです。14世紀の当時、既に西アフリカにはイスラーム文化がしっかりと根付いていたのでした。その高い文化は、やはりイスラーム化がもたらしたものと考えていいのでしょう。
近年人気のいわゆる「砂漠のブルース」的な音楽は、アラブとブラック・アフリカの接点に生まれたものだと思いますから、接点の按配(接触具合)をもっと入念に調べてみる価値ありでは。他にも、モロッコのグナワのルーツは南のマリやソンガイにあるのか?とか、トンバクがアフリカ化してジャンベになったらしい等、興味深いトピックには事欠きません。リスニング・スタイルが、アラブ、アフリカのいずれかで終わってしまうことが比較的多いように見受けられるのが、残念な所です。かく言う私も、ブラック・アフリカには強くなかったので、今回は少し腰をすえて見てみようと思っています。
いくつか興味深い映像を見つけましたので、それらをアップしておきます。

Early African Arab relations Ibn Battuta in black Africa - The peaceful beauty of African culture

Moroccan invasion of Songhay and Historical relations between Africans across the Sahara

モロッコのグナワたちの祖先が連れて来られたのは、ソンガイからだったのでしょうか?

Visite de Djenné (Mali)

ユネスコ世界遺産のDjennéの大モスクは、建築技術の高さを物語っています。

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2009年8月 1日 (土)

サファリ特急

今日はちょっと間奏を入れます。西アフリカまで南に来ていて、数日前から気になっていた映画ですが、ジュリアーノ・ジェンマ主演の「サファリ特急」。1976年製作のようです。コメディ・タッチの痛快娯楽映画ですが、軽快な音楽(今聞くとラテン・アメリカ風に聞こえますが)とともに強く印象に残っていました。おそらくリアル・タイムで見ていたと思います。(年がばれますが(笑)) こんな懐かしの映像まであるとはビックリ。ジェンマのカッコ良さもですが、ヒロインのウルスラ・アンドレスの色っぽさ、サバンナの風景が印象的で、チンパン君の名演も楽しい映画でした。全編見たいものですが、本国イタリアのDVDを探すしか手がなさそうです。場所は、西アフリカと言うよりは、ケニア辺りのサバンナかも。

EUGEN - VIDEO SAFARI EXPRESS (eugentribut)

EUGEN - VIDEO - Safari Express

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2009年7月31日 (金)

ソンガイの踊り

昨日はうっかり日付をまたいでしまいましたので、31日付けで2本目のブログになります。今日はソンガイの踊りを。縦笛で吹かれるメロディは日本の民謡に余りに似ていてびっくりです。侘び寂び感が堪りません。衣裳も何か独特なものに見えます。サハラ~エチオピアにかけては、日本の民謡に似た5音音階が多い訳ですが、どこかより古風で懐かしいような感じがします。周辺のハウサやフルベとの類似点、異なる点が少しでも見えてくればと思いますが。いずれも画質が悪いのが残念です。

Old Songhai dance (Zarma/Djerma)

Songhai (Djerma) Dance

Djermaという名はダンス・カンパニーとして聞いたような気がします。そうかソンガイだったか、と思い出した次第(笑) This is an old clip of a Songhai dance from Tillaberi, Niger, West Africa. Was taped off Nigerien TV.

History Songhai Empire Medium

ソンガイの歴史についての、昨日のより詳しくて画質の良いビデオ。

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ソンガイの音楽

マリ帝国の後に西アフリカに登場したソンガイ帝国の末裔はソンガイ人ということになるのでしょう。ソンガイ人は、昨日のマリの人口構成ではわずか6%でした。マリ帝国の叙事詩はマンデ(マンディング)のグリオが語り継いでいますが、ソンガイの叙事詩に当たる録音は仏Ocora盤(Niger - Epopees zarma et songhay  by Jibo Baje)位でしょうか。ソンガイ帝国の歴史を語り伝える現在では数少ないグリオの演奏でした。しかもマリではなくニジェール側のソンガイでした。
グリオの中心的な存在はマンデ族(細かく分けるとマレンケ、バンバラ、ジュラなど)が多い訳ですが、マンデは先日の地図の区分ではニジェール・コンゴ系に入るのでしょう。一方ソンガイは一般にナイル・サハラ語族と言われています。サハラの先住民に当たる民族が所属しているグループです。
という訳で、明日からもう少しソンガイを追ってみます。

Ketama/SongHai with Toumani Diabate on kora

ソンガイのグリオでしょうか? ソンガイでも映像のようなマンデを強く連想させるコラを手にするのかどうか未確認。上記の仏Ocora盤では3弦のモーロという弦楽器でした。

African Empires: Songhai

ソンガイの歴史について。音楽はロックですが。

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