バルカン

2014年2月21日 (金)

クロアチア民族舞踊団 LADO

昨日は招待券を頂いていたクロアチア国立ラド民族音楽舞踊団の高松公演に行っていたので、ブログはお休みしましたm(_ _)m 高松のフォークダンス・サークルの方々がお客さんのほとんどだったようですが、非常に楽しいコンサートでした。全く予備知識なしで行きましたが、その演奏の達者なことと、歌声の見事さ(チベット聲明のような低音もあり)、カラフルな衣装の舞踊とステージも目を見張るものがありました。
ホラ、ホロ、オロ(国によって呼び方は様々)に代表されるバルカン系フォークダンスの楽しさは勿論ですが、特に周辺国の音楽の影響?が色々と垣間見えたのが興味深かったです。ハンガリーの民謡、ブルガリアン・ヴォイス、ダルマチアのクラパ歌謡(少しイタリア~地 中海的)、クレタ島のリラ、ギリシアのブズーキなどに似た音楽が紙芝居のように次々聞こえてきました。スラヴらしい深淵を覗かせる無伴奏の合唱も絶品でした。(クロアチア語はスラヴ系なので、ロシア語から類推のきく語彙が結構あります) クロアチアが音楽文化の十字路でもあるから色々な要素が元々入っているのか、ラドの皆さんがクロアチア各地の多様な音楽を演奏できるからなのか、どちらなのでしょうか。
クロアチアの音源と言えば、心当たりのあるのはイギリスのARCからの何枚かで、このレーベルは現地盤のライセンス・リリースが多いのですが、どうやらラドの音源は出ていないようです。会場ではクロアチア盤のCDとDVDが並んでいたので、すかさずゲットして帰りました。
一本目は、昨日のプログラムと同じ1曲目、2曲目の順に出てきます。2曲目は何とも摩訶不思議なダブルリードのデュオでした。

LADO Ensemble - Croatian Folk Dance at 62nd Dubrovnik Festival

Ansambl Lado,narodni plesovi i pjesme Hrvatske, I

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2011年11月20日 (日)

Caci Vorba

ぐっと戻りまして、今日はポーランド。カシューブ~グダニスク(ダンツィヒ)やシュワジェベチカなどの話で終わっていましたが、最近注目のグループが幾つかありますので、2,3取り上げてみます。まずは、チャチー・ヴォルバから。
ドイツのレーベルOriente Musikからの2枚は、かなり興味深く聞きました。ポーランドだけでなく、広く東欧~バルカンのジプシー音楽を取り上げているという印象ですが、若手らしからぬ?筋金入りの内容に驚きました。東欧からはまだまだ注目のアーティストが出てくるなという印象を強くしました。Oriente Musikは、これまでにもルーマニアのマリア・タナセを数枚、クレタ音楽、クレズマー関係など、注目作を色々出してきた個性的なレーベルです。

Caci Vorba

Caci Vorba - Batuta

CACI VORBA koncert Wrocław klub ŁYKEND 20110224

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2010年12月26日 (日)

Makám és Kolinda

クリスマスは終わりましたが、例のコリンダというバンドについても少し見ておきます。こちらのコリンダは、マカーム・エーシュ・コリンダとも呼ばれます。ハンガリー等のトラッドな楽器を使っていますが、プログレッシブロックを思わせる音楽性で、民族音楽の要素はフラグメント的に使われている位の曲も多いように思います。ハンガリーだけでなくバルカン~東地中海音楽を指向しているような曲もよく耳にします。
コリンダは、80年代に一部トラッドファンの間で話題になっていて、民族音楽雑誌パオ(Pao)で記事を見かけたような記憶が薄っすらとあります。グループ名にアラブの旋法をストレートに連想させる「マカーム」という言葉が入っている所が興味深いと思っていましたが、関係はあるのでしょうか。ハンガリー語での同音異義語でしょうか。

Kolinda - Tételek: Ha folyóvíz volnék - Altató - Én vacogok már

Kolinda - Bolgár kitérő

Makám és Kolinda - Úton 2

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2010年12月19日 (日)

Kekec チルドレン・ソング

今日はスロヴェニアの後追い情報になりますが、面白い映像を見つけたので、そちらを上げておきます。Kekecというのはこちらによると、スロヴェニアの国民的英雄で、実はゲイで等々とありますが、パロディサイトですから誇張(あるいは歪曲)されているでしょう(笑) ドイツ風な音楽とスラヴ語の言葉の響き、ディナルとアルプスが交差する土地特有の絶景、ノッポさんのような(あるいはスナフキン)少年の服装など、不思議この上ないです。スロヴェニア版トム・ソーヤのような存在でしょうか。

KEKEC - Kekčeva pesem

KEKEC - Dobra volja je najbolja

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2010年12月17日 (金)

南と西のスラヴ

今日で一応スロヴェニア・シリーズを終えようと思います。3ヶ月近く続いた旧ユーゴの音楽巡りもひとまずピリオドです。最後にふさわしい爽やかなスロヴェニアの音楽で。しかし、オリエンタルなマケドニアの音楽とは全く異なりますね(笑) 一つの国だったとは信じられません。
次回からはハンガリーへ。このブログの始まりもハンガリーでしたから、2巡目になります。今度はもっとディテールにこだわって行きたいと思います。

Die Jungen Original Oberkrainer - Slavko Avsenik Medley

やっぱりチロルに近い印象を覚えます。アコーディオンがメインですが、左のギターに注目。こんなギターの使い方もあるんですね。

Beautiful Slovenia

Na Planincah, and Polster Tanc (slovenian folk songs)

Czech folk song

いずれ廻りますが、西スラヴの代表チェコの民族音楽を一本比較で上げておきます。スロヴェニアからはオーストリアを挟んで北に位置します。アルペンな感じのスロヴェニアの音楽とはまるで趣が違います。ドイツ語圏の影響が強いスロヴェニアに対して、哀愁に満ちたあのモルダウを書いたスメタナを生んだ国ということを思い起こさせます。

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2010年12月16日 (木)

レジアの踊りとフィドル

寒波到来です。伊予でも現在気温が1度。ストーブの真ん前にいても暖まらず、寒すぎて腰掛けたいくらいです(笑) 今日もレジアの映像ですが、フォークダンスとフィドル奏法について少し分かるものがありました。言葉や歌はスラヴ的ですが、踊りや基本的な楽器については、やはりイタリア寄りかな、と思います。
余りに寒いし、時間もないので、本日は短文にて失礼します。

Folklorna skupina Emona - Rezija (35 obletnica 2002)

Etno Histria '08 - Little Promo Concert @ Škocjan, Aug 6

Resian folk song 5

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2010年12月15日 (水)

レジア渓谷の音楽

イタリア内スラヴの地、レジア渓谷の音楽、色々見つかりました。イタリア北東部のフリウリ・ジュリア地方になるのだろうと思いますが、レジア渓谷にはスラヴ系のスロヴェニア人が住んでいて、豊かな民族文化を残していました。女性の叫ぶような交唱、チティラ(ヴァイオリン)とブンクラ(3弦のチェロ)の組み合わせ(例のジョン・ゾーンのレーベル、DIWからの「レジア・ヴァレイ・ミュージック~スマルナミーザ」にも入っていました)など、驚きの映像の連続です。イタリアの地域別音源と言えば、アメリカの民族音楽学者アラン・ローマックスのシリーズが余りに有名で、フリウリ・ジュリアもあったと思いますので、よく探すとレジアの音楽も入っていたかも。場所的にはアルプスに近いのですが、レジアはやはり直でスラヴに繋がる部分を強く感じます。

Slovenski Ljudski Plesi, Rezija (part one), RTV Ljubljana 1988

ナレーションはスロヴェニア語だと思います。ロシア語に似ています。1988年に出たビデオからの映像とのこと。

Slovenski Ljudski Plesi, Rezija (part two), RTV Ljubljana 1988

Resian folk song 1

-rezijanska svatbena pesem- very very ancient and very hard to get; Resian wedding song, from resia valley old original recording. on the extreme western border of the slavic world high in the julian alps, in opposite to other places of the alps where slovenes live, resia valley has been cut from the outter world for centuries thats why it maintains its orthodox authentic slavic character.
if the Resians are Slovenians is left to the debate we certinly got same ancestors, but today our cultures are very diffrent. Officialy they are recognized as slovenian minority in italy but few of them fell Slovenian, they rather advocate Resia being a separate slavic micronation on its own.

Resian folk song 2

アニメも独特

Resian folk song 3

景色だけでなく、町並みや建物も美しいです。

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2010年12月14日 (火)

アルプス風?

スロヴェニアのアルプス風な音楽を拾ってみました。言われなければアルプスのドイツ語圏の音楽と違いが分からないように思います。長閑でなかなか良い感じです。
一方この国にはタンブリツァやツィンバロムを使った音楽もあるそうです。アルプスとは別のクロアチア、ハンガリー寄りの音楽ということになります。この狭い国土にそれらが同居しているというのは信じられない程。それらはまた見つかったらと言うことで。

Pouštrtanc / Polstertanz / Pillow dance - Slovenian folk dance

Trio Pogladič - Nikoli ne pozabi

Slovenian Buckeye Society - Slovenec Sem, Urška, En Hribček

こういうコーラスでは、スラヴのポリフォニックな伝統とチロル風の部分がせめぎあっているようにも聞こえます。

Cortina: valzer

キーワードに例のイタリア東部のレジアを入れて出てきた映像。違っていたらごめんなさい。明日もう少しレジアについては調べる予定です。

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2010年12月13日 (月)

Elfie Mayerhofer

今日の映像は戦前のオーストリアかドイツの映画だと思いますが、中でスロヴェニア語とロシア語の歌が登場します。スロヴェニアの音源というとDIWからイタリア側のレジア谷の音源なども出ていましたが、イタリアよりはオーストリアとの国境線が長いし、広くドイツ文化圏に入っていた時期も長かったと思います。ドイツ周辺のスラヴ系少数民族に、「ブリキの太鼓」の舞台のカシューブや旧東独南部のソルブがいますが、彼らもドイツ文化との関係を抜きに語れないと思います。それぞれまた取り上げるとして、今日の所はスロヴェニアとドイツ語圏の絡み合いというのも面白い探りどころと思った次第です。

Elfie Mayerhofer - Elfriede Datzig in Hotel Sacher 1939

ELFIE MAYERHOFER SINGS: A Slovenian Folk Song. (Elfirde Datzig & Walter Szurovy,Wolf Albach-Retty,Sybille Schmitz,Rosa Albach-Retty) and with a Russian Song.\Music by Willy Schmidt-Gentner

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2010年12月12日 (日)

スロヴェニアの民族音楽

旧ユーゴの一番北に位置し、南のディナル・アルプスではなく、西のアルプス山系に繋がる国土を持つスロヴェニアは、イタリアやオーストリアとの関係が深かった所。スラヴ系なのに西欧寄りで、おそらく旧ユーゴ内で最もイメージし難い国かも知れません。音楽もチロル風など、西欧的な印象が強いのに、言葉がスラヴ系というのが面白いです。

ISIA世界スキー教師選手権スロベニア歌う人

チロル風な歌を歌っているのはスロヴェニアのスキー選手。そう言えば、スキー選手にスロヴェニア人は多かったように思います。アルプス情緒満点の歌です(笑)

Ans. Rudija Bardorferja - Starka Zima/Zimska

One of the "forgotten" legends of Slovenian folk music Rudi Bardorfer with pevski kvartet Zvoncek.

Terezinka

オコラのスロヴェニアでもディアトニック・ボタン・アコーディオンがジャケットを飾っていました。An old Slovenian Folk tune, and one of my favorites. Played on a Zupan CFB flat 3 row diatonic button box.

Katice - DeKata - Vlahi

がらっと変わって、こちらはスラヴの伝統を強く感じさせる女声合唱。こんな音楽が小さい国土に同居しているのが面白いです。一つ気になるのは、タイトルにVlahiとあるので、もしかしたら旧ユーゴ内にも散在するロマンス語系少数民族の伝承かも知れません。

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