クレズマー

2016年12月 2日 (金)

Lutz Elias & Massel Klezmorim

28日の放送原稿に書きましたが、90年前後に日本でも一部でクレズマー・ブームが始まりまして、その頃入っていた英ARCのLutz Elias & Massel Klezmorimの2枚は、クレズマー、イディッシュ民謡、ハシディック・ソングを中心に、セファルディーの曲までも入っていて、長らく棚を賑わせたものです。その後、彼らのリリースを見た記憶がなく、なかなか良い演奏をしていたので残念です。特にLutz Eliasの渋い歌声は今でもよく覚えています。と思っていたら、ハヌキヤ(7本のメノラーより2本多いハヌカー用の燭台)の写真は、どうやら見たことのないDVD&SACD盤のジャケットのようです。youtubeは3本ほどありました。Draj Techterleは英ARC盤に入っていたイディッシュの歌、A Yiddishe Mommeはこの2枚には入ってなかったイディッシュ・ソング、Durme Durmeも2枚に入ってなかったセファルディーの歌です。

Draj Techterle - Massel Klezmorim - Klezmer

A Yiddishe Momme - Massel Klezmorim -

Durme Durme ( Jewish lullaby in Ladino ) - Massel Klezmorim - lyrics

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年11月25日 (金)

ヤリボン

ユダヤ音楽の中で一曲だけ選べと言われたら、20年前ならこのヤリボンを選んだと思います。ユダヤ教のシャバト(安息日)に歌われるアラム語の歌で、最初に聞いたのは1本目のギオラ・ファイドマンのクラリネット演奏でした。これは典型的なアシュケナジームの哀愁の名旋律。これが好きで好きで、死ぬ前に一曲だけ聞けると言われたら、この曲を選ぶだろうと思ったほどです。この曲、キリスト教の賛美歌なら、頌栄に当たるような重要な歌だと思います。
ヤー・リボンはユダヤ・コミュニティーによって色々な旋律があり、2本目のヤイール・ダラルのアラブ的なウード演奏では、同じ祈祷文でも全く違う印象です。こちらもとても良い感じです。彼はイラク出身なので、イラク系だと思っていましたが、ここで歌われているのはセファルディーの節になるのでしょうか?

Yah Ribon Olam Vealmaya - Giora Feidman

Yair Dalal Ya Ribon Alam Live @ Sephardic Music Festival 2009

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月31日 (火)

ハシディック・ダンス&フィドラー

年末でバタバタしていて、また数日ブログを書けない日が続きましたm(_ _)m
今年はずっとインド中心で来ましたが、年末になってコーチン~開封からユダヤ音楽に入ってきていましたので、先日少し触れたハシディックの音楽を2本上げておきます。大晦日にふさわしい映像とは言い難いかも知れませんが(笑)
  一本目の結婚式でのボトル・ダンスは、映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」に出てきたのとそっくりそのままです。2本目のハシッド派のフィドラーの技も見事です。クレズマー音楽のベースを知るには最適の2本だろうと思います。
年明け後は、6日にはブログを再開しようと思いますが、それまでに書ければ毎年恒例の「松の内邦楽」を上げるかも知れません。それでは、皆様良いお年をお迎え下さい。

Jewish Wedding (and Mitzvahs): An Unexpected Surprise!

Lord Of The Dance - Chassidic style!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月11日 (水)

イ・ガルソナ

ちょっと横道にそれますが、昨日のイ・ガルソナというパナヨティス・トゥンダスの曲、有名曲のようで色々な歌手等の映像がありました。まずはギリシアを代表する歌姫ハリス・アレクシーウから。1本目のライヴ映像は1976年のもので、初期のアレクシーウを拝めて、素晴らしい歌唱を堪能できる貴重映像でしょう。3本目の歌手は不明ですが、シルトスのような踊りが加わります。4本目はクレズペラントの演奏。この旋律、クレズマー・アーティストは見逃さないだろうとは思っていましたが、やっぱりありました。クレズマー・コンサーヴァトリー・バンドのクラリネット奏者、イレーネ・スタールを中心としたユニットでした。

HARIS ALEXIOU - GARSONA / ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ - ΓΚΑΡΣΟΝΑ (1976)

Alexiou - I Garsona (Η γκαρσόνα)

I Garsona - Στην υγεία μας ( 23 )

Klezperanto! - Garsona

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月31日 (火)

Giora FeidmanのLibertango2

続いてアルゼンチンのジューイッシュ・コミュニティーについて調べてみようかとも思いましたが、今日は果たせませんでした。夏ばてでしょうか、異様にだるくて、昨日に続いて短くて済みません。一昨日某所でフォーレのエレジーを弾いたもので、燃え尽き状態になっているのもありまして(^^;(笑)m(_ _)m
指揮者のイヴァン・フィッシャーさんは確かN響を指揮していたこともあったはず。ブダペスト祝祭管弦楽(こういう和訳で良いのだろうと思いますが)も独特のハンガリー的なニュアンスを感じさせます。リベルタンゴの間にアディオス・ノニーノが挿入されています。
2本目にハシディックな曲でのファイドマン節をたっぷり聞かせる一本を上げておきます。冒頭で披露されるのは、牡羊の角笛ショファルを模した音。タイトルにHalakaとありますが、おそらくハラハーのことでしょう。

Ivan Fischer and the Budapest Festival Orchestra the first 25 years/21 with Giora Feidman

Giora Feidman_Halaka Dance

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月30日 (月)

Giora FeidmanのLibertango

金曜の内容を受けて、ギオラ・ファイドマンのリベルタンゴを上げておきます。クレズマー枠で何度も取り上げた名手で、King of Klezmer Clarinetとも呼ばれていました。アルゼンチン出身なので、ピアソラも取り上げたのでしょうが、ユダヤの音楽との接点を何処かに見出していたのかどうか、出来ることなら聞いてみたいものです。

Giora Feidman & Gershwin-Quartett "Libertango"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 1日 (水)

Chasid lakodalmi tancok

ムジカーシュのマラマロシュについては、2曲目のSzól A Kakas Márを集中的に取り上げたことがありました。同アルバム一曲目のChasid lakodalmi táncok(今日の一本目)も大分前に取り上げまして、その中でムジカーシュのメンバーと共演していたのが、例のGheorghe Covaciだったようです。ハシッド・ラコダルミ・タンツォクとは、「ハシッド派の結婚式の踊り」という意味になりますが、29日に発見したNicolae Covaciの演奏していたのは同アルバム11曲目のChosid tanc(ハシッド派の踊り)のようですから、同じハシディック・メロディの系統ということになります。Gheorgheさんの方がテクニックが確かですが、これは古い映像だからなのか、Nicolaeさんより年下なのか、その辺がよく分かりませんが、いずれもマラムレシュの古いユダヤ音楽のノリをよく残している演奏なのでしょう。と言う訳で、少々くどいですが(笑)、ニコラエ・コヴァチさんの映像に3度目の登場願いました。どちらもワクワクするような素晴らしい映像だと思いますが、いかがでしょうか。

Muzsikas: Chasid Dances with Cioata

Muzsikas collect old tunes from an old Gypsy village musician Gheorghe Covaci, "Cioata". He was a great musician played together with Jewish musicians before the War. He remembered numerous Jewish tunes, many of them considered to be unknown earler.

Maramures Jewish Tunes: Jake Shulman-Ment and Nicolae Covaci

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月31日 (火)

クレズマー・ヴァイオリンの装飾技法とハシディック・ソング

少し飛躍しますが、今日はクレズマー・ヴァイオリンの泣きの奏法について、ハシディック・ソングと並べて聞いてみましょうか。ドイナなどのルーマニア音楽の影響は色濃いとは言え、クレズマー・ヴァイオリンの奏法はかなり独特なものです。一本目はネアクシュ関係を見ていて見つかった映像ですが、なるほどこういう風に装飾を付けているのか、と目から鱗の落ちるような映像でした。3本目は元クレズマティクスのアリシア・スヴァイガルズの演奏。クレズマー・ファンにはお馴染みの人でしょう。
最後に入れたのは、ハシディック・フォーク・ソングの大家、ラビ・シュロモ・カルリバッハの自作自演映像。イスラエルの歌手ですが、アシュケナジームの方ですから、ルーマニアのホラなどが血肉化して歌の中に入っています。クレズマー・ヴァイオリンの泣きの装飾と節に近いものが感じられるはずです。Moshe V'Aharonと言う曲は初めて聞くような気がしますが、アハヴォ・ラボ旋法の何とも熱い歌です。タイトル通り、旧約聖書の「モーセとアロン」を歌った曲でしょう。現代音楽を聞く方には、シェーンベルクのオペラで知られているエピソードだと思います。

Klezmer Fiddle "Krekhts" ornament with Jake Shulman-Ment.

Klezmer Fiddle: Using "Krekhts" with Jake Shulman-Ment

Alicia Svigals' Klezmer Fiddle Express

Shlomo Carlebach - Moshe V'Aharon LIVE Performance

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月29日 (日)

Maramures Jewish Tunes

金曜にはマラマロシュ(マラムレシュ)のユダヤ音楽についてちょっと書きましたが、Maramures Gypsyとyoutube検索したところ、ムジカーシュの「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」のテーマそのものの映像が出てきました。1曲目はこのアルバムの収録曲そのものです。金曜に書いた直後に見つかって非常に驚き、すぐにアップしたかったくらいでした(笑)
正確に言えば、そのアルバムを作るきっかけになったジプシー音楽家自身ではなく、兄弟か家族なのかも知れません。「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」の解説には、教わったジプシー老音楽家の名はGheorghe Covaci(ゲオルゲ・コヴァチと読むはず)と出ていましたが、youtubeの方はNicolae Covaci(ニコラエ・コヴァチ)となっています。彼は1921年生まれと言うことなので、2011年の収録当時、何と90歳という高齢のお爺ちゃんです。音は荒々しく、テクニックにも衰えは見えますが、この節回しは往時のユダヤ音楽家の手をそのまま写しているように思います。伴奏ヴァイオリンには、ディ・ナイェ・カペリエなどの現役クレズマー音楽家が登場しています。
今日はまた最近では特別に驚いた映像でした。

Maramures Jewish Tunes: Jake Shulman-Ment and Nicolae Covaci

Nicolae Covaci of Dragomiresti is the oldest living Maramures folk fiddler. Born in 1921, he has been playing dances since 1929. He is possibly the last of the Gypsy musicians in Maramures to have actually played with Jewish musicians in the years before the holocaust and maintains a wide repetoire of Jewish tunes as well as archaic Maramures fiddle styles. Here he plays a set of Jewish tunes with New York fiddler Jake Shulman-Ment, May 14, 2011.

Jewish tune from Maramureş

Jewish tune from Maramures played by Nicolae Covaci in Dragomireşti in Maramureş and Bob Cohen from Di Naye Kapelye

Jewish tune from Maramureş

Maramures Fiddle: Dragomiresti

Maramures Fiddling: Nicolae Covaci, Dragomiresti

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月 1日 (火)

ロメーニャ・ロメーニャ

今日は、27日に「糸弾きに続いて、ロメーニャ・ロメーニャ(ルーマニア・ルーマニア)の一節も聞こえます。ヴァイオリンでは分かりませんが、歌ではニャロメ・ニャロメと聞こえる曲です(笑)」と書いた曲です。
イディッシュ・ソングやクレズマーのアルバムで頻繁に耳にする曲で、ラウタルの快速曲調がぴったり来ます。ルーマニアの地図はベッサラビア(元ソ連の一部、現在はモルドヴァ共和国)やブコヴィナも含まれてますが、イディッシュ文化の栄えた往時のルーマニア(特にブカレストでしょう)の様子が髣髴とされる賑やかな曲です。70年代以降のリヴァイヴァル・クレズマーの中心的グループの一つ、Klezmer Constervatory Bandと、イディッシュ版ザ・ピーナッツのようなバリー・シスターズの演奏で。

Klezmer Constervatory Band - Rumania, Rumania

Barry Sisters - Rumania, Rumania

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

J.S.バッハ | New Wave-Indies | アイヌ | アメリカ | アラブ | アラブ・マグレブ | アルゼンチン | イギリス | イスラエル | イスラム教 | イタリア | イディッシュ | イラン地方音楽 | インディアン、インディオ | インド | インドネシア | インド音楽 | ウイグル | ウラル・アルタイ | エジプト | エチオピア | オペラ | オーストラリア | オーストリア | キリスト教 | ギリシア | クルド | クレズマー | ケルト | コンサート情報 | コーカサス (カフカス) | サハラ | シベリア | シャンソン | ジャズ | スイス | スペイン | スポーツ | スーダン | セファルディー | ゼアミdeワールド | チェロ | トルコ音楽 | ドイツ | ナイル・サハラ | ナツメロ | ニュース | ハシディック | ハンガリー | バルカン | バルト語派 | バロック | パキスタン | ビザンツ音楽 | フランス | フランス近代 | ブラジル | ペルシア音楽 | ペルシア音楽 トンバク | ユダヤ | ユダヤ音楽 | ルーマニア | レビュー | ロシア | ロシア・マイナー | ロマン派 | ヴァイオリン | 中南米 | 中国 | 中央アジア | 仏教 | 仏教音楽 | 北コーカサス(カフカス) | 北欧 | 南アジア | 南インド古典音楽 | 古楽 | 地中海 | 室内楽 | 弦楽合奏 | 弦楽四重奏 | 後期ロマン派 | 文化・芸術 | 新ウィーン楽派 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ | 東アフリカ | 東南アジア | 東方教会 | 東欧 | 歌謡曲・演歌 | 民謡 | 独墺 | 猫・犬 | 現代音楽 | 童謡、わらべうた | 純邦楽 | 西アフリカ | 西スラヴ | 韓国