プリトュリ・セ・プラニナタ(母の愛は何にもまして強い)
「ブルガリアン・ポリフォニー1」の2曲目に入っていたプリトュリ・セ・プラニナタ(山が散りばめられた?)は、独唱やモダンなアレンジを施した歌唱など、色々ありました。この曲と次のピレンツェ・ペエがこの盤のベストだと思いますが、少し見た限りではほとんどが伝統的な女性合唱のみだったピレンツェ・ペエとはその点違っているようです。「憂鬱な時があっても、ほんの小さな幸せを見逃さないようにと小鳥が教えてくれた」と歌うピレンツェ・ペエと、「母の愛は何にもまして強い」と歌うトラキア地方のプリトュリ・セ・プラニナタ。どちらも心に沁み入る歌と言う点では同じですが、前者が複雑なバルカン的楽曲なのに対し、後者は編曲しやすい旋律ということでしょうか。
この曲についてロシア語のみウィキペディアがありました。要約すると、「ステフカ・サボティノワの歌唱の後、20世紀半ばに人気を博したブルガリアの民謡で、彼女は西部トラキアの祖母からこの歌を学びましたが、彼女自身は幼少期を平野で過ごし、以前は山を見たことがありませんでした。曲はフィリップ・クーテフがアレンジ。スイスのプロデューサー、マルセル・セリエは、ステフカ・サボティノワの歌に満足し、ブルガリアの民謡を収録したアルバムをリリースすることを決定。1975年に彼はジャック・アノアによる現代的なアレンジのプリトゥリ・セ・プラニナタを含むアルバム「ブルガリアの声の神秘」をリリース。これにより、この曲とStefkaSabotinovaは世界的に有名になりました。」とありました。1本目はStefka Sabotinovaのオリジナル歌唱にリズムを被せているのでしょうか。
Stefka Sabotinova - Prituri se planinata (HD) + lyrics / текст
Prituri Se Planinata by Stellamara (original)
Ку-Ку Бенд - Притури са планината / Ku-Ku band - Prituri sa planinata
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