仏教

2013年8月21日 (水)

L'envol du Bouddhisme au contact de la pensée grecque

今日の長い一本はフランス語の番組ですが、古代のガンダーラにおいてギリシア思想と触れた仏教の姿を多方面から検証しているようです。後半では仏教とゾロアスター教の出会いについても出てきているようです。何年か前のお盆の時に、お盆の正式名称「盂蘭盆」が古代イラン語のurvan(霊魂)からきているらしい点について書きましたが、この辺りが二つの宗教の接触の舞台だったのでしょう。大変に興味深い50分近くの番組です。
古代のガンダーラに近いと思われるヒンドゥークシュに住むカラシャ族は、アレクサンダー大王の帝国以来の古代ギリシア人の末裔と言われますが、音源がPLAYA SOUNDから出ていました。

Gandhâra - L'envol du Bouddhisme au contact de la pensée grecque (Afghanistan, Pakistan)

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2013年8月20日 (火)

ガンダーラ美術

シタール演奏をバックにガンダーラの美術を鑑賞できる映像がありました。これらを見ていると、仏像とギリシア的な彫刻と、その他よく分らない異教的な?彫刻まで、実に様々なことがよく分ります。この混沌とした中で「仏像」と言う概念が生まれたことを思うと感慨深い限りです。インド・グリーク朝という、そのものずばりのような王朝も存在したことは、恥ずかしながら今日初めて知った次第で。 ウィキペディアに以下のように出ていました。
ガンダーラ美術は、ギリシャ、シリア、ペルシャ、インドの様々な美術様式を取り入れた仏教美術として有名である。開始時期はパルティア治世の紀元前50年-紀元75年とされ、クシャーナ朝治世の1世紀~5世紀にその隆盛を極めた。インドで生まれた仏教は当初、仏陀そのものの偶像を崇拝することを否定していたが、この地でギリシャ文明と出会い、仏像を初めて生み出した。また大乗仏教も生まれた。「兜跋(とばつ)毘沙門天像」という頭に鳳凰のついた冠をかぶった像が存在し、毘沙門天の起源がギリシア神話のヘルメース(ローマのメルクリウス)であるという説がある。5世紀にはこの地にエフタルが侵入し、その繁栄は終わりを告げた。

Gandhara Civilization (some glimpses from Pakistan)

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2013年8月19日 (月)

ギリシアの仏教

お盆期間中、結局アップできたのは14日のみでした。その時に「ギリシアの仏教」なる動画を見つけていましたが、まだ詳細には見れておりません。でも内容的に非常に興味深いので、取りあえず上げておきます。ギリシアに仏教が西進したのかと思ってしまったりしますが、3世紀頃のバビロニア(当時はササン朝ペルシア)に興ったマニ教がグノーシス主義、キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教、仏教の混合宗教だったことを思うと、あながち的外れではないかも知れません。
あるいは、古代王国ガンダーラ(現在のアフガニスタン東部からパキスタン北西部辺り)の仏像でギリシア彫刻の影響が見られたのは、古代ヘレニズム文化の中央アジアまでの拡大があったからだと思いますが、中央アジアまでギリシア文化圏であったと考えれば、今日のタイトルも納得が行きそうです。

Greek Buddhism Pt. 1 of 4

Greek Buddhism Pt. 2 of 4

Greek Buddhism Pt. 3 of 4

Greek Buddhism Pt. 4 of 4

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2013年8月14日 (水)

ブッダガヤ

お盆真っ只中の今日は、「仏教」の誕生した地、北インド・ビハール州のブッダガヤ関連の映像を上げておきます。ガウタマ・シッダールタ(釈迦)が悟りの境地に至った、仏教では最高の聖地とされるブッダガヤの仏像と音楽祭の模様です。
釈迦族が何人だったかについては、インド・アーリア系説初め、色々な説(ドラヴィダやチベット・ビルマ系なども)があるようですが、はっきり分っていないようです。ガンダーラの方のアーリア的で端整な仏像と違って、ブッダガヤのこの大仏はアジア的で柔和な表情がとても印象的です。
カビール・フェスティヴァルという名前、アラビア語で取れば「大きな音楽祭」の意味になりますが、ブッダガヤですから、おそらく他の意味なのでしょう。出演者の中にはベンガルのバウルらしき人も見えます。

Buddha Statue Bodh Gaya Bihar

KABIR FESTIVAL- 2013_ Bodh Gaya, Bihar

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2011年8月24日 (水)

urvan→盂蘭盆

お盆の正式名称「盂蘭盆」は、サンスクリットの「ウランバナ」から来ていることは比較的知られていると思いますが、そのまたルーツは、と言うと古代イランの言葉で「霊魂」を意味する「ウルヴァン」(urvan)が語源だとする説が有力になっているようです。一方、何年か前にTVでソグドの遺跡を取材した番組で出演されていた加藤九祚教授は、ソグド語には「お盆」のルーツに当たる「ウルヴァン」という言葉がある、とクイズの答えとしておっしゃってました。ソグドもイラン系ですから、古代から中世まで中央アジアのイラン系民族の間で使われていたのでしょうか。古代イランのゾロアスター教(拝火教)の文化が仏教に及ぼした影響というのは、勿論これだけではないようです。西のユダヤ教やキリスト教への影響も見逃せないもので、旧・新約聖書の中に表れています。(ここでは触れませんが)
そんな東西の繋がりを遠く感じながら、お盆の大文字焼きなどの送り火や、おわらでの提灯?などを眺めると、確かにしっくりとイメージがわいてきます。例の徳島のドキュメンタリーに出てきた阿波踊りのルーツ、津田の盆(ぼに)踊りでは、確か迎え火が焚かれていました。「おとう、もんといでよ~」と海に向かって叫んでいました。南国徳島でのストレートな愛惜の表現に対して、実に奥ゆかしいというか、リズミカルではないけれど、おわらのストイックなまでの様式美も凄いなと思います。

2009おわら風の盆(深夜の町流し)

おわら風の盆 午前2時

おわら風の盆 午前5時

夜明けの「おわら」

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2010年4月13日 (火)

大般若転読会

一昨日アップしていませんでしたが、延命寺での花祭りの際には、必ず大般若転読会(だいはんにゃてんどくえ)が最初に演じられていました。「演じられる」という表現は、こういう仏教儀礼の場合当てはまらないように思いますが。僧侶たちが大音声を上げてお経を蛇腹のように繰り、バンッと机に叩きつけるようにする姿は、大変にインパクトがあります。録音物では以前フランスのユネスコから真言宗豊山派の人間国宝、故・青木融光大僧正を中心に行われた72年ドイツ、ボンでのライヴ・レコーディングがありました。この録音は70年代のLPの頃から知っていましたが、仏教関係のお客様の話では、今ではお目にかかれないような素晴らしいものだそうです。ユネスコ(Auvidis Unesco)にはそういう世界遺産音源が色々あったと思いますが、今では活動停止してしまっているようで、残念な限りです。

大般若転読護摩大法会ちょこっと。(高野山東京別院)

大般若祈祷法

大般若波羅蜜多経転読会

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2010年4月11日 (日)

花祭り

中東巡りの最中に突然ですが、4月8日は花祭りでしたので、関連の映像を調べてみました。花祭り、とは言っても南米フォルクローレ名曲とは全く別です。花祭りの正式名称は灌仏会(かんぶつえ)と言って、釈迦の誕生を祝う仏教行事です。
youtubeに浦和市本太にある延命寺(天台宗)本殿での花祭りの模様(おそらく2009年のステージ)がアップされています。実は関東にいた頃は、延命寺の住職のKさんから毎年呼ばれて、出店を出させて頂いていました。97年~05年までだったと思います。伊予に帰ってからもお知らせいただいていますが、さすがに伊予から武蔵の国は余りに遠くて、果たせていません。今年は、今日4/11に延命寺の花祭りが催されたようです。ほとんど常連だった女性天台聲明家のSさんは、去年今年と不参加のようです。
今日の映像で見ると、向かって右側の隅の方にいつも出店を出していました。持っていったのは大体南北インド音楽関連と聲明関係のみ。個性的な出演者の皆さんの熱演、甘茶の味、大体いつも満開だった桜、終了後の打ち上げの盛り上がり等々、楽しい思い出が一杯です。またいつか参加したいものです。

延命寺 花祭りにてEXOTIC雅楽のライブ(1)

延命寺 花祭りにてEXOTIC雅楽のライブ(2)

延命寺 花祭りにてEXOTIC雅楽のライブ(3)

延命寺 花祭りにてEXOTIC雅楽のライブ(4)


  野火杏子(インド)
  佐草夏美 (ジャワ)
篳篥 中村仁美
   笙 高原聡子
サックス 坂田明
打楽器 仙波清彦
口琴、トゥヴァの倍音唱法ホーメイ  巻上公一 
ムリダンガム 森山繁

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