東欧系ユダヤ音楽の52回目になります。今回は、「Aneinu! アネイヌー エルサレムのスィムハット・トーラーの祭でのハシディック音楽 Hasidic-Orthodox Music from the Festival of the Torah in Jerusalem」を取り上げます。ドイツのヴェルゴからの2008年のリリースで、前回のShalom Comrade! Yiddish Music in the Soviet Union 1928-1961と同じく、リタ・オッテンスとブレイヴ・オールド・ワールドの初代クラリネット奏者のジョエル・ルービンの編集です。407回目の放送でかけたKlezmer Music From Tel Avivと言う独Wergo盤のグループ、Sulamのリーダーでクラリネットの名手 Moshe“Moussa”Berlin (モシェ・ムッサ・バーリン)関連の音源でした。売り切れでしたが、今回の放送に間に合いました。ゼアミHPに書いているコメントをまず読み上げます。
しかし、ルスティヒ・ザインの名旋律をリヴァイヴァル・クレズマーで余り聞く機会がなかったのは何故なのか、考えてみれば不思議です。エイブ・シュヴァルツの音源から番組でかけた残り3曲の内、Mitzvoh Tantz, Mit Der Kalehについては解説もしていませんでした。花嫁とのミツヴォーの踊りですから、「花嫁との戒律の踊り」と訳せると思います。このタイトルは、フランソワ・リリエンフェルトのイスマッフ・モイシェを思い出します。この曲はグローバル・ヴィレッジのカセットで最初に聞いたと思いますが、あれはエイブ・シュヴァルツだったかどうか。Mazel Tov (Good Luck)は、残念ながら検索して出てくるのは別の曲のMazel Tov Mechutonimばかりでした。(以下放送原稿を再度)
続く3曲もこれまでに出て来ましたが、最初のTantz, Tantz, Yiddelachは、何度も登場した有名なハシディック・ニグンのルスティヒ・ザインの旋律です。Mazel Tov (Good Luck おめでとう)と言う曲は、In the Fiddler`s Houseのビデオの中でイツァーク・パールマンがクレズマー・コンサーヴァトリー・バンドと演奏していた「結婚式の踊り」の旋律です。
<10 Tantz, Tantz, Yiddelach (Dance On, Dance On) 3分11秒>
<12 Mitzvoh Tantz, Mit Der Kaleh (Mitsce-tants With the Bride) 3分13秒>
イスラエルのクレズマーのもう一枚は、SulamのKlezmer Music From Tel Avivと言う独Wergo盤です。リーダーはイスラエルを代表するクラリネットの名手 Moshe“Moussa”Berlin (モシェ・ムッサ・バーリン)とそのアンサンブルによる演奏です。スラムと言うのは、ヘブライ語で梯子を意味しますが、言うまでもなく創世記に出て来る「ヤコブの梯子」を指しています。
彼らの音源は、他にも同じヴェルゴから「Aneinu! アネイヌー エルサレムのスィムハット・トーラーの祭でのハシディック音楽」と言う盤が後で出ていましたが、こちらは好評だったもので、売り切れで資料が残っておりませんでした。言うまでもなくハシディック・ソングはクレズマー音楽の源泉ですから、クレズマー・ファンは必聴盤でした。
この盤から、1、2曲目のThe Lord Will Bless His People With Peace / Sammy's FreilakhとDobranoc / Skocnaを時間まで聞きながら今回はお別れです。フルートやヴァイオリンの上手さも特筆ものだと思います。Dobranocと言うのは、ロシア語などのスラヴ系の言葉で「おやすみ」の意味です。
"Sulam" Ensemble at the 11th klezmer meetings in Elqana Israel playing Bilvavi
Klezmer clarinetist Moussa Berlin plays Kale Bazetsn camera1
コマネチが1976年頃に床運動に使った曲、ルーマニア民謡のサニエ・ク・ズルガライを続けておかけしますが、英語圏でカバーされて有名になったJohhnie Is The Boy For Meの曲名で出ています。サニエ・ク・ズルガライについては、この曲を探して20年ほど経ってこの盤で初めて耳にした件を、ルーマニア音楽巡りの際にお話しました。
<6 Israel Zohar / Johhnie Is The Boy For Me 1分43秒>
極めて有名な「モンティのチャールダーシュ」もやっていますので、おかけしておきます。
<21 Israel Zohar / Chardash 4分36秒>
イスラエルのクレズマーのもう一枚は、SulamのKlezmer Music From Tel Avivと言う独Wergo盤です。リーダーはイスラエルを代表するクラリネットの名手 Moshe“Moussa”Berlin (モシェ・ムッサ・バーリン)とそのアンサンブルによる演奏です。スラムと言うのは、ヘブライ語で梯子を意味しますが、言うまでもなく創世記に出て来る「ヤコブの梯子」を指しています。
彼らの音源は、他にも同じヴェルゴから「Aneinu! アネイヌー エルサレムのスィムハット・トーラーの祭でのハシディック音楽」と言う盤が後で出ていましたが、こちらは好評だったもので、売り切れで資料が残っておりませんでした。言うまでもなくハシディック・ソングはクレズマー音楽の源泉ですから、クレズマー・ファンは必聴盤でした。
この盤から、1、2曲目のThe Lord Will Bless His People With Peace / Sammy's FreilakhとDobranoc / Skocnaを時間まで聞きながら今回はお別れです。フルートやヴァイオリンの上手さも特筆ものだと思います。Dobranocと言うのは、ロシア語などのスラヴ系の言葉で「おやすみ」の意味です。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<1 The Lord Will Bless His People With Peace / Sammy's Freilakh 6分38秒>
<2 Dobranoc / Skocna 5分59秒>
最近のコメント