亀田千巖と祖父江省念の節談説教
「お盆と正月」の間はブログアップも飛び飛びになると思いますが、何と亀田千巖師の節談説教がありましたので上げておきます。今週はこれがラストかと思います。ハナシがいつしかフシに、フシがハナシに変わる語り芸の凄さを、これほど感じた節談はありません。亀田千巖師の音源は「日本の放浪芸(7CD)~小沢昭一が訪ねた道の芸・街の芸」の3枚目に少しだけ入っていました。国書刊行会から2015年にこの5枚組CDブックが出ていたようで、ゲットできず残念この上なしです。2本目は「また又日本の放浪芸=節談説教(6CD)~小沢昭一が訪ねた旅僧たちの説法」のジャケットに出ていた祖父江省念師の説教です。この人の声を聴くと「節談説教は話芸の源流で、講談、落語、浪曲などの母体」と言うのがリアルに感じられます。YouTubeを見ると若手の節談が続々と出て来ているようですが、このお二人の古老のような味わいが出るのはまだまだ先ではと思いました。
亀田千巖説教集 第4巻第1席 堕ちるところがない
祖父江省念 節談説教「報恩の行」ダイジェスト
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